著者
福田 秀敬 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.883, pp.224-226, 2004-09-27

デジタル家電市場をめぐり,世界レベルでの企業間競争が激しさを増している。規模を追求すべく,日本の産業界も企業間提携が相次いでいる。その好例が,液晶パネルの製造を目的とした日立製作所,東芝,松下電器産業の合弁会社設立である。適切な企業間提携が日本を強くするという持論を唱える経済産業省の福田秀敬氏が日本企業への期待を語る。
出版者
日経BP
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1213, pp.26-33, 2020-03

巨大な「MaaS(Mobility as a Service)」プラットフォームを中核に、日常生活を支える企業になる─。そんな野望を胸に秘めるUberは自動車のライドシェアサービス「UberX」を皮切りに、電動自転車や電動キックボードのシェアサービス、公共交通の乗り換え案内機能…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.784, pp.33-36, 2000-12-04

ソニーとホンダは,2000年11月に相次いで2足歩行の人間型ロボットを披露した。家庭内での利用を見込み,大幅な小型・軽量化を図った。それぞれエンターテインメントとお手伝いという異なる用途を想定する。 全高120cmの人間型ロボットが華麗なダンス・ステップを踏むと,普段,めったなことでは手をたたかない報道陣から一斉に拍手が沸き起こった——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1186, pp.30-35, 2017-12

2020年ごろを境にして、急速に進むとされる自動車の電動化。それに伴い、電動車両の「走る」「曲がる」「止まる」といった足回りの性能やコストを左右する駆動システムも急成長する見込みだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1006, pp.28-39, 2009-06-15

他社にマネできない機能を盛り込んだ,商品のイノベーションによって数年間,競争優位を保つ。こうした技術者の夢の実現は今,容易ではない。ノート・パソコン,カーナビ,プリンターの例を見るまでもなく,日本メーカーが放つ多くの商品が,東アジアのメーカーに魅力を削り取られ,収益性を失っている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.840, pp.163-167, 2003-02-03

先月に引き続き,今回もLAN関連の技術について解説する。前回はTCP/IPのパケットについて解説した。今回はIP通信を支えるIPアドレス自体のしくみや実際にIPパケットを相手まで送り届けるルーターの役割や動作原理をみていこう。 IP通信を学ぶにはIPアドレスを理解しないことには始まらない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1012, pp.43-47, 2009-09-07

視覚的なARは,視界中の特定の映像に,それに関連する情報を重畳して表示する技術である。例えば,街中で見掛けるビルや店頭の製品,新聞や雑誌といった印刷物など,あらゆるものから会社名や商品の追加説明,プロモーション映像などが飛び出すようなサービスを構築できる注1)。ARの中でも,視覚に関するサービスは最も多く登場しそうだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1115, pp.36-41, 2013-08-19

レースドライバー「モンスター田嶋」は、米国シリコンバレー周辺の街で大歓迎を受けていた。2013年6月末に同国コロラド州で開催された「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の電気自動車(EV)部門。「雲へ向かうレース」と呼ばれる自動車レ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.741, pp.108-116, 1999-04-19

「史上最大の大型合併」と騒がれて誕生したばかりのDaimlerChrysler社が,1998年11月に最上級車「Sクラス」を発売した。言わずと知れた同社のフラッグシップ・カーである。 外観はこれまでと同じく威風堂々。ただし,その内部には他の自動車メーカや自動車機器メーカが注目する,ある技術がさりげなく組み込まれていた。
著者
勝本 徹 内田 泰 東 将大
出版者
日経BP
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1231, pp.69-73, 2021-09

─エレクトロニクスのみならず、ゲームやエンタメ、金融事業などを手掛けるソニーGの事業戦略は従来の電機メーカーと大きく異なってきているように思いますが、CTOの役割についてどう捉えていますか。 この10年で、大きく変化したと感じています。今の時代のCTO…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1085, pp.19-22, 2012-06-25

大分県と宮崎県が共同で掲げる「東九州メディカルバレー構想」。新たな医療関連産業の創出に向けた象徴的なモデルとして、にわかに注目を集め始めている。構想が立ち上がれば、エレクトロニクス企業への波及効果も決して少なくない。血液・血管関連に強み 東九州メディカルバレー構想は、医療産業を東九州地域に集積させることを目指すもの。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.972, pp.127-130, 2008-02-25

「アニメとかマンガ好きなの? じゃあ,この人を知ってますか?」「もちろん。とっても有名な声優さんですよね」──。 雪の札幌。クリプトン・フューチャー・メディア(以下,クリプトン社)の入社面接に現れた若い女性に,同社 代表取締役の伊藤博之は手にした雑誌の写真を指さしながら聞いていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.953, pp.101-103, 2007-06-04

米国最高裁判所が2007年4月に下した判決が波紋を呼んでいる。これまで20年以上特許の有効性の判断に使ってきた基準を否定したからである。従来と比べて特許の効力を弱める方向に働きそうだ。
著者
Le Dan Spanjer Esther 舘 健治
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1023, pp.69-75, 2010-02-08

図1 低コストで信頼性の高いSSDを実現主にコントローラLSIで独自の性能・信頼性向上技術を施すことにより,2ビット/セルなどの低価格な多値(MLC)NANDフラッシュ・メモリを用いて,データ・センターやサーバー機など向けのSSDを実現できるようにした。* ソルナックはSMART Modular Technologies社の国内代理店の一つである。
著者
進藤智則
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.924, pp.88-97, 2006-04-24
被引用文献数
1

多量の製品を矢継ぎ早に投入していくマシンガン体制の構築では,ソフトウエアの戦略的な再利用がカギを握る。それは単なるソース・コードの流用ではない。モデルや検証環境など開発サイクルにおけるさまざまな成果物を組織的に活用する体系的な再利用を行ってこそ,その真価を発揮できるからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1084, pp.78-81, 2012-06-11

1996年の「日米半導体協定」の終結交渉において、産業界のリーダーを務めた"ミスター半導体"こと牧本次生氏。同氏はその後、還暦をすぎた2000年に、約40年間務めた日立製作所からソニーへの電撃移籍を果たす。互いにライバル関係にある、日本を代表する大手電機メーカー2社でそれぞれ専務を務めるという稀有な経験を、同氏が今、振り返る。
著者
加藤 良文 中道 理 東 将大
出版者
日経BP
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1215, pp.77-80, 2020-05

トヨタ自動車とデンソーが、車載半導体を開発する新会社「ミライズテクノロジーズ」を2020年4月1日に共同で設立した。社長には、デンソーで長らく技術開発に携わってきた加藤良文氏が就任する。新会社設立の狙いは何か、具体的にどんな取り組みを進めるのか、加…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.846, pp.65-74, 2003-04-28

このところの普及が目覚ましい無線LAN(IEEE802.11)。次世代の規格では,100Mビット/秒を超える高速通信を実現する。オフィスでは有線のLAN(Ethernet)と肩を並べ,ホット・スポットや家庭では,主役の座を確かなものにする。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.780, pp.159-164, 2000-10-09
被引用文献数
1

富士写真フイルムのディジカメ開発物語は最終回。発売を3カ月後に控え,設計部は開発の追い込み作業に入っていた。ソフトウエア・グループが不具合の解消に四苦八苦している一方で,ひたすら基板と格闘している技術者。彼には画像に表れるノイズを一刻も早く除去するという使命があった。「さあ最後だ。電源回路はだれにする?」 1997年春のことである。
著者
Frenzel Louis E.
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.799, pp.180-192, 2001-07-02

人気映画「トップガン」のTom Cruiseは,「おれはスピード狂だ。もっとスピードが出るヤツをくれ!」と叫んだ。もしあなたが,マッハ2の世界を彼と共有したいなら,SONET(synchronous optical network)とEthernetの物理層(PHY)インタフェースの世界で生まれた新技術が願いをかなえてくれるだろう。