著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.710, pp.139-143, 2013-11

この「NANO-FALCON」(以下、ナノファルコン)は、バンダイナムコグループのシー・シー・ピー(本社東京)が2013年6月8日に発売した赤外線コントロールのトイラジコン。全長65mmと手に載るサイズで、価格は4480円(希望小売価格、税別)とトイラジコンの中でも割安…
著者
高野敦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.604, pp.91-96, 2005-01
被引用文献数
1

昨日までは安全だったはずのフロントハブが一転して強度不足に—。2004年11月,三菱ふそうトラック・バス(本社東京)は新しく策定したハブの安全基準を発表した。この新基準では,これまで安全と判断していた「F型」フロントハブが一部の車種で強度不足となり,同社は該当する約1万9500台の大型車を同年12月にリコールした*1。 ハブとは,車軸とホイールを連結するための部品。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.762, pp.67-70, 2018-03

報告書では、「側ばり内部の補強板(横リブ)溶接部に溶接欠陥があった可能性が考えられる」としながらも、亀裂破面の損傷などによって破面観察による詳細な評価ができなかったことから、「特定には至らなかった」と結論付けている。 ただし、亀裂破面を観…
著者
甘利 明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.634, pp.4-6, 2007-07

あまり あきら 1972年3月慶応義塾大学法学部政治学科卒業,同年4月ソニー入社。1974年9月甘利正氏(後に衆議院議員)秘書。1983年12月衆議院議員に初当選,以後8期連続当選。1989年6月通商産業政務次官(宇野内閣),同年8月通商産業政務次官(海部内閣),1998年7月労働大臣(小渕内閣),2004年9月衆議院予算委員長などを歴任。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.606, pp.74-77, 2005-03

ソニーが異例の会見を開いた。2004年度第3四半期の連結決算発表を直前に控えた2005年1月20日,2004年度通期(2005年3月期)の業績見通しに対する修正を発表したのだ。その内容は,売上高を1500億円,営業利益を500億円も下方修正するというものだった*1。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.601, pp.107-112, 2004-10

有機ELディスプレイが自動車の計器盤に進出する。近い将来,液晶やPDPを押しのけてディスプレイの主役に躍り出る可能性があるといわれる有機EL。期待が大きい割には今まで携帯電話機の子画面,自動車でもメインの計器盤でなくカーナビ程度の用途しかなかった。自動車に有機ELを使うとどんな利点があるのか,どう使いこなすのか—計器盤メーカーの取り組みを紹介する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.729, pp.24-26, 2015-06

ゴールデンウィーク直前の2015年4月下旬、赤と白のツートンカラーの真新しい小さなジェット機が初めて羽田空港に着陸した。ホンダが開発した小型ビジネスジェット機の「HondaJet(ホンダジェット)」だ(図1)。 1962年に、ホンダ創業者の本田宗一郎氏が国産軽飛…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.743, pp.20-23, 2016-08

米Tesla Motors社(以下、Tesla社)の電気自動車(EV)「Model S」のドライバーが自動運転機能(現時点では運転支援システム)「Autopilot」を使って高速道路を走行中に死亡する事故が起きた(図1)。 事故が起きたのは2016年5月7日。米フロリダ州の道路を走行中のMo…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.621, pp.66-68, 2006-06

西宮冷蔵(兵庫県西宮市)社長の水谷洋一氏。雪印食品 *1の牛肉産地偽装を気付いた当初は「告発するつもりなどなかった」という。逆に,得意先の雪印食品をかばおうとしたくらいだ。それが,あることをきっかけに水谷氏の胸の内に私憤が芽生え,義憤そして内部告発へと発展していく。一連の事の起こりは2001年10月31日の水曜日だった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.663, pp.128-130, 2009-12

消火器の事故が相次いでいる。2009年9月15日,大阪市の駐車場で,破裂した消火器が小学4年生の男児を直撃し,一時意識不明の重体に陥った(図1)。翌16日には,福岡県行橋市で民家の納屋に置いてあった消火器が破裂し,男性が軽傷を負った。総務省消防庁によると,1999年以降,この種の消火器の事故は上述のケースを含めて12件発生し,2人が死亡した。
著者
横田 悦二郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.716, pp.120-124, 2014-05

10億ベトナムドンは日本円で約500万円程度である。筆者は「少し安いかな。でもベトナムではそんなものか」と感じた。しかしよく聞いてみると、単位はベトナムドンではなく日本円だと言う。何と10億円だというのだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.645, pp.52-59, 2008-06

「彼らにできたのに我々にできないはずがない」。日産自動車社長のCarlos Ghosn(カルロス・ゴーン)氏がこう対抗心をあらわにしたもの,それはインドTata Motors社が発表した超低価格車「Nano」だ(図1)*1。真っ向勝負を挑む日産 2008年1月にインド・ニューデリーで開催されたモーターショー「AUTO EXPO 2008」で初公開されたNanoは,全世界に衝撃を与えた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.643, pp.66-69, 2008-04

ここまで見てきたように,自動車分野や航空機分野の盛り上がりで俄然,世間の耳目を集め始めた炭素繊維。しかし,1960年代の誕生直後から最近の本格拡大期を迎えるまでの揺籃期を支え,今でも炭素繊維需要の約半分を占めるのが「一般産業」分野だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.717, pp.36-43, 2014-06

ユーザーが工夫すべき2番目が、造形条件などの使いこなし力を高めることだ。工作機械がそうであるように、同じ装置を導入しても実現できる精度などはユーザーによって異なってくる。使いこなし力を高めるためには、まずは装置の基本スペックを詳細に理解し…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.714, pp.47-49, 2014-03

一風変わった電子機器を手掛けることで世界23カ国に顧客を持つベンチャー企業がCerevo(本社東京)である。社員数が13人の同社が手掛けるのは主に、デジタルカメラやビデオカメラ、スマートフォン(スマホ)などにインターネットやケーブルで接続して使う電子…
著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.716, pp.125-130, 2014-05

デジタルサイネージは、通信機能を持つディスプレーを1枚あるいは複数枚、壁や柱などに掲げ、動画のコンテンツを流す広告システムのことをいいます。ディスプレーの枚数や置く場所によってさまざまな種類があり、その種類ごとに「見てもらうための工夫」が…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.759, pp.69-81, 2017-12

「第45回 東京モーターショー2017」(一般公開は2017年10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)では、日本メーカーのEVシフトが鮮明になった。完成車メーカーや部品メーカーは、こぞって電動化や自動運転関連の技術を出展。EVシフトにおいて一足先を走る欧州勢の攻勢…
著者
小林 三郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.715, pp.83-87, 2014-04

本当のところは葛西選手に聞いてみないと分からないが、個人よりもチームを大切に思う心は、日本人にとって不自然ではない。日本が世界的に評価されているものとして、漫画やアニメ、ゲームソフトがよく引き合いに出されるが、これらは全てチームプレーだ。…
著者
西成 活裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.670, pp.93-96, 2010-07

にしなり・かつひろ:東京大学先端科学技術研究センター教授。1967年東京都生まれ。1995年に東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程を修了後、山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部数理情報学科、ドイツのUniversity of Cologneの理論物理学研究所を経て、2005年に東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻に移り、2009年から現職。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.711, pp.71-73, 2013-12

2009年4月8日に東京都内で発生したエスカレータ事故。国土交通省は「製品や運用に問題なし」の判断を下したものの、新設された消費者庁の消費者安全調査委員会が「待った」を掛けた。同委員会は、再発防止のために3つの問題を検討すべきと指摘する。