著者
美崎 栄一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.720, pp.123-128, 2014-09

実はこれ、自分が運動するとふとしがイケメンになっていくというダイエット支援アプリ。こうしたiPhoneのアプリと連携できる体組成計「innerScan DUAL」(インナースキャンデュアル)を開発したのがタニタ(本社東京)です。今回は、この体組成計のヒットの謎を解いてゆくことにいたしましょう。…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.651, pp.80-82, 2008-12

しい価格競争の波に最もさらされている製品の一つが,パソコン(PC)だ。こうした中で,ソニーのPC事業は健闘を見せている。利幅の薄い「デスクトップは超ハイエンドに絞り込んで実質的に撤退し,同社が強みを発揮しやすいノートPCに絞り込んだことが実を結び,営業利益率を5%程度は出せる実力になってきた」(大和総研企業調査第二部上席次長シニアアナリストの三浦和晴氏,図1)。
著者
多喜 義彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.641, pp.205-209, 2008-02

たき よしひこ:1951年生まれ。1988年システム・インテグレーション設立,代表取締役に。現在40数社の顧問,NPO日本知的財産戦略協議会理事長,宇宙航空研究開発機構知財アドバイザー,日本特許情報機構理事,金沢大学や九州工業大学の客員教授などを務める。終戦後の1948年,貧しかった我が国で共同募金が始まった。かの「赤い羽根共同募金」だ。
著者
桜井 淳
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.639, pp.87-94, 2007-12

2007年7月16日,新潟県をマグニチュード6.8の地震が襲った。かの「新潟県中越沖地震」である。同県柏崎市と刈羽村にまたがる東京電力柏崎刈羽原子力発電所では,地震加速度が全7基で想定を上回り,1号機で最大680ガルを記録。3号機の横の変圧器で火災が発生し,6号機では原子炉建屋の天井クレーンが破損するなど,トラブルが相次いだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.728, pp.35-37, 2015-05

設計革新/トレンド ホンダは、軽自動車のオープンカー「S660(エスロクロクマル)」を2015年4月2日に発売すると発表した(図1)。2人乗りのMR(ミッドシップエンジン、後輪駆動)車だ(図2)。1996年に生産終了した「ビート」以来、ホンダとして19年ぶりの軽オープ…
著者
佐方 信之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.666, pp.133-136, 2010-03

事故は,改装したばかりのアパレル店舗で発生した。買い物客で混み合う土曜日の午後,分電盤から異臭が漂っていることに店員が気付く。その時点では特に異常は見つからなかったが,翌日の昼ごろに分電盤から出火。内部の分岐ブレーカが焼損し,店舗の一部が停電した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.653, pp.172-177, 2009-02

世界で最も過酷なサーキットといわれるドイツの「ニュルブルクリンク」の北コース。そのコースを,「GT-R」の試作車が轟音と共に駆け抜ける。運転席に座るのは,レースドライバーの鈴木利男。開発総責任者である水野和敏が,全幅の信頼を寄せて起用したGT-Rの開発ドライバーだ。 あまりの故障続きで「走ることすらままならない」といわれてきたGT-R。
著者
川森 敬太
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.733, pp.106-108, 2015-10

このような動きの背景には、前出のセンシング技術やコンピューティング技術をはじめとするIoT関連技術の進化がある。例えば、センシング技術やバッテリー技術の高度化によって、あらゆるモノにセンサーを張り巡らすことが可能になった。プロセッサーの微細化…
著者
山田 日登志
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.685, pp.197-201, 2011-10

やまだ・ひとし:トヨタ生産方式を270社に導入した経験を持つコンサルタント。岐阜県生産性本部在籍中に大野耐一氏と出会い、1971年から師事。1978年にカイゼン・リーダーを育成するPEC産業教育センターを設立し、所長に就任。ソニーを指導中にセル生産の基礎を築いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.607, pp.76-79, 2005-04

愛媛県・松山空港に近い鋼材商社,暗い倉庫の片隅で,その機械は小さくうなりを上げていた(図1)。ローダが機械に持ち込むのは,鉄鋼メーカーが納めてきたものを切断しただけの鋼の丸棒。黒皮も付いている。約60秒後に機械から出てくると,1カ所がカラーのように膨らんでいる(図2)。井浦忠研究所(本社愛媛県東温市)が開発した「軸肥大加工機」の実用1号機が働く現場である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.729, pp.74-77, 2015-06

そこで、国民生活センターは、GFRPが使われている傘として50銘柄をホームセンターなどで購入し、GFRPの使用箇所、表面の状態などについて調査した。50銘柄のうち長傘が17銘柄、折り畳み傘が19銘柄、児童用傘が14銘柄。価格は約500〜2500円程度である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.661, pp.205-207, 2009-10

2009年4月,ソニー製デジタル・スチル・カメラの外装部品のめっきが剥がれ落ち,その小片で手を傷付けたという情報がソニーに寄せられた。同社は対象部品について調査した結果,品質上の問題があることを確認。同年8月20日,部品の無償交換を開始した。不具合の原因について同社は,「めっき厚さのバラつきが大きく,想定よりも薄い部分があった」と回答した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.728, pp.79-83, 2015-05

調査してみると、14番インジェクター以外についてもカップリングナットの締め付けトルクが規定通りでないものが幾つかあった。エンジンの分解整備の際に参照するエンジンマニュアル(EM)では、同ナットの締め付けトルクは135〜150Lb・in(15.3〜17.0N・m)と規定し…
著者
本間 精一 近岡 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.730, pp.124-126, 2015-07

ほんま・せいいち:1963年、東京農工大学工業化学科卒業、三菱ガス化学(当時 三菱江戸川化学)入社。ポリカーボネート樹脂の応用研究や技術サービスなどを担当する。1989年、プラスチックセンターを設立し、ポリカーボネート、ポリアセタール、変性PPE(ポリフ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.660, pp.164-169, 2009-09

「やるぞ,やるぞ,やるぞー」と手を突き上げて叫ぶ「やるぞコール」。自分が掲げる目標を足腰が立たなくなるまで絶叫し続ける「実行宣言」。そして毎回,リタイア者が出るマラソン…。この「地獄の訓練」に今,まさに挑もうとしているのは,全国各地の工場に勤務する,約40人の女たちである。東海道新幹線は岐阜羽島駅。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.670, pp.158-161, 2010-07

京・秋葉原にある複合施設「UDX秋葉原」の一角に、異業種間の連携による新しいビジネスが相次いで生まれている場所がある。2007年に創設された非営利団体「3次元形状を活用する会(3D-GAN)」だ(図1)。 ツクルス(本社東京)代表取締役で3D-GANの事務局長を務める相馬達也氏は、3D-GANを"業界団体"と位置付けている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.688, pp.90-92, 2012-01

エンジンのトラブルが起きたのは、日本貨物航空の定期166便として就航していた貨物航空機「747-400F」(米Boeing社製)。当日は、成田国際空港から米国のテッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港に向けて出発したところだった。 フライトレコードによれば、同機が成田国際空港の滑走路を離陸したのは21時53分41秒。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.735, pp.52-54, 2015-12

複合材の活用という点で注目できるのが、Airbus社の「A320neo」に搭載される米Pratt & Whitney(P&W)社の「PW1100G-JM」。P&W社が独MTU Aero Engines社およびJAECと共同開発しており、IHIはJAECを通じてファンケースや構造案内翼(SGV、Structural Guide Vane)、低圧圧縮機モ…
著者
中山 力
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.704, pp.68-71, 2013-05

【調査テーマ:高年齢技術者の活用】年金受給開始年齢の段階的な引き上げに伴って、多くの技術者が65歳まで働く時代がやってくる。高年齢技術者の力をうまく借りることで、日本の製造業の競争力を向上できると感じている人は多い。ただし、若手技術者が活躍する機会が減ることを危惧する向きもある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.709, pp.38-40, 2013-10

トンボ鉛筆が2013年3月に発売した修正テープ「MONO ergo(モノエルゴ)」(図1)*1。金沢大学教授の柴田克之氏と共同開発した製品で、使いやすさを人間工学(エルゴノミクス)の点から突き詰めた。その形状決定のプロセスでは、試作が大きな役割を果した。