著者
鳥居 聖
出版者
桜美林大学
雑誌
大学アドミニストレーション研究 (ISSN:2185968X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.110-124, 2011-03-20

2010年、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科は専攻設置から10年を経過している。この専攻は、既存専攻の科目群を基礎として、大学改革に必要な科目を新たな授業科目として追加し、日本の大学が今日直面している諸課題を解決することを目的に設置され、本学教員の他に高等教育界の重鎮といわれている方々が教員として勢ぞろいした日本で初めての専攻でもあった。 2008年度、研究科への独立に伴い授業科目の見直しが行われたが、アカデミックな科目と時代の変遷にも対応できる実務を行う為のドリル的な科目、そして未だ配置されていない経営の根幹に係わる資源(ヒト・モノ・カネ)に関する事項を体系的に修得させる科目や論理的かつ構造的に考えられる力を身に付ける科目を融合したカリキュラムが、今後とも必要になっていくのではないかと考えている。
著者
鳥居 聖 Kiyoshi TORII
雑誌
大学アドミニストレーション研究 = Journal of higher education administration (ISSN:2185968X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.110-124, 2011-03-20

2010年、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科は専攻設置から10年を経過している。この専攻は、既存専攻の科目群を基礎として、大学改革に必要な科目を新たな授業科目として追加し、日本の大学が今日直面している諸課題を解決することを目的に設置され、本学教員の他に高等教育界の重鎮といわれている方々が教員として勢ぞろいした日本で初めての専攻でもあった。 2008年度、研究科への独立に伴い授業科目の見直しが行われたが、アカデミックな科目と時代の変遷にも対応できる実務を行う為のドリル的な科目、そして未だ配置されていない経営の根幹に係わる資源(ヒト・モノ・カネ)に関する事項を体系的に修得させる科目や論理的かつ構造的に考えられる力を身に付ける科目を融合したカリキュラムが、今後とも必要になっていくのではないかと考えている。
著者
小暮 克哉 Katsuya KOGURE
出版者
桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科
雑誌
大学アドミニストレーション研究 (ISSN:2185968X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.53-66, 2011

本研究は、昨今の大学基金を論じる論文の多くが、海外の事例紹介や、一部の国内外の大学の比較である点に問題を見出し、国内の大学では基金の運用について、どういった取組みを行っているかを調査するために、国立大学法人の基金規程等を数値化し、国立大学法人の現状分析を試みた。 調査対象は2010年9月1日現在に大学公式webサイトに基金規程等を公開している37国立大学法人45基金とし、基金の原資、使用目的、専門委員会の構成員の属性などを抽出し数値化することで、主に「情報公開」と「説明責任」の視点から論じたものである。また、国内の先進的な取組み事例を紹介するなど今後の大学基金への示唆を行った。