著者
小松 孝徳 秋山 広美 清河 幸子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.1C2OS4b1, 2011 (Released:2018-07-30)

オノマトペとは擬音語・擬態語などの総称であり,感覚的で直感的な表現を可能とするコトバである.このようなオノマトペに関する特徴的な使用法として,何かを表現したいけれどもうまく言語化して表現できない時に多用してしまうことが挙げられる.そこで筆者らはオノマトペの印象を客観的に数値化することで,ユーザの表現支援を行うシステムが実現できると考えた.本発表では,その数値化方法に関する検討について報告する.
著者
諏訪 博彦 梅原 英一 太田 敏澄
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.2H1OS188in, 2011 (Released:2018-07-30)

本研究の目的は、株式掲示板におけるアノマリーを発見すること、株式掲示板の投稿内容より株式リターンを説明するファクターを作成することである。形態素解析と主成分分析を用いて投稿内容を分析することで、新たなファクターの作成を行っている。結果、株式掲示板におけるアノマリーが存在している可能性があること、主成分得点を利用した新たなファクターが存在することを確認している。
著者
杉山 麿人 山本 章博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.1P2lb3in, 2011 (Released:2018-07-30)

数値データに対する高速かつ柔軟なクラスタリング手法を提案する.これはK-meansより高速で,我々の知る限り,任意形状のクラスタを扱うことができるクラスタリング手法としては最速である.具体的には,2進符号化によるデータの離散化,基数ソート,そして最近隣クラスタの併合という3つの単純な手続きによってクラスタリングを達成する.合成データと実データを用いた実験で有効性を示す.
著者
和泉 潔 池田 翔 石田 智也 中嶋 啓浩 松井 藤五郎 吉田 稔 中川 裕志 本多 隆虎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.2H1OS186, 2011 (Released:2018-07-30)

本研究では,新聞記事データを用いた業種別株価指数の分析の新たな手法を提案した.本手法を用いて,2009年の1 年間を対象に外挿予測精度を評価した結果,予測精度の目標とした52%を超えた業種は,19 業種中11業種(57.8%) であった.また,予測正答率は時期・業種によって予測正答率の季節性が見られた.これにより,期間毎のテキストマイニングによる予測の信頼度を測る指標になることが期待できる.
著者
麻生 英樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.3H2OS310, 2011 (Released:2018-07-30)

チョムスキー以来、統語構造が言語の生成性の主たる源であるという前提の下で多くの文法理論が研究されてきた。これに対して、生成意味論のように、意味構造の文法に生成性の中心があり、統語的な構造は意味構造に由来するという考え方も存在する。これは、物質の生成性の源を素粒子に求めることと似ている。本発表では、自然言語の素粒子理論、すなわち、言語の生成性を意味構造に帰着することが可能か否かについて議論したい。

1 0 0 0 OA 仕掛学の試み

著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.3A1OS11a1, 2011 (Released:2018-07-30)

「仕掛学」は、人の意識や行動を変えるための「仕掛け」とその「効果」を体系的に明らかにすることを目指す研究テーマである。現在のところ、心理学、アフォーダンス、カプトロジー、ナッジなど、仕掛学に関連する先行研究を収集・整理・分類することで、仕掛学の骨子となる概念を探っている段階である。本発表では、著者がこれまでに収集した仕掛けの事例および整理・分類した結果について報告する。
著者
古川 康一 升田 俊樹 西山 武繁
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第25回全国大会(2011)
巻号頁・発行日
pp.3D2OS89, 2011 (Released:2018-07-30)

チェロのスピッカート奏法は、ブランコ漕ぎやバスケットボールのドリブルのような、周期的に外力を与えて振動を持続させる強制振動の一種であるが、その習得は容易ではない。本論文では、文献のサーベイ、メタ認知、力学モデル、着眼点の発見、あるいは、専門家との意見交換などが本スキルの習得にどのように貢献したかについて論じる。また、その習得過程のビデオによる記録について考察する。