著者
木村 理恵 きむら りえ Kimura Rie
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
雑誌
奈良文化財研究所紀要 (ISSN:13471589)
巻号頁・発行日
no.2010, pp.56-57, 2010-06-15

薬師寺西僧房は1974年に奈良国立文化財研究所が調査し、既に報告書が刊行されている。西僧房は天禄4年(973)に焼失したことから、出土資料は、使用年代の下限がわかる一括資料として注目される。本稿では、須恵器に焦点を絞り、未報告資料の紹介及び須恵器の年代や産地等に考察を加え、報告書の見解を深めたい。
著者
千田 剛道 ちだ たけみち Chida Takemichi
出版者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
雑誌
奈良文化財研究所紀要 (ISSN:13471589)
巻号頁・発行日
no.2005, pp.28-29, 2005-06-10

法隆寺若草伽藍出土の蓮華文鬼瓦と、その直接の源流と思われる百済の鬼瓦の様相の比較から出発して、鬼瓦を含む道具瓦における古代日本と百済の様相の一端に言及する。
著者
吉川 聡 よしかわ さとし Yoshikawa Satoshi
出版者
独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所
雑誌
奈良文化財研究所紀要 (ISSN:13471589)
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.46-47, 2006-06-20

先年当研究所が編集・出版した『興福寺典籍文書目録』第3巻には、第69函80号として、「有法差別本作法義」を収録した。その後皆川完一氏より、この史料に据えられた花押は、鎌倉時代に興福寺再建を進めた興福寺別当として著名な、信円の花押である旨のご教示を頂いた。重要な指摘であり、その結果新たな問題も生じるので、ここに報告したい。
著者
平澤 毅 ひらさわ つよし Hirasawa Tsuyoshi 高妻 洋成 こうづま ようせい Kouzuma Yousei
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
雑誌
奈良文化財研究所紀要 (ISSN:13471589)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.44-45, 2009-07-10

本稿においては、平成20年度遺跡整備・保存修復科学合同研究集会「埋蔵文化財の保存・活用における遺構露出展示の成果と課題」(2009年1月30日・3旧)での検討を踏まえつつ、遺構露出展示の今日的課題を展望する。