著者
江沢 太一
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.1-9, 1970-06

ヘクシャー・オーリンの定理を典型的一例とする国際貿易の静学理論においては,各国の資源賦存量一例えば資本ストックおよび労働一が一定と前提されているが,時間とともに資本蓄積および労働力人口の増加が進行するにつれて,貿易のパターンはどう変るであろうか。またこの場合,経済体系全体の推移はどうなるであろうか。例えば資本蓄積もしくは経済成長の経路は,どのような条件の下で安定的といえるであろうか。このような動学過程の分析はこれまで数多く行なわれてきたが,特に鬼木・宇沢によるもの〔5〕がこの方面での一つの重要な貢献であると思われる。ケンプの近著〔4〕,第10章においてもほぼ全面的にその結果が継承されている。 本稿の目的は,筆者が先に行なった二部門成長モデルにかんする分析〔1〕を基に,上記の鬼木・宇沢モデルに従って開放体系における経済成長経路の安定性の問題を考察することにある。特に分析の前提条件を可能な限り一般化して扱うことにする。
著者
白田 由香利 橋本 隆子 チャクラボルティ バサビ
出版者
学習院大学経済学会
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.31-41, 2016-07

ベイズ推論は,文書のトピック分析を始め,画像のパターン認識のほか,画像を用いた服装コーディネイト推薦,買い物履歴情報からの消費パターン分析など,広い分野で活用されている。本稿では,ベイズ推論の手法を大学ブランドイメージ分析に適用する。我々は,マルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC)の代表的アルゴリズムであるギブズサンプラーの実装により,シンプルトピックモデルによるベイズ推論のクラスタリングの過程を可視化するツールを開発した。このツールにより,大学ブランドイメージという共通の知識を共有するデータを対象として,クラスタリングのマルコフ連鎖の変動のようすを可視化する。このような手法のポイントは,共有する知識に基づく分析事例を示し,その事例からその背景にある数学的手法を連想させ,理解させる,ことである。このMCMC における定常状態の連鎖プロセスにおいては,ある大学が2 つのクラスの間を頻繁に行き来するなどの興味深い変動が見られた。こうした可視化により,クラスタリングのツールをただ使って結果を出すだけではなく,その背景にあるギブズサンプラー,シンプルトピックモデル,などの数学プロセスを理解することが可能となる。そうした数学プロセスの理解は,的確な分析に必須であるので,こうした数学教育はベイズ推論において重要と考える。
著者
湯沢 威
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.p1-25, 1983-03
著者
村田 弘美
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.33-44, 2004-04

キャリアの語源は,フランス語で「carriere」。競馬場や競技場のトラックや車輪などを表したといわれている(他にラテン語説などもある)。以前はキャリアというと高級官僚を指す用語として使われていたが,近年では,「経歴」,「経験」,また「職業」という意で一般的に使用されるようになった。曖昧な用語ではあるが,キャリアサービスの先進国ともいえるアメリカの取組みを紹介するとともに,日本において個々のキャリアを育て生かすためにはどのような支援が有効か考察する。
著者
福地 純一郎 砂見 しづゑ
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.33-45, 2005-04

レベニューマネジメントにおける統計的手法をホテル業を例にとって概観する. 特に, ブッキングデータによって将来の予約客室数および販売客室数を予測する方法について, 確率モデルを仮定した上で詳細に論じる. また, 打ち切られた客室需要量データから確率分布のパラメータを推定する方法についても述べる.
著者
佐竹 義昌
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.123-135, 1971-03