著者
今泉 容子
出版者
筑波大学
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.97-136, 1999

健康で長生きするには食事がキーワードだ、とテレビや雑誌がしゃべりつづける今日。グルメや料理のドラマやアニメや漫画は、一九八〇年代後半から九〇年代前半にかけてかなり流行した。『美味しんぼ』は『ビッグコミック・スピリッツ』 ...
著者
平石 典子
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.1-18, 2004-03-30

明治四十一年三月に、東京で奇妙な事件が発生した。日本女子大学を卒業した会計検査院課長令嬢の失踪に端を発したこの事件は、新聞でも報じられ、失踪の四日後に東京帝国大学出の学士と共に塩原峠で保護 ...
著者
平石 典子
出版者
筑波大学
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.83-118, 2002

「煩悶青年」---現在では聞き慣れないこの呼称は、明治三十年代から大正時代にかけて、メディアを賑わせた一種の流行語であった。徳富蘇峰は、大正五年に著した書『大正の青年と帝国の前途』の中で、当時の青年たちを「模範青年」 ...
著者
秋山 学
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.1-21, 2005-03-31 (Released:2013-12-18)

ハンガリーの15世紀に「名君」としてその名を謳われたフニャディ家のマーチャーシュ王(1443-90 ; 在位1458/63~没年)は1、幼少の頃よりラテン語をはじめとする人文主義的教育を受け、大の蔵書家であったことで知られる。フニャディ家 ...
著者
清登 典子 Kiyoto Noriko
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.128-122, 2001-10-31

一見すると叙景句と見える蕪村発句に、実は古典を踏まえての趣向が隠されており、その趣向を読みとることで、新しい解釈の可能性がひらけてくることについては、さきに「山の端や海を離るる月も今」の蕪村発句 ...
著者
松本 肇 Matsumoto Hajime
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.167-180(1, 2002-10-30

宋の王安石の「明妃曲」は、王昭君に対する従来の見方を塗り替え、大きな反響を呼んだ。それは、宋詩の理知的な傾向を示すものでもあった。宋詩に見られる傾向のいくつかは、すでに中唐詩の中に胚胎している。唐詩から宋詩 ...
著者
今泉 容子 Ima-Izumi Yoko
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.97-136, 1999-10-30

健康で長生きするには食事がキーワードだ、とテレビや雑誌がしゃべりつづける今日。グルメや料理のドラマやアニメや漫画は、一九八〇年代後半から九〇年代前半にかけてかなり流行した。『美味しんぼ』は『ビッグコミック・スピリッツ』 ...