著者
関根 純二郎 ハッサム エルディン モハメド カメル 森田 二郎 大浦 良三
出版者
Japanese Society of Sheep Science
雑誌
日本緬羊研究会誌 (ISSN:03891305)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.30, pp.17-21, 1993

乾草の種類がめん羊の飲水量に及ぼす影響を明らかにする目的で, 4頭のめん羊にイタリアンライグラス乾草 (IR), バーミューダグラス乾草 (BE), スーダングラス乾草 (SU) およびアルファルファ乾草 (AL) をラテン方格法により給与した。日平均飲水量は, BEおよびAL給与でIRおよびSU給与より多くなったが, 乾物摂取量あたりの飲水量は, 乾草の種類による違いはなく, 3.2~3.9g/乾物gの範囲にあった。しかし, 個体間の乾物摂取量あたりの飲水量には有意な違いが認められた。個体間の飲水量の変動の要因についての解析から環境温度以外の要因も関与していることが示唆された。
著者
森田 二郎 大浦 良三 関根 純二郎 ハッサム エルディン モハメド カメル
出版者
Japanese Society of Sheep Science
雑誌
日本緬羊研究会誌 (ISSN:03891305)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.30, pp.22-24, 1993

めん羊および山羊の飲水量の違い, ならびに年間を通じての飲水の供給日量を推定する目的であん羊3頭および山羊3頭の年間を通じての飲水量の調査を行った。給与飼料の種類は異なるが, 乾物摂取量は, めん羊でほぼ700g/日程度, 山羊で, 900g/日程度であった。飲水量の平均日量はめん羊が山羊よりやや少ないが, 両種とも冬季に少なく, 夏季に多くなる変化を示し, 気温の変化のパターンと同じであった。乾物摂取量あたりの飲水量は, 両種ともほぼ同じであった。乾物摂取量あたりの飲水量の5日間の移動平均値による解析から, 日平均気温が15℃以下の時期では2.5~3.0g/乾物g, 15℃以上25℃以下の時期では4.0~6.0g/乾物g, 25℃以上の時期では7.0~8.0g/乾物g程度の飲水量が必要となると推察した。
著者
長島 彦衛 大竹 通男 勝田 金太郎
出版者
Japanese Society of Sheep Science
雑誌
日本緬羊研究会誌 (ISSN:03891305)
巻号頁・発行日
vol.1982, no.19, pp.14-17, 1983

めん羊脱線血作製について, 従来から行われているビーズ玉法と, 今回考察したブラシ法について, 脱線血獲得量, Ht値, 血球抵抗性, 溶血度および無菌性について両法を比較検討した結果, 次のように要約される。<BR>1. 脱線血獲得量は, ビーズ玉法では平均52.1±15.0 (SD), ブラシ法では平均70.8±2.5 (SD) であり, ビーズ玉法に比べブラシ法が勝っていた。<BR>2. Ht値および血球抵抗性では, 両者に際立った差異は認められなかった。<BR>3. 溶血度は, ビーズ玉法で平均1.112±0265 (SD) に対し, ブラシ法では平均0.637±0.153 (SD) であり, ブラシ法のほうが優れていた。<BR>4. 無菌性においては, ビーズ, ブラシ法の両法に顕著な差異はみられなかった。<BR>以上の成績から, ブラシを使用しためん羊の脱線血製法は, ビーズ玉法に比較して有効な脱線血製法であることが認められた。