出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1124, pp.19-22, 2013-12-23

これまで主にディーゼル・エンジンと小排気量化で燃費規制に対応してきた欧州市場に、ようやく電動化の波がやってきた。フランスRenault社をはじめ、ドイツBMW社やドイツVolkswagen社といった欧州メーカーから電気自動車(EV)が相次いで発売され、2014年にはプラグ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1115, pp.42-46, 2013-08-19

「何においても、今までと全く違う。どこまで削ぎ落とすかというものづくり。初めての経験で、手探り状態だった」(ソニー デジタルイメージング事業本部 商品企画部門 商品企画2部1課 プロダクトプランナーの中山茂彦氏)、「これまでの足し算の手法か…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1004, pp.69-76, 2009-05-18

「2010年の採用はもはや難しいだろう。どんなに早くとも2014年以降になる」(日産自動車)─。 国内自動車メーカーが「2010年までの採用」を目指していた次世代の制御系車載LANインタフェース規格「FlexRay」の採用が,2014年以降に大幅にずれ込む見通しだ(図1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1116, pp.44-47, 2013-09-12

鉄道分野でもEthernetの利用が今後広がりそうだ。契機となるのがIECでの標準化。その作業は最終段階に来ており、2014年にも仕様が確定する見込みである。世界で通用する標準規格の登場は、日本の電装品メーカーに市場開拓のチャンスをもたらす。
著者
船渡 寛人
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.960, pp.161-168, 2007-09-10

今回は,交流モータを駆動するために必要な可変周波数,可変電圧の交流電源を実現するインバータ回路の原理と制御方法の基礎について解説する。正負2組の直流電源を用意したハーフブリッジ・インバータや,単相出力インバータの基本回路であるフルブリッジ・インバータなどを取り上げる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1057, pp.61-67, 2011-05-30

2011年は有機EL照明の「量産元年」といえる年になった。例えば、2011年1月にはLumiotecが、有機EL照明用のパネルを年産6万枚の規模で量産を始めた。同社は、2014年にはさらに大規模な量産に移り、2017年以降は一般照明の置き換えを目指すという目標を掲げる。
著者
Lee Sungjin 中島 募
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1116, pp.79-82, 2013-09-12

韓国メーカーの白物家電は日本では売れない─。こうした国内の電機業界の常識を覆し、快進撃を続けている韓国の家電メーカーがある。布団に潜むダニなどのハウスダストを除去する機能に特化した布団用掃除機「Raycop」を製造販売する韓国BUKANG SEMS社だ。
著者
新井将之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.795, pp.139-143, 2001-05-07
被引用文献数
1

騒がしい水音を打ち消すように,男の叫び声が響き渡った。どうやら声の主はシャワー・ルームにいるらしい。 「これだよ,これ。忘れないうちにメモしとかなきゃ,と言ってもここはシャワー・ルームだしなぁ。いつもこうだ。だれか濡ぬれても使えるノートを発明してくれよ」 彼の名はMichael Farmwald(図1)。友人は彼を「アイデア・マン」と呼ぶ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.987, pp.127-130, 2008-09-22

2004年秋のある土曜日,Aber Whitcombはガール・フレンドと久しぶりのディナーを楽しんでいた。AberはWeb技術者で,その1年ほど前の2003年9月にサービスを始めたSNS(social network service)である「MySpace.com」を立ち上げた一人だ。 サービスを開始してからこの1年というもの,Aberはほとんど休みを取っていなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.816, pp.171-175, 2002-02-25

「明けましておめでとう。昨年は据置型DVDプレーヤの開発,そして製品化とご苦労さまでした。皆さんの努力のお陰で…」 1997年1月6日。大阪府門真市にある松下電器産業の光ディスク事業部で,事業部長の四角よすみ利和が部下を前に新年のあいさつを始めた。 「…とはいえ,まだDVD関連事業は立ち上がったばかり。1997年はいよいよ勝負の年になります。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1002, pp.32-43, 2009-04-20

中国Baidu,Inc.(百度)が手掛ける検索サービス「Baidu.com」。米comScore, Inc.によると,検索回数は世界3位だ。中国でのユニーク・ユーザー数は2億人以上に達する。日本でも2008年1月に検索サービス「Baidu.jp」を開始するなど,拡大路線を突き進む。このように,数多くのユーザーを獲得しているBaidu.comの特徴の一つが検索速度の高さである。
著者
柿沼 孝一郎 松本 達彦 芳賀 秀一
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.889, pp.123-130, 2004-12-20

ソニーは,赤色(R),緑色(G),青色(B)の3種類の発光ダイオード(LED)を光源に使うバックライトを搭載する液晶テレビを開発し,世界で初めて製品化した。光の3原色に近い波長から白色光を得ていることから,液晶テレビの色再現範囲はNTSC規格比で105%にも達する。冷陰極蛍光管(CCFL)を光源に用いたバックライトを使う従来品の1.5倍と極めて広い。
著者
渡辺 政彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.911, pp.143-147, 2005-10-24

前回に引き続いて,組み込みソフトウエアの検証手法について解説する。今回は,モデル解析やモデル・シミュレーションといったモデル・ベースの検証手法,およびソース・コード・ベースの開発手法を取り上げる。(進藤 智則=本誌)渡辺 政彦キャッツ取締役副社長 モデル・ベースの検証手法には,モデル検査,モデル解析,モデル・シミュレーションなどがある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.860, pp.57-64, 2003-11-10

ますます加速するクルマのエレクトロニクス化。エレクトロニクス技術なくして,クルマの性能を大きく高めることはできない——。2003年10月24日〜11月5日に千葉県・幕張メッセで開催された「第37回東京モーターショー」。乗用車・二輪車ショーとしては2年ぶりの開催となり,多くの来場者を集めた。
著者
小谷卓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1035, pp.47-54, 2010-07-26
被引用文献数
1

「米Apple Inc.の歴史の中で最も成功した製品」。同社 CEOのSteve Jobs氏がこう位置付けるのは,2010年6月24日に発売された「iPhone 4」である。発売開始から3日間で,世界で170万台を販売した。iPhone 4は,新型OS「iOS 4」の採用でマルチタスクに対応したほか,電子書籍用アプリケーション「iBooks」やビデオ通話機能の搭載など,従来機種よりも使い勝手を高めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.839, pp.179-183, 2003-01-20

1998年の晩秋。大阪・尼崎の三菱電機。携帯電話機の開発現場を指揮する三菱電機 通信システム統括事業部 移動通信端末事業センター 技術第一部長の濱村正夫には,ひそかにライバル心を燃やすメーカーがあった。富士通である。ブラウザを搭載する携帯電話機の発売が1998年12月から1999年2月に延期になると決まった時,NTTドコモからこう聞いたからだった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.914, pp.61-66, 2005-12-05

ヒトが持つ生体的な特徴を使って個人を識別する「生体認証(バイオメトリクス)」の市場規模がどんどん大きくなっている。そして,その推進役の顔触れが広がりだした。これまでは,歴史が古く採用実績も多い指紋認証が中心だったが,ここへきて指紋認証以上の勢いで応用分野を広げつつあるのが静脈認証である注1)。
著者
菊池隆裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.930, pp.92-95, 2006-07-17
被引用文献数
2

2005年末から2006年前半にかけて,電機メーカーや大学関係者の間で話題を呼んだ資料がある。東京大学の学生が教養学部(大学1,2年生)から専門課程(大学3年生以上)に進む「進学振り分け(進振り)」時の,学科別の基準点や最低ラインをまとめたものだ注1)。その資料によると,工学部の26学科のうち下から二つはいずれも電子・情報関連が占めた(図1(a))。
著者
中島 義雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.975, pp.34-36, 2008-04-07

船井電機にとって,2007年は飛躍の年になる予定だった。薄型テレビ市場が北米で本格的に立ち上がり,普及価格帯の製品に強みがある船井電機にとって好材料がそろっていたからだ。しかし…。 結果は無残だった。業績予想を何度も下方修正した。2008年3月期の最終的な営業損益は,1999年の上場以来,初めての赤字になる予定である。一体何があったのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.933, pp.51-58, 2006-08-28
被引用文献数
1

LSIやエレクトロニクス機器の設計自動化に関する国際会議・展示会「43rd Design Automation Conference(DAC)」が2006年7月24〜28日に米国サンフランシスコ市で開催された。この5年間で最多となる1万1000人以上の参加者が,約250社のブースが並ぶ展示会場や,採択率がわずか20%と難易度の高さで知られる論文の発表会場に詰め掛けた。