出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1042, pp.44-51, 2010-11-01

注1) これには「蓄電池は使い勝手の高さの点で付加価値が高い。単純には蓄熱と,コストを比べられない」(パナソニック)という指摘がある。ただし,第1部で触れたように,PHEV/EVへの充電を別にすると住宅で扱われるエネルギーの6割超は最終的に熱という形で使われる(p.31の図5(a))。同じエネルギーを貯めて使う技術なら,蓄熱で構わない場面も多いのである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.847, pp.90-99, 2003-05-12

2003年3月。携帯電話とPHSを合わせた移動体通信サービスの国内累計加入者数が,ついに8000万加入を超えた。日本の人口に占める加入者数の割合は約64%。実に,5人のうち3人が携帯電話機やPHS端末を利用している計算になる。外出先だけでなく,家庭内の通信環境の整備も急だ。今や,ブロードバンドの代名詞になりつつあるADSLの加入者数はうなぎ登り。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.767, pp.49-54, 2000-04-10

2000年3月6日〜9日に米国デトロイト市で開催された米自動車技術会SAE(Society of Automotive Engineers)による会議「SAE 2000 World Congress」で,もっとも注目を集めたエレクトロニクス関連の話題は燃料電池だった。2日間にわたって燃料電池に関するセッションが開催されるなど,全部で30件程度の論文が発表された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1052, pp.134-137, 2011-03-21

梅雨明け間近となる2001年7月上旬。シニア層をメインターゲットとする携帯電話機「らくらくホン」2号機の開発はほぼ完成し,発売に向けた最終段階に突入していた。NTTドコモと富士通の開発陣は,NTTドコモ各支店の販売部門などに対して商品コンセプトや本体機能を説明し,実機での評価を依頼していった。
著者
山田 剛良
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.921, pp.150-154, 2006-03-13

2006年7月1日の施行が秒読みになったRoHS指令。有害物質としてPb(鉛)を規制の対象にしたことで,「古くて新しい技術」である導電性接着剤が,あらためて注目されている。低温での実装が可能な点や高い耐熱性といった特徴が,Pbフリー化が進む電子機器で懸念される実装の問題を解決する現実的な手段として有望視されているからだ。
著者
川西 泉 伊藤 雅康
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.939, pp.62-64, 2006-11-20

——久多良木さんは,プレイステーションの開発には夢を持っている人が歴代集まっていると話しています。お二人が今回目指したものは何でしょう。川西 ソフトウエアに関しては,とにかく新しいことをやりたいということです。プレイステーション 2(PS2)まではハードウエア仕様を変えない方針でしたが,PS3は進化させられますから,どんどん機能を盛り込めます。
著者
川森 雅仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1092, pp.81-88, 2012-10-01

デジタル放送のデータ放送で用いられる記述言語として、日本で10年以上の運用実績がある「BML」。この技術を基に標準化された国際標準規格「LIME」が、新興国を中心にIPTVサービス向けの技術として関心を集めている。その理由は、「今すぐ」「安価」に利用できる技術の成熟度と先進性にある。
著者
山本 正行
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1073, pp.90-94, 2012-01-09

米Google社版の"おサイフケータイ"と呼ぶべき「Google Wallet」が2011年9月から米国で始まった。日本のおサイフケータイが備える機能を単にまとめただけのものにも見えるが、筆者の山本氏は流通に衝撃を与えるサービスと捉える。クレジットカード業界やそのシステムに詳しい山本氏がGoogle Walletが流通業界に与えると予測される影響を解説する。
著者
趙 章恩
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1015, pp.19-22, 2009-10-19

2009年9月3日,李明博政府初のIT戦略である「ITコリア5大未来戦略」が発表された。「韓国の全産業の競争力はIT(情報技術)の力にある」(李大統領)とし,IT産業そのものを支援すると同時に,他の産業とITの融合などを支援していく。これによって,自動車,造船に続いて国内生産で1兆ウォン(1ウォン=約0.07円で700億円)を超える産業を10部門以上に増やすのが目標である。
著者
峰尾 秋良 浅見 直樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.819, pp.216-218, 2002-04-08

NECは,通信用デバイスの事業部門を独立させ,新会社「NEC化合物デバイス」を設立した。NTTの庇護下にあった通信用デバイス・メーカーも,国内外のライバル・メーカーと激しく競い合う時代になった。今回の分社化は,NTT依存体質からの脱却の宣言ともいえる。親元を離れ,小船で新市場に船出する化合物デバイスの経営トップに,大競争時代を生き抜く勝算を聞く。
著者
高山 征大
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1019, pp.79-93, 2009-12-14

プロセサのマルチコア化が進むに伴い,組み込みプログラムの開発でも並列化の必要性が高まっている。そこで東芝は,並列プログラミング技術「Molatomium」を独自に開発した。同社の高機能テレビ「CELL REGZA」やノート・パソコン「Qosmio」のSpursEngine搭載モデルが,この技術を採用している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1009, pp.36-43, 2009-07-27

「ネットブックは今でこそ,米Intel Corp.のAtomプロセサを搭載した,小型・低価格のノート・パソコンという定義がある。しかし今後,この製品ジャンルは発散し,ネットブックという言葉は単なるモバイル・ネット端末の代名詞になっていくだろう」。ある台湾大手パソコン・メーカーの製品担当者は,こう予測する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1009, pp.44-51, 2009-07-27

2009年末以降,ネットブックが開拓したスマートフォンとノート・パソコンの中間市場で,スマートブック,MIDなどと呼ばれる新しいカテゴリの製品が多数発売される。ネットブックも含めて用途の重なりはあるものの,これらの新規参入者たちはそれぞれ,ネットブックに対する優位性をうたい,市場の切り込みを図る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1009, pp.61-71, 2009-07-27

LSIの回路構成を動的に切り替えられるダイナミック・リコンフィギュラブル(動的再構成)技術。8年ほど前にアイデアが登場し,一時は世界中でさまざまなベンチャー企業が立ち上がるなどブームのような様相を呈した同技術が,ここにきて実際の機器への搭載例を増やし始めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1007, pp.21-23, 2009-06-29

KDDIがauブランドの2009年夏モデルとして投入する携帯電話機「SOLAR PHONE SH002」。シャープが手掛けるこの端末の大きな特徴が,筐体の背面部に国内初となる太陽電池モジュールを搭載することだ。電池残量がゼロの場合などの非常時に,補助電源として利用できる。「快晴時に約10分間充電した場合,通話で約1分間,待ち受けで約2時間程度利用できる」(KDDI)とする。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1007, pp.46-51, 2009-06-29

2009年に入り,電子書籍コンテンツを読むための専用端末が世界各地で続々と登場し始めた。それは,まさに"雨後のたけのこ"と表現するのにふさわしい。 電子書籍事業において,端末はその成否を左右する重要な要素である。しかし,端末だけがポツリと存在しても,何の用も成さない。