出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1157, pp.54-56, 2002-09-09

2002年の春、中堅商社A社は専門商社B社を6億円で買収した。2001年3月期のB社の売上高は8億円、当期利益は5000万円だった。また、B社の株主資本(純資産)は1億円だった。資産価値で考えると、6億円の買収金額は高いとの見方もあるだろう。
著者
前澤 友作 東 昌樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1961, pp.82-85, 2018-10-08

2023年にアーティストを連れて月周回旅行、バスキアの絵画購入など話題に事欠かない。ファッション販売サイト「ZOZOTOWN」で順調に成長してきたが、今年から大きく戦略を転換。目指すはブランドではなくインフラと言い切る。その真意を聞いた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1484, pp.38-41, 2009-03-30

2月7日午後1時半頃、「さっぽろ雪まつり」で賑わう大通公園で巨大な雪像群に劣らず衆目を集めた人物がいた。長崎県佐世保市に拠点を構える家電通販最大手、ジャパネットたかた社長の高田明(60歳)だ。 2時からの生中継を控えていたが、集まった観光客に「どこからいらっしゃったのですか」「もうすぐここで生番組やりますから、見てってくださいね」などと気さくに声をかける。
著者
吉野 浩行
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.974, pp.64-67, 1999-01-18

問 本田宗一郎さん以来、本田の社長は四輪車の生産や海外生産など、それぞれ大きなテーマに取り組んできました。川本信彦前社長(現取締役相談役)は効率の向上を目指し、その結果、円安による輸出採算の改善など幸運もあったとはいえ1998年3月期の連結最終利益は2606億円と過去最高、99年3月期はこれを更新する見通しです。吉野さんのテーマは何ですか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1933, pp.28-33, 2018-03-19

全国各地でかつて多くの東大合格者を輩出した名門校が、新勢力にその座を奪われている。背景にあるのは、自主性尊重主義で"啐啄(そったく)の機"の訪れを待つ教育の限界だ。最新高校事情の理解は、人手不足時代に真の有能人材を見抜く際の手助けになる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1576, pp.25-29, 2011-01-31

今年7月24日、日本で「地デジバブル」が崩壊する。半世紀余りにわたってテレビ各局が流し続けた地上アナログ放送が終了し、地上デジタル放送へ全面移行するからだ。アナログ放送にしか対応していないブラウン管テレビを使い続けていては、地上波の番組が見られなくなるとあって、過去数年、地デジ対応の薄型テレビの販売はうなぎ登りに伸びた。
著者
小泉 進次郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1834, pp.30-33, 2016-03-28

「日本と韓国のコメの生産コストを比較してみると、韓国に比べ日本の種苗費は2倍。肥料費も2倍、農薬は3倍、そして農機具は5倍です。韓国は農家ごとにコンバインやトラクターを持つのではなく、作業委託が浸透していて農機をある程度効率的に使う農業が根付…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1915, pp.92-95, 2017-11-06

希望の党が民進党を巻き込んだ末に完敗し、自民圧勝に終わった先の衆院選。前号に引き続き、「敗軍の将、兵を語る 衆院選スペシャル」をお届けする。中央と地方、それぞれ政局の裏側で何が起きていたのか。敗者が裏側を語った。
著者
市田 昌三
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.926, pp.91-94, 1998-02-02

東証1部上場の衣料商社である市田は1997年度(98年3月期)決算で、6期連続の経常赤字になるのが確実になりました。主力事業である着物の売り上げが減少していることと、着物に代わる経営の柱にと見込んでいる洋服が伸び悩んでいるのが原因です。そのため今年2月には、全社員の15%に当たる200人の希望退職者を募集せざるを得なくなりました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1202, pp.54-56, 2003-07-28

竜の頭に9種類の宝石をちりばめた18金の開運リングが、12回の割賦で毎月3660円。お腹の出っ張りを目立たせないヒップアップショーツが、10色セットで5000円。薄茶色の布地に大きな絵柄をあしらった長袖プリントスーツが、上下とタンクトップの3点セットで7980円——。 カタログ通販のベルーナが好調だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1408, pp.48-51, 2007-09-17

緑産業道路は、東京・玉川と横浜を結ぶ第3京浜高速道路、港北インターチェンジからJR横浜線の鴨居駅方面に抜ける片側2車線の一般道だ。その名の通り、道沿いには松下電器産業やNECの工場が立ち並び、搬送のトラックが行き交う産業用道路だった。 この道を走る車の種類と量が今年3月を境に大きく変わった。 以前はトラックが多かったが、ワンボックスカーやセダンが増えた。
著者
宮澤 徹 坂田 亮太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1697, pp.44-51, 2013-07-01

その成都にある米ゼネラル・モーターズ(GM)の最高級ブランド「キャデラック」の店舗。6月上旬に訪れると、店内には真剣な表情で店員と値引き交渉している女性3人組がいた。 聞くと、成都から約100km離れた四川省内の地方都市、綿陽からやってきたと言う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.999, pp.36-38, 1999-07-12

国民は税金の面では小さな政府を選び、歳出の面では大きな政府を選んでいる。このギャップが国民のモラルハザード(倫理の欠如)、具体的には多額の財政赤字として表れている。その背景には、はっきりとしたビジョンを持たず、租税特別措置や住宅減税を継ぎ足し継ぎ足ししてきたこれまでの税制改革があった。
著者
矢沢 永吉 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1084, pp.84-87, 2001-03-26

問 矢沢さんは30年にわたりトップアーティストとして活躍されながら、日本のアーティストとして初めて肖像権を主張し、30代以降は自らコンサートの制作を手がけたり、海外進出に挑んだりしています。矢沢さんが約20年ぶりに書き下ろした『アー・ユー・ハッピー?』(日経BP社)を読むと、年齢の節目を強烈に意識しているように思えるんですが。 答 どうなんですかね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1089, pp.54-56, 2001-04-30

今年3月10日、渋谷東急3、新宿シネマミラノなど東京都内の5つの映画館で、1本の映画が公開された。香港製のアクション映画「東京攻略」だ。トニー・レオン、ケリー・チャン、イーキン・チェン…。
著者
藤村 哲哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1271, pp.163-166, 2004-12-13

「敗軍の将、兵を語る」に掲載ですか。まあ、そうですね。そういう話が来るんじゃないかと思っていたんですよ。でもしょうがないよね、これは。映画配給会社のギャガ・コミュニケーションズがこうなった責任は全部自分にあるわけですから。過去のいい時にも取り上げてもらったわけですし、今回は出ないわけにはいかない。一連の経緯をお話しするのは、私の責務だと思っています。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.919, pp.143-146, 1997-12-08

「今回のブームに私どもは関与しておりません。売れ行きについてもノーコメント。事態をどうみているかと言われても…。静観としか言えません」 ポロ・ラルフローレンジャパンの担当者は、本誌の質問になかば当惑気味に答えた。 話は紺色のハイソックスについて、である。
著者
稲盛 和夫 野村 裕知
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1148, pp.48-51, 2002-07-01

問 最近、稲盛さんはある会合で、ご自身も含めて70代のリーダーは総退陣し、政界も経済界も40代を軸にした体制に一新しようと発言されてました。その真意を伺いたいのですが。 答 小泉純一郎政権が1年前に誕生した時、小泉さんはまさに青年のように颯爽としていました。その態度は自信に満ちあふれていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.944, pp.47-50, 1998-06-08

金融制度改革が進むにつれ、日本の銀行が熱い視線を注ぐ業態がある。選りすぐりの資産家や安全志向の財団から巨額の資金を預かって運用する「プライベートバンキング」だ。住友銀行は最近、米シティバンクで長年働いた専門家をスカウト、都銀としては異例の人事でいきなり常務にすえた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1010, pp.98-101, 1999-10-04

今年3月、1人の幹部が米シティグループを去った。リテール(小口金融業務)部門の共同CEO(最高経営責任者)だったウイリアム・キャンベル氏である。同氏はもともと、米国の食品・たばこ最大手のフィリップ・モリス社で、たばこ部門のCEOを務めたマーケティングの専門家。その経歴を買われて1995年に旧シティコープ(98年にトラベラーズ・グループと合併)にスカウトされた。