著者
桜井 茂男 Sakurai Shigeo
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
no.12, pp.65-71, 2000-01-25

わが国でも欧米と同様に,自尊感情(self-esteem:自尊心と訳されることもある)についての研究および自尊感情をひとつの変数として用いた研究はじつに多い。こうした研究で頻繁に用いられるのが,Resenberg(1965)の自尊感情尺度である。彼は自尊感情を「ひとつの特殊な対象,すなわち(the self)に対する肯定的または否定的な態度」と捉えた。そして,このような自尊感情 ...
著者
桜井 茂男 Sakurai Shigeo
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.12, pp.65-71, 2000-01-25

わが国でも欧米と同様に,自尊感情(self-esteem:自尊心と訳されることもある)についての研究および自尊感情をひとつの変数として用いた研究はじつに多い。こうした研究で頻繁に用いられるのが,Resenberg(1965)の自尊感情尺度である。彼は自尊感情を「ひとつの特殊な対象,すなわち(the self)に対する肯定的または否定的な態度」と捉えた。そして,このような自尊感情 ...
著者
桜井 登世子 桜井 茂男
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.14, pp.45-50, 2002

本事例は,家では活発にしゃべるのに,幼稚園では一言もしゃべらない場面緘黙の女児のケースである。本児は年少組のときから幼稚園に通園しており,そのときは友達もできて幼稚園でよくしゃべっていた。年中組になってから,本児は幼稚園でまったくしゃべらなくなった。本児は絵 ...
著者
森 丈弓 濱口 佳和
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.16, pp.15-25, 2004-12-01

精神障害者の再犯に関わる研究は,近年の精神科医療において注目を集めている領域の一つである。精神障害者の人権と社会の安全の確保を両立させていくためには,その処遇,再犯危険性の評価が必須となる(小西,1996)。また,再犯研究には,刑事政策上の観点 ...
著者
鈴木 公基 本多 潤子 櫻井 良子
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.14, pp.13-21, 2002
被引用文献数
1

本事例は,落ち着きのなさとことばの遅れを主訴として再来談した事例についての報告である。落ち着きのない子どもについては注意欠陥多動性障害という観点からのアプローチが近年では多くなされている。注意欠陥多動性障害(Attention-Defict/Hyperactivity Disorder以下 ADHD)は,不注意,多動,衝動性を主たる症状とする診断カテゴリーであり,これに該当する子どもは数パーセントから20パーセント ...
著者
佐藤 寛 新井 邦二郎
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.14, pp.85-91, 2002
被引用文献数
2

近年,児童期の子どもにおいて抑うつは重大な精神的健康に関する問題であることが指摘されており,数多くの研究が行われている(e.g.,Kendall,Cantwell,& Kazdin,1989;黒田・桜井,2001;Stark,Sander,Yancy,Bronik,& Hoke,2000)。児童期において,抑うつ傾向の高さは学業成績の低下 ...
著者
佐藤 寛 新井 邦二郎
出版者
筑波大学発達臨床心理相談室
雑誌
筑波大学発達臨床心理学研究
巻号頁・発行日
vol.15, pp.37-43, 2003

不安障害とうつ病性障害は,児童期の子どもに見られる精神的問題の中でも有病率が比較的高く,長期にわたって維持される深刻な疾患であることが指摘されている(Ollendick & King,1994)。例えば,Anderoson,Williams,McGee, & Silva(1987)は,8~12%の児童が何らかの不安障害を抱えていることを報告している。また,うつ病性障害の診断基準 ...