著者
稲垣 毅 溝口 知広 小林 義和 白井 健二
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.407-408, 2011 (Released:2011-09-01)

ロボットの現在位置を操作者が認識可能なナビゲーションシステムを開発するため、その第一段階としてオドメトリを用いた位置計測を提案し、試した。従来の自己位置推定計測法は、ロボットの車輪の滑りや環境の変化により誤差が累積する。そのため、各種センサを使用し自己位置を比較することにより、現在の位置を計測することとした。位置の計測精度を向上させるため、加速度センサを使用し、位置計測の精度を検証した。
著者
川崎 清貴 溝口 知広 小林 義和 白井 健二 近藤 司
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.189-190, 2011 (Released:2011-09-01)

本研究においては,自由曲線を構成する点群を,必要精度内で円弧近似させ,NCデータ量を削減し,工作機械の加工時間を短縮させることを目的としている.今回、NCデータを削減する手法として円弧近似法を用いた.この手法は,自由曲線を必要精度内で最小二乗法を用いて,円弧に当てはめるものである.この手法を用いた結果、総点群数を約6分の1、NCデータ量を約5分の1に削減できた.また、実際の加工により、その精度を検証した.
著者
関根 義彦 堀尾 健一郎 金子 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.309-310, 2011 (Released:2011-09-01)

本研究ではガラス研磨加工の際に生じる加工変質層を残留応力の開放に伴う形状変化によって評価する手法の開発を行った.本手法は研磨加工によって反りが発生した薄板試料の加工面を,エッチングによって均等に微小除去し残留応力を解放,反りの変化を測定することで残留応力層の深さの推定を実現する.本報ではこの手法により可能となった,ソーダガラスおよびBK7の残留応力層厚さの測定条件および測定結果について述べる.
著者
高橋 渉 野村 光由 桝田 正美 柴田 隆行 村上 良彦 堀内 宰
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.329-330, 2011 (Released:2011-09-01)

微小径エンドミルを用いた微細加工では,工具が折損し易いため,1刃あたりの送りを小さくせざるを得ない.このため,ごく僅小の工具回転振れがあっても,切り屑生成への影響を無視できないと考えられる.本研究では,φ100μmの微小径エンドミルを用いて,種々の工具回転振れにおける切り屑生成挙動および加工形状精度への影響について実験検討したので、その結果について報告する.