- 著者
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橋本 順光
山中 由里子
西原 大輔
須藤 直人
李 建志
鈴木 禎宏
大東 和重
児島 由理
- 出版者
- 横浜国立大学
- 雑誌
- 基盤研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2007
座標軸として和辻哲郎の『風土』(1935)を旅行記として注目することで、漫遊記を多く生み出した欧州航路、旅行者と移民の双方を運んだ南洋航路、そして主に労働者を「内地」へ供給した朝鮮航路と、性格の異なる三つの航路の記録を対比し、戦間期日本の心象地図の一側面を明らかにすることができた。和辻の『風土』が展開した文明論は、戦間期の旅行記という文脈に置くことで、心象地図という抽象化と類型化に大きく棹さした可能性が明らかになった。