著者
中川 尚史 川本 芳 村山 美穂 中道 正之 半谷 吾郎 山田 一憲 松村 秀一
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01 (Released:2013-05-15)

ニホンザルは順位序列が明確な専制型と分類されてきた。しかし、野生群は乳母行動から、餌付け群は給餌実験時の攻撃性から評価した結果、勝山、小豆島は専制型、屋久島、淡路島は寛容型と個体群間変異があった。他方、モノアミン酸化酵素A遺伝子およびアンドロゲン受容体遺伝子の頻度に個体群間変異があり、屋久島では前者の短いアリル、淡路島では後者の長いアリルが高頻度で見られた。これはアカゲザルやヒトの攻撃性と遺伝子型の関連と一致する傾向であった。また、ミトコンドリアDNAによる分子系統関係も、屋久島と淡路島は比較的近縁であることを示し、社会様式の違いに遺伝的背景があることを示唆する結果となった。

言及状況

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"……闘争時に近親者を援助する血縁びいきが認められるいわゆる専制型" である、カニクイザルの考え方に非常に近いわけで。 出典:研究成果報告書「ニホンザルの社会構造の個体群間差異:その遺伝的背景を探る」(中川尚史 et al.,… https://t.co/t3gAv9j5h3
昨日もRTしたけど、ニホンザルが挨拶する際のハグに地域差がある、という研究が注目を集めています。これの科研費申請を見つけました。 https://t.co/I95uLGBkRy
こんな研究ありました:ニホンザルの社会構造の個体群間差異:その遺伝的背景を探る(川本 芳) http://t.co/cwlRJuRAZe

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