著者
長谷川 修一 山中 稔 野々村 敦子 伊藤 久敏 菅原 弘樹
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

東北日本の太平洋側にある松島は,松島湾とその内外にある大小260余りの島々からなる日本三景の一つである景勝地である.長谷川ほか(2008)は,松島周辺の地形,地質を検討した結果,巨大な地すべりによって形成された可能性が高いとの仮説(松島巨大地すべり説)を示した.本研究では松島巨大地すべり説を実証する目的で,東松島市宮戸島において2015年に深さ70mのオールコアボーリングを実施した。また、想定すべり面の上盤側,想定すべり面,想定すべり面の下盤側の3箇所から得たジルコンのU-Pb年代を試みたが,誤差の範囲で一致する15.2 Maを示し、地すべり説を積極的に支持する結果は得られなかった.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

何かと話題の宮城県公式温泉PR動画。そのうちのひとつ,松島は地質時代の巨大地すべりでできたとする仮説があります(香川大・長谷川先生)。科研費による研究もあり。行ってみたい。 https://t.co/XyfA88ogr5 https://t.co/K7G9rJIRCB

収集済み URL リスト