著者
桜井 芳生
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.No.13, 2013-10-01

この論文は「鹿児島大学法文学部紀要 人文学科論集」(第77号2013年p1-17)に掲載された論文を査読により加筆修正し、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.1(2013/10)に採択されたものである。
著者
金城 克哉
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.No.11, 2014-03

本論は、ゲイ向け雑誌『G-men』誌に掲載された官能小説(「野郎小説」)に頻出する9つの男性器表現を述語との共起関係から特徴づけることを目的とするものである。従来このような性に関する言葉は学術的に研究されることがほとんどなかった。本論では因子分析により3つの因子を抽出し、また階層的クラスター分析によって9つの表現の類似度を示すことに成功している。セクシュアリティと言葉の関わりという点から、これまでなされていない新たな研究の可能性が示唆されたと言える。
著者
田端 真弓 山田 理恵
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, 2011-11

The purpose of this study is to clarify Saito Shintaro’s (1828–1888) ascetic practices focusing on the Ohmura domain. Shintaro was the eldest son of Saito Yakuro (1798–1871), a well-known swordsmanship instructor at the end of the Tokugawa period. Yakuro had established the Rempeikan (dojo), and Shintaro inherited it. He traveled to various feudal domains from 1847 to 1849. Two historical sources, Shoshu Shugyo Eimeiro-ku and Shugyo-chu Shohan Houmei-roku, contain records of his travels. The significance of these sources has not yet been examined. This paper examines the reliability of these sources and presents the following conclusions. (1) These sources indicate the places (feudal domains) and the dates of the visitmade by Shintaro. In particular, most of the records of Kyushu appear in Houmei-roku. (2) The first area visited by him was the Koga domain. The northernmost domain was Matsumae and the southernmost was Hyuga. The Hirado domain and Tsushima domain were the westernmost places. (3)He participated in matches more actively in the north of Kyushu than he did in other districts. (4)His ascetic practices became the turning point in the transformation of the school (ryuha) of swordsmanship in Ohmura.
著者
桑原 司 山口 健一
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.No.14, 2013-10-01

この論文は「経済学論集」(第80号2013年p115-125)に掲載された論文を査読により加筆修正し、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.1(2013/10)に採択されたものである。
著者
金城 克哉 Kinjo Katsuya
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, 2014-03

本論は、ゲイ向け雑誌『G-men』誌に掲載された官能小説(「野郎小説」)に頻出する9つの男性器表現を述語との共起関係から特徴づけることを目的とするものである。従来このような性に関する言葉は学術的に研究されることがほとんどなかった。本論では因子分析により3つの因子を抽出し、また階層的クラスター分析によって9つの表現の類似度を示すことに成功している。セクシュアリティと言葉の関わりという点から、これまでなされていない新たな研究の可能性が示唆されたと言える。This paper tries to analyze characteristics of nine male genital expressions which often appear in gay-targeted erotic novels by applying multivariate statistics. Based on the observation of cooccurrence between these genital expressions and their accompanying verbs, it will be claimed that factor analysis identified three factors, namely, Chimpo factor, Chinko factor and Inkei factor, which express "virility or toughness", "being embarrassed", and "organ" respectively. Also, principal component analysis reveals that "virility or toughness" is in the opposite end of "being embarrassed". Further, hierarchical cluster analysis will show us these nine expressions are grouped into three clusters. The academic discussion on these expressions is rare, so the analyses conducted in this paper contribute extensively to the study of sexuality-related expressions.この論文は「言語文化研究紀要」(22号2013年p21-40)に掲載された論文を査読し、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.2(2014/3)に採択されたものである。
著者
桑原 司 木原 綾香
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, 2012-10

本稿は、『桑原 司・木原綾香.社会問題研究とリアリティ.経済学論集=Journal of economics and sociology, Kagoshima University/ 鹿児島大学法文学部 [編]. 2011, vol.77, p.71-99』に対する査読の結果、『九州地区国立大学教育系・文系研究論文集. 2012, vol.6, no.1』に採択、掲載されたものである。
著者
桑原 司
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, 2013-03

本論は、「シンボリック相互作用論の方法論的立場」鹿児島大学法文学部紀要『経済学論集』第79号iに対する査読の結果、『九州地区国立大学教育系・文系研究論文集』Vol.6 no.2に掲載されたものである。
著者
桑原 司 油田 真希
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, 2011-11

The main purpose of this study is to examine the theory of Symbolic Interactionism formulated by Herbert Blumer, from the following viewpoints: a) How does Symbolic Interactionism explain the concept of socialization, i.e., the process in which hominids become human beings? b) How does Symbolic Interactionism explain the concept of Vergesellschaftung (Simmel, G.), i.e., the process or mechanism through which people construct human society? c) Why is human society to be considered to be a changeable process? After careful examination, the following findings were made: i) Blumer regards socialization as the process in which the two frameworks or perspectives (schemes of definition and generalized roles) that have been acquired by an actor through interactions with groups of others guide his/her interpretations/definitions. ii) In Blumer's theory, society is seen to be possible only when each of the actors in interactions can properly grasp the two standpoints (that of the other and one's own standpoint in the eyes of the other) by doing a kind of self-interaction (i.e., taking into account of taking into account; the concept taking into account of taking into account is the famous terminology used by N. Luhmann, but it was originally formulated by Blumer himself in 1953). iii) Because of the nature of others (black boxness), all the actors interacting with others are seen to be necessarily forced to revise their interpretations/definitions continually. For this reason, society must be regarded as a changeable process. Finally, we have tried to review critically the research method of Symbolic Interactionism (i.e., the approach from the standpoint of the actor) on the basis of the conception of man and society that has been clarified in the earlier chapters of this paper. Our review provides evidence for the two additional points listed below: iv) in doing the approach from the standpoint of the actor, only an individual can be included into the category of the acting unit. v) the standpoint of the actor perceived by researchers must never be seen as the standpoint in the raw but has to be seen as a kind of reconstruction of constructions created by researchers. We finally have confirmed that testing this conception of man and society (i, ii, and iii noted above) empirically, based on the points iv and v, would (and must) be one of our important tasks in future. In addition, this paper is the 'corrected' edition of the next article: Tsukasa Kuwabara, 2001, Introduction to a sociological perspective of Symbolic Interactionism (3)(The Summary of a doctoral dissertation, Tohoku University) KEIZAIGAKU-RONSHU~ OF KAGOSHIMA UNIVERSITY, 54.
著者
森 善宣
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.No.2, 2014-03

1959年に開始された在日朝鮮人帰還事業は、日朝両政府が「人道」の名の下に推進したが、朝鮮半島をめぐるデタントと南北の軍事的対峙から、そこには各政府それぞれ独自の狙いが潜んでいた。本論は、中ロ・東欧諸国に加えて日本外務省の公開資料をもとに、この各政府の狙いを究明する。一方の日本政府は、植民地統治後に国内に残留した在日朝鮮人に対する歴史的な差別構造ゆえに、彼らを経済的に財政負担要因としてだけでなく政治的な危険要因と見なし、彼らを一掃しようとした。他方で後者は、朝鮮停戦後の「平和共存」政策の時代的な要請の中、支援国家である中ソとの関係悪化に対して自国の保全対策を講ずるため、帰還事業を突破口として日本との国交正常化を目指していた。在日朝鮮人を相互に送迎するところに国益が一致した両政府は、その悲劇的な結果を充分に予測しないまま事業を敢行したのである。
著者
桑原 司 木原 綾香
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, 2012-03

本稿は、桑原司,木原綾香. シンボリック相互作用論の根本問題:ハーバート・ブルーマーを起点として. 経済学論集=Journal of economics and sociology, Kagoshima University/ 鹿児島大学法文学部 [編]. 2011, vol.77, p.57-70 に対する査読の結果、『研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集-. 2012, vol.5, no.2』に掲載されたものである。
著者
金城 克哉 Kinjo Katsuya
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, 2013-10

本稿では槇原敬之の17枚のオリジナルアルバムの歌詞を分析し、まず語彙の構造を明らかにした。今回の調査では延べ語数においても異なり語数においても動詞が名詞を上回っていること、また英語の歌詞がかなり含まれていることがわかった。また、頻度30以上の119語を用いた主成分分析では例外的なアルバム(『不安』)はあるものの、概ね1999年までのアルバムと2000年以降とではっきりと分かれること、また階層的クラスター分析では最初期の2枚のアルバムが1つのクラスターを成していることが明らかとなった。これらのクラスターは評論家の意見、また槇原自身の言葉とも一致していることがわかった。この論文は「琉球大学欧米文化論集」(57号2013年p23-42)に掲載された論文を査読し、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.1(2013/10)に採択されたものである。
著者
山崎 利夫
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集-
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, 2009-10-01

"この論文は「鹿屋体育大学学術研究紀要」(38号,2009年3月,p1-13)に掲載された論文を査読し、『研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集-』Vol.3 No.1(2009.10)に採択されたものである。"
著者
森下 覚
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 = The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, 2020-10-30

本研究の目的は全国の教員養成系大学・学部を調査対象にして、学校体験活動の基礎データを集め、データ間の関連を検討することで、学校体験活動の現状と課題について明らかにすることであった。調査内容は、「実施の有無」「単位認定の有無」「名称」「参加学生数」「活動内容」「課題」についてであった。分析の結果、今回の調査対象となった大学・学部における学校体験活動の現状として、「インターンシップ」の語を含んだ名称で多く実施されており、参加学生の多くが小学校に参加し、教師の業務全般に関わる活動や子どもとの関わりがある活動に従事していることが示唆された。また、基礎データ間の関連を検討した結果、「私立大学の参加学生数の多い学校体験活動において、学校現場との連携上の課題が存在すること」や「学校体験活動に参加するための時間を確保の難しさが参加学生の確保を難しくしていること」、「国公立大学の学校体験活動において、活動上の課題や運営管理上の課題が存在すること」といった現状と課題の関連が示唆された。本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.7, No.1(2020/10)に査読を経て受理された。
著者
上野 徳美 林 智一
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, 2010-09

全人的医療実現のためには、人間の心理や行動、対人関係などを科学的・実証的 に探求する学問である心理学の知識や素養が医師・医学研究者には求められる。本論文では医学教育における心理学の役割を①教養教育、人間性教育、②専門基礎教育、③卒後教育、生涯学習という 3 つの観点から整理するとともに、一例として特色ある授業など、本医学部の心理学教育の実践を報告した。また、今後チャレンジすべき課題として、医学生のメンタルヘルス支援や教育研究環境整備などについて論じた。
著者
Fukaura Atsuyuki
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
九州地区国立大学教育系・文系研究論文集 (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, 2013-10

The Japanese minimum wage system adopts the guidelines system. Under this system all prefectures are classified into several groups, with considering the regional social and economic conditions. A standard of the rise of minimum wage width is also shown for each group, and the minimum wage of the prefecture is determined by referring the standard. Therefore, in which group each prefecture is ranked has an important economic and political implication, because it determines the regional minimum wage indirectly. In this paper, by adapting the more analytical and statistical technique than the method the current guideline depends on, we examine the validity of the current ranking system. It was shown that, under the guideline system, some prefectures are ranked more higher or lower than the real economic condition suggests. Furthermore, its influence on regional economy depends strongly on a skewness of the wage-income distribution.
著者
白石 一美
出版者
九州地区国立大学間の連携に係る企画委員会リポジトリ部会
雑誌
研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集- (ISSN:18828728)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, 2009-03

本論文は『研究論文集-教育系・文系の九州地区国立大学間連携論文集-』Vol.2, No.2(2009/03)に査読を経て受理された。