著者
新美 哲彦 空久保 未央 原戸 愛子 水間 晶子 村中 郁美 山上 寛子 石川 聖 空 雄介 戸田 計士 西原 幸祐 宮本 一真
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
呉工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02864037)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.9-16, 2006-08

This publication is an annotated edition of Inu Hyakunin Isshu. The Inu Hyakunin Isshu is a parody of the famous Hyakunin Isshu, and was published in 1669. The prologue was written by an unknown man named Yusoan. In the title Inu Hyakunin Isshu, the word inu means parody. The work is one of a number of parodies of classics that were produced in the early Tokugawa periods, such as Inu Tsurezure (a parody of Tsurezuregusa) and Inu Makura, a parody of Makura no Soshi. Many other parodies of the Hyakunin Isshu were made in the Tokugawa period, but the Inu Hyakunin Isshu is of particular interest because of its early date.
著者
岩城 裕之 友定 賢治 日高 貢一郎 今村 かほる
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2006

1 医療現場での方言をめぐる問題に地域差がみられること各地でのアンケートや臨地調査によって、方言を巡る問題に地域差があることが明らかとなった。具体的には、富山の場合、県内のごく狭い範囲で、体調を表す重要な語について使用・不使用があったり、意味が異なる場合が存在することが分かった。一方、青森では多くの語が難解であり、医療場面で想定されるすべての語彙、表現の記述が必要となることが明らかとなった。2 方言データベースの作成と公開青森、広島、富山、飛騨のデータを収録した方言データベースを作成、公開した。いわゆる聞き取りにくい方言について、検索する際に想定されるいくつかの入力パターンを調査し、いずれのパターンでも適切な候補を表示できるようなシステムを構築した。方言研究者であれば一定のルールの中で記述するが、医療関係者などの非方言研究者は、必ずしもそうではないことに配慮したためである。結果的に、使いやすい方言辞書を追求することとなった。また、現地で収録した音声を加工し、データベースの多くの語や一部の文例について、クリックすることで音声を聞くことができるようになった。揺れのある入カパターンから適切な候補を見つけ出すことのできる方言辞書やデータベースは、ほとんど前例がなく、ユニークな成果であると思われる。3 コミュニケーションマニュアルの作成青森県津軽において、いくつかの定型的問診場面を取り上げ、方言による対話例を作成した。しかし、共通語の問診と異なり、いわゆる日常の挨拶や雑談をはさむことが「方言的」であったため、マニュアルにはなじまないと考えられ、今後も研究を重ねていく必要があると思われる。
著者
小助川 元太
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
呉工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02864037)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.90-64, 2008-08

In what follows, I show one Japanese translation of "TEIKANZUSETU". "TEIKANZUSETU" was originally written by a Chinese famous officer, Kyosei Chou, in 1572.This biographical collection consists of 81 episodes about wise emperors, 36 episodes about "bad" emperors and their relevant illustrations. In Japan, it was first published in 1606 by Hideyori Toyotomi's order. The text I show here was translated and published in 1627 and is now possessed in Nara Prefectural Library.
著者
小助川 元太 新美 哲彦
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
呉工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02864037)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.1-13, 2008-08

This publication is an annotated edition of Inu Hyakunin Isshu. The Inu Hyakunin Isshu is a parody of the famous Hyakunin Isshu, and was published in 1669. The prologue was written by an unknown man named Yusoan. In the title Inu Hyakunin Isshu, the word inu means parody. The work is one of a number of parodies of classics that were produced in the early Tokugawa periods, such as Inu Tsurezure (a parody of Tsurezuregusa) and Inu Makura, a parody of makura no Soshi. Many other parodies of the Hyakunin Isshu were made in the Tokugawa period, but the Inu Hyakunin Isshu is of particular interest because of its early date.
著者
新美 哲彦
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
呉工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02864037)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.9-18, 2007-08

This publication is an annotated edition of Inu Hyakunin Isshu. The Inu Hyakunin Isshu is a parody of the famous Hyakunin Isshu, and was published in 1669. The prologue was written by an unknown man named Yusoan. In the title Inu Hyakunin Isshu, the word inu means parody. The work is one of a number of parodies of classics that were produced in the early Tokugawa periods, such as Inu Tsurezure (a parody of Tsurezuregusa) and Inu Makura, a parody of Makura no Soshi. Many other parodies of the Hyakunin Isshu were made in the Tokugawa period, but the Inu Hyakunin Isshu is of particular interest because of its early date.
著者
山岡 俊一
出版者
呉工業高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2003

地区交通対策の事後評価に関する研究は多数見られるものの、長期供用後の評価に関する研究は数少ない。また、地区交通対策の実務においても、長期供用後のメンテナンスや追加的な対策を実施した例もあまり見られない。そこで本研究では、供用後5年が経ちコミュニティ・ゾーンが地区に馴染んだ名古屋市長根台地区を事例に、交通量・自動車走行速度・路上駐車台数等の調査、地元住民を対象としたアンケート調査を実施し、各調査で得られたデータを分析することにより供用後数年経過したコミュニティ・ゾーンの効果を再評価した。また、地区内の交通状況が改善され地区内住民から良い評価が得られたとしても、周辺に悪影響を及ぼしたり、周辺住民に自分たちの地区が整備されていないことに対する不公平感を感じたりしているかもしれない。そこで、長根台地区周辺の交通状況と道路に対する意識、長根台地区内の道路に対する意識と評価、長根台地区内のハード的対策とソフト的対策に対する意識、周辺住民への事業の周知・説明の有無等をアンケートで尋ね、周辺住民の立場からコミュニティ・ゾーンを評価した。以下に得られた知見を列挙する。(1)ゾーン内の自動車交通の抑制効果は整備直後とほとんど変わっていない。(2)交通事故件数が、事業完了3年後と5年後で事業実施前の件数に戻っており、特に自動車と自転車の事故が多い。(3)地元住民のコミュニティ・ゾーンに対する各種評価も依然として満足傾向にある。(4)各種物理的デバイスは地元住民から十分な評価を得ている。(5)安全で快適な地区を維持するために、自主的な対策を講じている住民が存在する。(6)ゾーン内住民は安全性と快適性を重視し、ゾーン周辺住民は利便性を重視している。(7)ゾーン内住民とゾーン周辺住民でコミュニティ・ゾーンに対する不満は共通点が多い。(8)ゾーン周辺住民はコミュニティ・ゾーンの形成によるゾーン周辺道路の悪化は無いと考えている。