著者
西脇 宏
出版者
島根大学法文学部
雑誌
島根大学法文学部紀要文学科編 (ISSN:03886859)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.133-155, 1992-07-25

本稿は北尾次郎の小説『森の妖精』II 3巻の第1章 》Der verirrte Knabe《 を翻刻したものである。同巻には第1章に先立つ導入部があるが、それは『山陰地域研究 伝統文化』8号(1992)に、「北尾次郎 『森の妖精』−翻刻と翻訳(1)−」として既に発表されている。
著者
内藤 正中
出版者
島根大学法文学部
雑誌
経済科学論集 (ISSN:03877310)
巻号頁・発行日
no.15, pp.p1-42, 1989-02

はじめに1.在日朝鮮人の就業構造 (1)朝鮮人労働者の内地労働市場参入 (2)底辺労働者としての朝鮮人 (3)強制連行の朝鮮人労働者2.日本海地域の朝鮮人労働者 (1)山陽地方の朝鮮人労働者 (2)北陸地方の朝鮮人労働者 (3)山陰地方の朝鮮人労働者
著者
中尾 理恵 石井 徹
出版者
島根大学法文学部
雑誌
社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要. 社会文化学科編 (ISSN:18802184)
巻号頁・発行日
no.11, pp.55-70, 2015

本研究では大学生にとって動機付けの高い就職活動の場面を用いて、自己呈示方略の使い分けについて検討した。エントリーするいくつかの部門に提出するエントリーシートに記入する際、我々は部門やその場の規範によって呈示したい自己のイメージや呈示する程度を変化させるという仮説のもとに調査を行なった。その結果、エントリーする部門によって呈示したい自己のイメージは異なっていた。また呈示する内容によってはその場の規範にただ従っているのではないことが明らかになった。これらの結果は、我々は相手の求めるものに応じて、かつその場の規範も考え合わせて自己を呈示していること、さらに、呈示したい内容との関わりにおいても柔軟に対応していることを示した。
著者
伊藤 光雄
出版者
島根大学法文学部
雑誌
経済科学論集 (ISSN:03877310)
巻号頁・発行日
no.20, pp.p93-113, 1994-03

アメリカ合衆国連邦準備制度理事会が刊行する「調査月報」,"Federal Reserve Bulletin"は,毎年7月号(月違いの場合あり)で,全米商業銀行の前年1年問の収益,資産負債構成の動向分折を詳細におこなっている。 本稿で紹介するのは,1993年7月号に掲載された1992年における米銀の動向分析であるが,ここで1980年代後半以降,とりわけ1989年の「金融不況」以降の,米銀が極度の苦境に陥った後の「業績回復過程」を詳しく分析している。筆者にとって,1991年以降の米銀の「復活」をどの様に評価するかは,今後の米銀の動向も含め多角的に検討すべき課題と考えるが,この資料は貴重かつ大いに示唆に富むものであるので,その内容の大枠をここに紹介する次第である。 なお,1980年代の米銀の動向については,金田重喜編著『苦悩するアメリカ産業』(1993年,創風社刊),第8章「アメリカ銀行業の構造変化」(筆者担当執筆)を参照されたい。
著者
Nishiwaki Hiroshi
出版者
島根大学法文学部
雑誌
Memoirs of the Faculty of Law and Literature (ISSN:03886859)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.(139)-(178), 1992-12-25

本稿は、「北尾次郎 『森の妖精』−翻刻(2の1)−」(『島根大学法文学部紀要 文学科編 第17号−II,1992,7)の続編をなすものである。 翻刻に際しては、前稿の基本原則を踏襲したが、「表記が統一されていないため、読みずらい」との指摘を考慮し、今後は現代ドイツ語の標準的表記に統一することにした。したがって,前稿「凡例」の3.で挙げられているような表記にも変更を加えたが、註により原文の表記がわかるよう配慮した。(ただし、ss → Bの変更は、あまりに数が多いため、註を省略した。) 註には通し番号をつけず、本文には * をつけ、註ではぺ一ジ数を明示することで、その箇所が特定できるようにした。