著者
梛木 政人
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
日本計算機統計学会大会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.91-92, 2008-05-22

フェーズフォワードのリンカーンテクノロジが提供する視覚的なデータマイニング環境であるWebVDME^<TM>は、定量的なデータ分析機能および継続的な製品リスク管理作業を支援するシグナル管理モジュールを提供します。
著者
菊地 淳
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.45-49, 2006-06-30
被引用文献数
1

(株)数理システムが提供するテキストマイニングツールText Mining Studioを紹介する.本ソフトウェアは,自由記述形式のテキストデータを村象とした分析環境を提供するものであり,分かち書きや辞書といったテキスト処理機能と,頻度分析,時系列分析,注目分析,評判分析,特徴分析,話題分析といったテキストデータに村する分析機能を簡単な操作で利用できることを特徴としている.さらに,汎用データマイニングツールVisual Mining Studioと連携することにより,データマイニングとテキストマイニングを融合した「統合マイニングプラットホーム」が実現される.
著者
小林 郁典 中野 純司 山本 由和 藤原 丈史
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.15-25, 2006-06-30
被引用文献数
2

統計解析システム上でデータマイニング手法による解析を利用者に提供するために,Javaの技術に基づいて開発されている統計解析システムJaspにデータマイニングができる機能を追加した.このために,機械学習ソフトとして有名なWekaのJavaクラスライブラリをJaspに組み込み,データマイニング手法に対応した関数型のコマンドをいくつか用意した.利用者は,Jasp上で解析データを用意し,統計解析用のコマンドを利用して統計グラフを描き,C4.5,サポートベクターマシン,APRIORI法やK-Means法などのデータマイニング手法を解析データに適用することができる.
著者
滝本 清仁 廣瀬 英雄
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
日本計算機統計学会大会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.17-20, 2008-05-22

インターネットアクセスなどにより蓄積された多大な顧客情報データベースを用いて,特定の顧客の潜在ニーズを探索しながら行動パターン予測し,顧客が嗜好する商品を薦める推薦システムが最近よく用いられている.システムのアルゴリズムとして協調フィルタリングが用いられる場合があるが,ここでは協調フィルタリングにマトリックス分解法を組み込んだときの予測精度について述べる.
著者
忠 章
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.135-145, 1995
被引用文献数
1

スペクトル解析はランダム現象,特に乱流現象を解明する上で重要な手段である.本研究では,長さの非常に短いデータに対するB-T法(Blackman-Tukey,自己相関関数のフーリエ変換によってパワースペクトルを求める方法),DFT法(Discrete Fourier Transfom,有限離散データのフーリエ成分から,直接パワースペクトルを求める方法)およびMEM (Maximum Entropy Method, Burgのアルゴリズムによってパワースペクトルを求める方法)によるスペクトルを,パワースペクトルの明らかな5種類の典型的なランダム信号を用いて比較検討した.その結果,MEMはDFT法とB-T法と比べて優れたスペクトル分解能を持っており,短いデータからでも高分解能,良好な精度の推定ができる,しかしこの場合,観測データに適合するかどうかという問題が存在している.これは多数標本のアンサンブル平均パワースペクトルを求め,標本毎に最適な項数を使用することにより改善することができる.
著者
岩崎 学
出版者
日本計算機統計学会
雑誌
計算機統計学 (ISSN:09148930)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.41-56, 1991-12-01
被引用文献数
9

射影追跡は,多次元データのもつ特徴的な構造を,直線あるいは平面などの低次元空間に線形射影することによって探るデータ解析手法であり,コンピュータの計算能力およびそのグラフィック機能を活用するものである,本論文では,射影追跡の考え方ならびに実際の計算法を概観し,いくつかの例に適用した結果を報告する. 射影追跡は,射影の興味深さを表す射影指標と呼ばれる関数の最大値を与える射影を探し出すという手順で実行される.そして,射影の興味深さを非正規性としてとらえる点に特徴がある.また,射影追跡ならびにその考えに基づく多変量解析手法は,高次元空間ではデータ点間の距離が大きくなってしまうという「次元の呪い」を回避できる利点をもっている.