著者
田中 啓治
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.246-248, 1994-08-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
7
著者
大石 恭史
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日写誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.349-367, 2008

40, 50年代にKodak社はカップラー内蔵型感材の色再現の改良に強力に取り組んだ. 新しい現像薬とカップラー等が, 基礎研究の基盤の上に開発された. 特に大きな効果を挙げたものとしては, 3-acylamino-5-pyrazoloneマゼンタ, pivaloylacetanilideイエローのカップラーがA. Weissbeger, PVittumらによって, カラード・カップラー型マスキングがWHanson, Jrらによって夫々見出され実用に供された. 生産面ではTRussellらによって発明された同時多層塗布法が感材の品質と生産性を飛躍的に向上させたばかりでなく, 感材設計に発展性をもたらした. 1960年頃Kodakの感材技術は第1次の完成期に達し, 業界他社に向かうべき方向を示していた.
著者
薮下 彰啓 川崎 昌博
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.320-325, 2003-08-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
52

氷は地球表面上では雪として, 地球大気中では夜光雲と呼ばれる氷の微粒子として, 宇宙では星間塵として存在している. その表面や内部には様々な分子が吸着しているため光が照射されると光化学反応が起こる. このことは, 直接的に大気環境化学, 宇宙化学に関連している. 北極南極圏の大気汚染, 地球高層大気中のオゾン濃度減少, 地球の生命の発生などにおいては, 氷や雪が関与する光化学反応が重要な役割を果たしている. このような現象を引き起こす新しいタイプの不均一光化学反応の最近の話題について述べる.
著者
小岩井 保 穐田 英則
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.56-62, 2011 (Released:2012-05-25)
被引用文献数
1

マイクロフォーサーズ規格の「マイクロ一眼オリンパスペン」は,2010年にカメラグランプリのダブルタイトルを受賞した.オリンパスペンシリーズの特徴は,上質で小型軽量,従来の一眼レフに比べて負担感がなく,静止画も動画も簡単に一眼画質で撮れることにある.特に「小型軽量」に関しては,カメラボディにとどまらず,交換レンズを含むシステム全てにおいてその思想を徹底している.交換レンズでは,マイクロフォーサーズ規格の小型化対応メリットを活かすと共に,光学設計や鏡枠(鏡筒)設計においても究極の小型化を目指して進化させてきた.交換レンズの小型軽量化を実現するためには,開発課程において沈胴機構による薄型化,鏡枠の高精度化,特殊レンズの活用,軽量化徹底,及びAF高速静音化等の技術課題を克服する必要があった.ここでは,それらの小型化技術について解説する.
著者
中西 秀彦
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.29-34, 2004-02-25
参考文献数
7

オンデマンド印刷は, 一般的には少部数・短納期のコンピュータを駆使した印刷技術と捉えることができる.ただし, 組版を印刷会社でおこなうことはコスト上問題があり, 多くの場合顧客データをそのまま印刷している.これは顧客と印刷会社間でのソフトウエアの共通認識がなければ困難でもある.機械のマニュアル類をデータベースに蓄積しておき, 必要があり次第印刷するといった本来の意味でのオンデマンド印刷は, それだけで会社が成り立つほど, 多くの需要がある.<BR>出版に目を向けると, 絶版本をスキャニングして蓄積するといった当初の試みは成功しなかったが, インターネット受注による個別の全集製作, 本屋の店頭でのオンデマンド印刷といった試みがなされている. しかし, まだ, 品質的, 価格的には実験段階であり, 商業ベースとして成功しているとは言い難い. 今後, 価格面での競争力向上が鍵だろう.<BR>オンデマンド印刷はコンピュータと密接な関係があり, 印刷機というより情報処理端末である. オンデマンド印刷の前提にはプリプレスのフルデジタル化があり, 今まではこのデータ生成そのものに苦労してきた. CTPの普及とともにフルデジタル化は達成されつつあり, これからオンデマンド印刷の新時代がはじまる. そして最終的にはオフセット印刷の代替品としてではなく, One to Oneマーケティングや弱視者のための大活字本といったオンデマンドでなければならない商品を生みだすことで, 新たな印刷技術として定着するだろう.
著者
菊池 真一 小口 正信 宮川 俊夫 田部 洋 安田 正博 原 重夫
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.163-168, 1980-06-20 (Released:2011-08-11)
参考文献数
2

The authors investigated on determining sensitivity of phototypesetting films and papers, based on the exposure condition which the line-width of character could be correctly reproduced under.The line-width is faithfully reproduced under the following conditions;Film: The exposure to cause 2.0+ΔD density units.Paper: Three times exposure to cause 0.7+ΔD density units.(ΔD is fog-plus-base density)Finally, the authors propose to determine the sensitivity as follows;Film: Sf=100/E (E: lux·Esec at D=2.0+ΔD)Paper: Sp=100/3E (E: lux·Esec at D=0.7+ΔD)
著者
宮川 俊夫 白井 靖男 森田 一朗 森田 峰子 北村 二朗 遠藤 正治
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.219-225, 1990-06-28 (Released:2011-08-11)
参考文献数
38

In the former paper, Miyagawa et al. reported on Kohsai Udagawa's writing on albumen-on-glass photography, entitled “Potokarahii”. Yokusai Ihnuma who lived in Mino was Kohsai Udagawa's real father, and was one of famous scientists in 19th Century. He and his followers tried photography. Among them, his nephew, Ryuh-a Kojima was a tallent photographic technician. He opened a photographic studio in Gifu-ken, which was the first one in this prefecture. In 1873, he made an interesting collage picture composed of his familie's and his own portraits. It could be the oldest one of such kind of pictures in Japan. Yoshihiro Kuze studied photography with Yokusai Ihnuma in the Chemical Institute of the Ohgaki Clan. Reiji Esaki opened his photographic studio in Tokyo. He studied, at first, wet-collodion process, subsequently, he tried to use imported dry plate to take picture of rapid moving objects. In addition to them, he developed collage picture making. He made a surprising one composed of 1700 babies' photographic portraits which were taken with dry plate, in 1893.
著者
瀧宮 和男 杉野 寛佳
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.244-247, 2015 (Released:2016-12-21)
参考文献数
19

有機半導体を用いる薄膜トランジスタにおいて高い移動度を実現するためには,有機半導体の分子構造に加えて,分子集合体(結晶,薄膜など)の構造も重要である.本稿では,幾つかの高移動度有機半導体について,報告されている薄膜トランジスタにおける移動度を参照しつつ,それらの結晶構造を基に分子間の移動積分値を見積もることで,分子集合体における電子構造の次元性を評価した.その結果,高移動度の薄膜トランジスタを与える有機半導体の多くは,分子配列が異なっていても,等方的なキャリア輸送を可能とし得る二次元的な電子構造を持つことが示された.
著者
石川 貞康
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.66, no.Suppliment1, pp.6-9, 2003-11-11 (Released:2011-08-11)
参考文献数
6

Silver halide crystals are the functional centers, in other words, the “engines”, of silver halide photographic materials. The process of manufacturing silver halide crystals comprises many technologies that control crystal size, shape, halide composition, and other essential aspects. With a focus on the manufacture of several silver halide crystals, development of recent technologies are reviewed and discussed.
著者
池田 英苗 鳥羽 光忍
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会会誌 (ISSN:18846327)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.110-119, 1956-03-31 (Released:2011-08-11)
参考文献数
3

For the ultraviolet absorbing filters which are abailable now-adays, such absorbent as tartrazine, ultrazine, R-acid, G-acid and aesculin are used, but they have the defects that they transmit-near ultraviolet light, absorb blue light, or are fluorescent or unstable to light.We intended to make ultraviolet absorbing filters which are colorless, non-fluoresent, clear, stable to light and sharp cut. The light transmittance of flavene, flavanone, chalcone and coumarin groups were measured at the concentration of absorbents 3g/m2 in alcohol or benzene.There are interesting relations between absorption curves and chemical constitutions.The absorption edges of flavones shift according to the number of OH and other radicals. They shift to longer wave length with the increase of OH groups and to shorter wave length with the decrease.Flavone and coumarin group have sharp absorption curves but chalcone and flavanone group have rather flat curves.Flavon group is the most excellent absorbent as the ultraviolet absorbing filters, because, besides being sharp cut of the ultraviolet light, it is non-fluorescent and light-fast. With these ultraviolet absorbing agents several kinds of filters were made.
著者
竹内 宏
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.273-276, 2013-06-25 (Released:2014-06-17)

ニコンのフラッグシップデジタル一眼レフカメラD4,および有効36.3 M ピクセル一眼レフデジタルカメラD800 に搭載した“アドバンストシーン認識システム”は,測光センサー“91K ピクセルRGB センサー”の情報を用いシーンを分析する事で,オートフォーカス,露出制御,オートホワイトバランスなどのカメラ機能の向上を図る新技術である.本稿では,アドバンストシーン認識システムの開発と特徴について紹介する.
著者
中野谷 一 安達 千波矢
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.296-300, 2014 (Released:2016-09-28)
参考文献数
15

近年,熱活性化遅延蛍光(TADF: Thermally Activated Delayed Fluorescence)過程を有機EL素子の発光材料として利用す ることで,内部量子効率100%に達する高効率有機EL素子が実現され,非常に大きな注目を集めている.本研究では,TADF過程を利用した新たな発光機構として,TADF分子をドナー,蛍光分子をアクセプターとすることで,電流励起によりTADF分子上で生成した全ての励起子を蛍光分子へとエネルギー移動させることを提案し,従来の蛍光材料を発光中心とする有機EL素子においても,リン光素子,TADF素子と同様に理論限界に達する内部量子効率が実現可能であること,さらに,その有機EL素子耐久性も大幅に改善することを明らかとした.
著者
高橋 覚 青木 茂樹
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.228-234, 2015 (Released:2016-12-21)
参考文献数
10

我々は原子核乾板から成るガンマ線望遠鏡を開発し,気球フライトによる宇宙ガンマ線観測計画(GRAINE計画:Gamma-Ray Astro Imager with Nucler Emulsion)を推進している.これまでに達成した成果を概観し,将来展望について述べる.
著者
相原 聡
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.320-326, 2006-10-25 (Released:2011-02-17)
参考文献数
17

単板式の超小型・高精細カラーカメラを目指して, 光の3原色それぞれにのみ感度を持つ有機光電変換膜を積層した単板カラー撮像デバイスの研究に取り組んでいる. セルを用いた実験では有機材料を選択することで光の3原色にほぼ対応した感度を持つ有機光電変換膜が作製できることを確認し, 有機光電変換膜を適用した撮像管による動作実験ではハイビジョンにも対応可能な高い解像度が得られることがわかった. さらに, 有機膜を1枚積層したCMOSイメージセンサを試作し特性評価を行ったところ, 有機膜で生成された電荷による明瞭な信号出力電圧が観測され, 有機材料を光電変換部に適用した積層型単板カラー撮像デバイスの開発に見通しを得ることができた.
著者
船生 望 小川 誠 内藤 明 田中 益男 大野 信
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.152-159, 2005-04-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
3

著者らは, デジタル写真システムの階調特性を直接, 電子的に評価する研究を行っている.本報では, 明るい被写体をデジタルカメラ (DSC) で撮影し, PCディスプレイ画面やプリンタで再現した画像における階調特性に対するカメラの影響をD-CTS (Digital Camera-through Sensitometry) で検討した結果を記す.石膏の円錐体を明るく照明してカメラ撮影して得た所謂ハイキー調なデジタル写真画像の階調性にもDSC機種の階調に対する依存性が現れた. そこで, その状況をD-CTSにて検討するために, 前報において用いた明度リニアステップチャートを, 明るい領域のみに限定した明度域の分割チャートを制作した. そのチャートを用いたD-CTSにおいてPC画面上で測色するSoftcopy Evaluationによると, 明るい階調においてのDSC機種の階調に対する依存性がはっきりと現れた. 一方, 従来からの等濃度ステップのGray Scaleチャートを用いたCTSによるDensitometryでは, DSC機種の階調に対する依存性は顕著ではなかった. 検討の結果, 明度の領域を明るい領域に限定した等明度ステップチャートは, 明るい被写体に対するDSC毎の階調再現性を評価するのに適するD-CTSのターゲットとなることがわかった.
著者
丹羽 公雄
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.561-568, 2004-12-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
14

写真乾板を放射線の飛跡検出器に特化した原子核乾板は素粒子・原子核・宇宙線などの放射線を3次元的な飛跡としで記録する検出器である.最近になっで, 光学顕微鏡による観察時間の障害が自動飛跡読み取り技術によっで克服された.ミクロンの空間分解能で放射線の飛跡を捉える能力を活用した素粒子・原子核・宇宙線などの実験を紹介し, 今後の原子核乳剤自身の改良すべき課題についでも議論する.
著者
荒木 昭生
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.135-153, 1971-09-30 (Released:2011-08-11)

Exposure mechanisms of a camera have been rapidly developped after the war.The original type of this exposure adjustment mechanisms of the camera was Semi Automatic Type (manual adjustment mechanisms by means of linking mechanisms in accordance with the indication of exposuremeter).And Automatic Type of exposure adjustment mechanisms called E.E.(Electric Eye) appeared.Now Electric Shutter Camera is the most popular.Further more the electric shutter camera with a flash photographic apparatous is popular as Full Automatic Camera.This paper reports technical tendency of exposure adjustment of camera in Japanese patent and/or utility model publications with their statistical graphs and examples.
著者
浜野 裕司 田部 洋
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.225-231, 1976-07-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
21