3 0 0 0 OA 私の履歴書(1)

著者
村井 資長
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
体育・スポーツ・レクリエーション (ISSN:03858464)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.22-25, 1977-11-01

2 0 0 0 OA 私の履歴書(1)

著者
前田 充明
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
体育・スポーツ・レクリエーション (ISSN:03858464)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.13-16, 1982-03-27
著者
木内 敦詞 荒井 弘和 浦井 良太郎 中村 友浩
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
大学体育学 (ISSN:13491296)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-14, 2006-03-15

本研究の目的は、身体活動ピラミッド(Corbin & Lindsey, 1997)の概念と行動変容技法を取り入れた半期の体育授業が、日本の大学の初年次男子学生(N=322)の身体活動量に及ぼす影響を検討することであった。非介入群(N=156)は「健康関連体力テスト2回」「講義1回」「スポーツ活動9回」を含む授業を受講し、介入群(N=166)はそれに加えて身体活動増強のためのプログラム「身体活動ピラミッドの概念学習」「行動変容ワークシートの実践」「日常における身体活動状況のモニタリング」を含む授業を受講した。受講の前後で日歩数は変化した(非介入群7841±2965歩-7693±2781歩[-1.9%]、介入群7890±2821歩-8546±2861歩[+8.3%])。分散分析の結果、非介入群に対する介入群の日歩数増加が示された。この介入群における日歩数の増加は、平日よりも休日の歩数増加に起因していた。身体活動評価表(涌井・鈴木,1997)を用いて受講前・受講後・追跡期における身体活動パターンを検討した結果、低い強度の身体活動量「日常活動性」ではいずれの測定時期においても両群に有意な差異は認められなかった。一方、中等度以上の強度の身体活動量「運動・スポーツ」では、受講後において非介入群に対する介入群の有意な高値が示されたが、受講終了3カ月後の追跡期では、「運動・スポーツ」における両群間の有意な差異は示されなかった。結論として、身体活動ピラミッドの概念学習と行動変容技法を取り入れた体育授業は、受講期間中、日本の大学の初年次男子学生の身体活動を増強することが明らかとなった。
著者
木内 敦詞 橋本 公雄
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
大学体育学 (ISSN:13491296)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.3-22, 2012-03-15

この総説の目的は,大学体育授業による健康づくり介入研究の意義と必要性を述べ,日本の大学体育教員の授業研究への動機づけを高めることであった.第1に,大学体育授業による健康づくり介入研究の教育的意義を指摘した.すなわち,健康づくりと友達づくりの場としての体育授業は,今日の大学における初年次教育の重要な要素である「学問的適応」と「社会的適応」の双方への貢献が期待されるものの,このような期待される教育効果の検証はこれまで十分になされていないことを述べた.第2に,大学体育授業による健康づくり介入研究の持つ公衆衛生的意義を指摘した.すなわち,座位行動蔓延と大学大衆化進行により,大学体育の公衆衛生的役割がいっそう高まっていることを述べた.第3に,大学体育授業による健康づくり介入研究の学術的意義を指摘した.すなわち,「大学生」の健康づくり介入研究,とりわけ,「身体活動」増強のための介入研究は国内外を含めてもまだ初期段階にあり,これまで大きな成果はあがっていないことを述べた.その後,以下のことについて討論した;大学生の生活習慣・健康度に関するこれまでの知見,わが国の健康づくり対策と学校体育の関係,わが国の大学体育の歴史と新たな動き,米国学校体育の転換,行動科学を活かした健康づくりの動向.最後に,大学生の健康づくり研究の今後の課題として,以下の4点を挙げた;1)大学体育のラーニング・アウトカムを提示すること,2)理論およびエビデンスに基づく介入研究を行うこと,3)介入効果の科学的評価が可能な研究をデザインすること,4)大学生対象の健康づくり(とりわけ,身体活動)介入研究を行うこと.
著者
木内 敦詞 荒井 弘和 中村 友浩 浦井 良太郎 橋本 公雄
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
大学体育学 (ISSN:13491296)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.3-11, 2009-03-15

運動の意思決定バランス(運動実践の恩恵-負担)は,身体活動・運動の採択や継続に重要な役割を果たすとされている.本研究の目的は,体育実技終了時のセルフ・モニタリングが,運動の意思決定バランスと日常の身体活動量に及ぼす影響を検討することであった.対象者は日本の大学新入生男子(N=869)であった.介入群(N=398)は週1回の体育授業におけるスポーツ活動実施後にセルフ・モニタリングを行い,非介入群(N=471)はそれを行わなかった.セルフ・モニタリング・シートは,心理学的・社会学的・生理学的な側面からみたスポーツ活動中の自己評価項目から構成されていた.全授業の共通プログラムは以下のとおりであった(数字はプログラムの順序に対応する);1:ガイダンス,2:講義,3-5:実技,6:講義,7-9:実技,10:講義,11-13:実技,14:まとめ.3回の講義は,生活習慣と健康の関わりに関する内容であった.介入プログラムは,運動の意志決定バランスにおける統計的に有意ではない改善傾向と,運動実践の恩恵における有意な増加をもたらした.運動実践の負担および身体活動量においては,いずれの効果も認められなかった.本研究で示された介入効果は,体育実技の果たす健康教育としての役割を具体的に提案している.
著者
坂井 正郎
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
体育・スポーツ・レクリエーション (ISSN:03858464)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.38-43, 1978-03-01

今年度の派遣団は大学教員6名、県保健体育課長3名、府市立体育館勤務2名、県教委2名、市町村教委7名の総勢20名で30日間の日程をもって、スウェーデン、西ドイツ、スイス、ポーランド、フランス、イギリスの6ヶ国の主として社会体育の事情を視察してきた。連合から推せんを受け派遣団に加わったが、その故か、団長という役割まで負ってしまい、いささか負担を感じながら出発したが、さすが体育の指導者達の集まりで、何の心配事も起らず、一同元気いっぱい予定通りの視察を終えて帰国した。
著者
小林 勝法
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
大学体育学 (ISSN:13491296)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.53-60, 2008-03-15

体育・スポーツの教員・研究者の採用募集状況を把握するための資料を得ることを目的として,体育・スポーツの教員・研究者公募を分析した.分析の対象は研究者人材データベース(JREC-IN)に2006年度に掲載された公募情報から「体育」あるいは「スポーツ」を検索語として抽出した常勤の公募171件である.おもな分析結果は以下の通りである.1.公募の公開開始時期は夏前と秋の2回のピークが見られ,特に,10月と11月の2ヶ月が多く,この2ヶ月で全体の約3割を占める.所属部署別にみると,体育学部や教育学部,体育センター,一般教育組織などの伝統的な組織で6割を超える.そのほかには,福祉や健康,幼児教育,スポーツ経営などに関わる学部や学科があり,これらを合わせると約2割に上る.2.職種別割合は助教授(准教授)が最も多く34.1%を占めている.次いで,講師(助教)が33.1%,教授が18.8%,助手(助教)が8.0%となっている.そして,任期付きの採用は30.6%を占める.3.学位についての応募条件としては,「修士かそれと同等」が56.1%で最も多く,次いで,「博士かそれと同等」が38.0%であった.研究分野については「体育科教育」と「運動生理学」「体育経営管理」「スポーツ栄養学」が多い.4.担当科目が教養体育だけという募集は12.9%と多くない.「専門科目のみ」(37.4%)が多く,ほかには「大学院と専門科目,教養体育」(12.9%),「大学院と専門科目」(12.3%)という例もある.実技についての種目指定は野外活動と体操・器械運動,水泳が多い.5.選考方法として,面接をおこなうものが74.9%で,推薦書を必要とするものが37.0%,模擬授業が12.6%であった.
著者
森田 啓 西林 賢武
出版者
社団法人全国大学体育連合
雑誌
大学体育学 (ISSN:13491296)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.37-43, 2007-03-15

1990年代以降,大学で体育を行うことの根拠が問われている.本研究は,大学体育のFDに関する取り組みのひとつであり,オープンキャンパスにおいて,参加者および学内の他領域教員や職員に本学の体育のさまざまな試みを紹介することを目的とした体育科目の体験コーナーを設けたことにより,得られた成果を参加者の意識調査の結果を中心に検討したものである.オープンキャンパス参加者の意識調査は,本学オープンキャンパス参加者の中で,体育のブースを訪れてくれた人を対象に,アンケート用紙を用いて行った.ブースを訪れてくれた人には,フライングディスクの的あてを体験してもらい,体育の授業を紹介したパネルを読んでもらった.調査の結果,大学でも体育の授業があることを知らない者が60%いたが,大学でも必要と考える者は約90%いた.他領域の教員や職員に対する本学の体育紹介については,体育のブースを通りかかった教職員に声をかけて紹介を行った.オープンキャンパスに来ている教職員は,皆担当があって忙しくしていたため,感想を聞くことができた人はわずかであったが,多くの教職員にとって,大学の体育は「単に何かのスポーツを行っているだけ」「高校の繰り返しのような内容」と思われていたようで,本学の体育で取り組んでいるいくつかの新しい試みに興味・関心を示してくれる教職員もいた.今後も,本学で新しく試みた成果をきちんと公表し,さらに新しい試みを開始し,大学体育の必要性,重要性を提示していきたい.