著者
蟻川 幸彦 鷲沢 喜美治 下原 多津栄
出版者
長野県食品工業試験場
雑誌
長野県食品工業試験場研究報告 = [Research] report of the Nagano State Laboratory of Food Technology (ISSN:0286102X)
巻号頁・発行日
no.31, pp.37-38, 2003-09

リンゴ酸高生産性株P43-14を用いて実醸造試験を行ったところ、小仕込み試験と同様に高いリンゴ酸生産性を示した。本酵母を用いた製品は清酒の差別化に有効と考えられる。
著者
大日方 洋 唐沢 秀行 村松 信之
出版者
長野県食品工業試験場
巻号頁・発行日
no.28, pp.61-64, 2000 (Released:2011-03-05)

寒天の熱水可溶性という特徴を活かした可食性フィルムの開発を目標として、ここでは特に可食性フィルムの基礎的特性である強度及び熱特性について検討を行い、以下の結果を得た。 1.寒天及びゼラチンを主成分とする可食性フィルムは、引張強度は大きいが伸びが小さく、硬くて脆い性質を示した。 2.グリセリンやソルビトールのような多価アルコールの添加は可食性フィルムに柔軟性を与えるのに有効であった。 3.寒天とゼラチンの混合フィルムは、水分がある状態では65℃以上に融点をもつため、通常のインパルスシーラーでシールでき、かつ熱水可溶性であることが確認された。
出版者
長野県食品工業試験場
雑誌
長野県食品工業試験場研究報告 = [Research] report of the Nagano State Laboratory of Food Technology (ISSN:0286102X)
巻号頁・発行日
no.29, pp.46-47, 2001-10

脂質膜センサをマルチチャンネル化した味認識装置が開発され、様々な食品の味の検討に成果をあげている。そこで本装置を用いて、おしるこ飲料の保存条件の違いが味に及ぼす影響について検討したところ、有意に応答差を示す膜が存在し、判別が可能であった。