- 著者
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平山 芳
- 出版者
- 医学書院
- 巻号頁・発行日
- pp.38-41, 1950-01-01
第一章緒言 昨年度(23年度)外科學會總會に於て今永教授が"チアニン系色素"を入體に應用する事に依り日光エネルギーを感光色素を媒體として人體に吸收せしめ其のエネルギーを生體機轉の増進源として體質の改善,抗病力の増加及び疾病治療特に結核の治療に使用し顯著なる治効をおさめ,且つ皮膚は最も光線の影響を受け易き場所なるが故皮膚は虹波に良く反應するものならんと言ふ報告より我々は虹波中の虹波I號複合體なる「ルミン」を皮膚結核に使用し見るべきものが有つたので報告する.