著者
星野 智祥
出版者
一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
雑誌
日本プライマリ・ケア連合学会誌 (ISSN:21852928)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.369-382, 2015 (Released:2015-12-25)

日本は原爆による被ばく国として, また原発事故の当事国として, 深刻な放射線災害を経験してきた. その一方で, 日本は他の先進国と比べて国民の医療被ばくが多く, その主な要因は, 診断を目的としたCT検査が増え続けていることである. 福島原発事故が発生してから, 全国的に低線量被ばくと発がんのリスクについて議論が繰り広げられてきたが, 近年, 大規模コーホート研究において, CTスキャンからの低線量電離放射線による発がんリスクが明らかとなってきている. CTスキャンは短時間で解像度の高い画像が得られるため, 医療現場には欠かせない重要な診断技術となっているが, 患者の利益とリスクのバランスの上に立ち, CTが適切に使用されているのかどうか評価することがきわめて重要である. 病院総合医に求められる中核的能力には, 病院医療の質を改善する能力, 他科やコメディカルとの関係を調整する能力が含まれる. この観点から, 病院総合医が放射線科医や放射線技師らと協力し, CTの使用を正当化しながら, 不必要な被ばくを最小限にするためにはどのような役割を果たせるのか考察した.

言及状況

外部データベース (DOI)

レファレンス協同データベース (1 libraries, 1 posts)

病院で検査を受けるときの放射線による影響を知りたい。なるべく情報は新しいものの方がよい。

Twitter (21 users, 26 posts, 11 favorites)

CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて https://t.co/dSf59ge4K8 CTの進歩とCT被ばく https://t.co/2iGzbPS8zW CTDI,DLPと実際の患者被ばくとの違い https://t.co/U0jPdjLBSp
2015.12.25 「 CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて」 https://t.co/2lZdAFmfNe
CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて https://t.co/L1m4PXaS1U
この観点から, 病院総合医が放射線科医や放射線技師らと協力し, CTの使用を正当化しながら, 不必要な被ばくを最小限にするためにはどのような役割を果たせるのか考察した. https://t.co/L1m4PXaS1U
近年, 大規模コーホート研究において, CTスキャンからの低線量電離放射線による発がんリスクが明らかとなってきている. CTスキャンは短時間で解像度の高い画像が得られるため, 医療現場には欠かせない https://t.co/L1m4PXaS1U
解説論文(無料): CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて https://t.co/PeLVGbHVZh  2015年、星野智祥(やまと在宅診療所登米)。Pearce(英 2012年)や Mathews(豪 2013年)らの疫学調査の論文も引用。
【医療】 CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて: 日本は原爆による被ばく国として, また原発事故の当事国として, 深刻な放射線災害を経験してきた. その一方で, 日本は他の先進国と比べて国民の医療被ばくが ... https://t.co/Faw1GpZvxW
【日本プライマリ・ケア連合学会誌】 CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて(総説) https://t.co/fNdUx4C7Zf https://t.co/2kb5MJKtoq
【日本プライマリ・ケア連合学会誌】 CTを中心とする医療放射線被ばくの発がんリスクについて(総説) https://t.co/fNdUx4C7Zf https://t.co/2kb5MJKtoq

収集済み URL リスト