著者
内田 順文
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理学評論 Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.62, no.7, pp.495-512, 1989-07-01 (Released:2008-12-25)
参考文献数
28
被引用文献数
2 5

わが国の著名な避暑地・別荘地である軽井沢を事例として取り上げ,場所イメージの成立とその変化の過程を具体的に示すことによって,どのように「高級別荘地・避暑地」としての軽井沢のイメージが定着し,より多くの人々の問に浸透していったかを明らかにする.方法として,まず軽井沢を扱った文学作品や新聞・雑誌の記事などをもとに,過去の人々が抱いていた軽井沢のイメージを復元し,それを軽井沢の開発史と重ね合わせながら,軽井沢のイメージ,とくに「高級避暑地・別荘地」としてのイメージが歴史的にどのように形成され,定着していったかを記述した.次にそのイメージの定着の結果として引き起こされた地名の改変とくに「軽井沢」の名を冠した地名の分布の拡大という現象を解釈した.これらの結果は,ある一定の社会集団のレベルで,ある種の場所イメージが定着することを記号関係の形成(場所イメージの記号化)として捉えることにより,よりよく理解することができる.

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内田教授が名古屋大学研究生であられた約30年前に、軽井沢のイメージ・軽井沢を冠した地名分布拡大について書かれた論文がこちら。自分も精読できていないので、改めて読み返さねば。 で、当時から御代田町にも(西)軽井沢が… https://t.co/VfN3tPpbAI
@_kdrkdrkdr 内田先生のこの論文ともかかわりそうですね! J-STAGE Articles - 軽井沢における「高級避暑地・別荘地」のイメージの定着について https://t.co/irPky9ZUS1

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