著者
荒岡 草馬 篠田 詩織 藤村 明子 成原 慧
出版者
情報ネットワーク法学会
雑誌
情報ネットワーク・ローレビュー (ISSN:24350303)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.24-44, 2023-11-17 (Released:2023-11-17)

本稿は、「声の人格権」という新たな権利概念について検討するものである。近年、音声合成技術が急速に進歩しており、関連する製品やサービスも数多く登場している。これらの技術が誤った使い方をされた場合、人の声を無断で再現し、本人の意に反した発言をさせるなどの運用がなされる危険性があり、既に国内外で問題となった事例もある。従来、我が国において、人の容姿に対しては「肖像権」という人格権が認められてきたが、人の声に対して人格権を認めた判例はなく、学説においても十分な議論が蓄積されていない。本稿は、そのような「声の人格権」の議論を惹起することを目的とする。

言及状況

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最近、声優、俳優やVtuber等の「声」は法的に保護されないのか?という論点が話題だけど、声も人格権の一つとして保護されるとの興味深い論文を発見してしまった 荒岡草馬・篠田詩織・藤村明子・成原慧「声の人格権に関する検討」『情報ネットワーク・ローレビュー』22号24頁 https://t.co/t06hYsMILk
声の人格権に関する検討https://t.co/rPK0oB0LRV
「声の人格権」という新たな権利概念について検討する。 従来、我が国において、人の容姿に対しては「肖像権」という人格権が認められてきたが、人の声に対して人格権を認めた判例はなく、学説においても十分な議論が蓄積されていない。 https://t.co/q7X4oi6v0Z
やっぱ声優さんも被害出てんだな…… 声の人格権の話こないだ法律業界(?)で検討されてたっぽい※し、保護されるといいな ※これのこと https://t.co/IQ21xgXa8k https://t.co/mcCGXbtSeY
直近のものはこちら。声の人格権はこれからの重大トピックですね。 #VRライフスタイル調査 より音声コミュニケーションの種別を引用頂きました #メタバース進化論 声の人格権に関する検討 - https://t.co/J8FIF0Lidl https://t.co/TZq8s6bWcc
元ネタはここね! ちっちーちー https://t.co/NorXstsxDT
こちらの論文「声の人格権に関する検討」、現代の「声」にかんする問題を非常に網羅的に解説していて、とても勉強になりました
こちらは、関わっているMSの成果の一部。韓国の音声権に着目した論文/声の人格権に関する検討J-STAGE Articles - 声の人格権に関する検討 https://t.co/X8ejFSCLjb
PDFあり。 ⇒荒岡草馬 , 篠田詩織, 藤村明子, 成原慧 「声の人格権に関する検討」 『情報ネットワーク・ローレビュー』22巻 (2023) https://t.co/DKUUmSMo0y

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