著者
斉藤 憲治 三塚 牧夫 麻山 賢人 藤本 泰文
出版者
公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
雑誌
伊豆沼・内沼研究報告 (ISSN:18819559)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.107-120, 2021-06-30 (Released:2021-06-30)
参考文献数
47
被引用文献数
1

池干しによる駆除の2 年後に見られたオオクチバスMicropterus salmoides 稚魚が駆除の失敗によるものか再度の違法放流によるものなのか推定した.繁殖,成長,死亡についての過去の資料を参照しつつ,池干し時の残存個体または違法放流個体のサイズと数を逆算した.池干し時の捕り残しと仮定した場合,全長35cm 程度の成魚であれば8 尾弱または体長14cm 程度の0 才魚であれば 90 尾弱と推定された.池の干し上げの状況からこの数の捕り残しは現実的でない.池干しのおよそ1 年後の違法放流と仮定すると,調査で確認された稚魚が出現するには,全長38cm 程度を約5 尾または22cm 程度を約8 尾が放流されたと推定された.

言及状況

外部データベース (DOI)

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こういう論文もあるのか 「ブラックバス違法放流の疑いについての論文を発表」 https://t.co/FITwclWWyz https://t.co/LPGCoNXyNL
@FuzinoSakura ありがとうございます。伊豆沼のブラックバスの再確認については多くの論文が出されているようですね。https://t.co/jhfXBz8YDc
引用されている論文のリンク 宮城県伊豆沼・内沼集水域のため池で 池干しによる駆除後に再び現れたオオクチバスMicropterus salmoidesはどこから来たのか? 斉藤 憲治 , 三塚 牧夫, 麻山 賢人, 藤本 泰文 https://t.co/hpd7VSIT4F
元記事はオンライン会員限定に変わったので,引用されている論文のリンクをこちらに貼っておきます。 宮城県伊豆沼・内沼集水域のため池で 池干しによる駆除後に再び現れたオオクチバスMicropterus salmoidesはどこから来たのか? 斉藤 憲治 , 三塚 , 麻山 , 藤本 https://t.co/hpd7VSIT4F https://t.co/4oKktSVk9V
「こんな事ができるのはバスプロくらいでは?」とか名指しもされてて草。バス密放流は在来種に有害な犯罪行為。はっきりわかんだね。 https://t.co/EOuaByLJiO
オススメ記事 「侵入直後のオオクチバスMicropterus salmoidesが短期間のうちに溜め池の生物群集に及ぼした影響」 https://t.co/91Gl1vHH59 「宮城県伊豆沼・内沼集水域のため池で 池干しによる駆除後に再び現れたオオクチバスMicropterus salmoidesはどこから来たのか?」 https://t.co/rw7BfGvAiF
基となる報告はこちら。 単なる臆測ではなく、きちんと積み上げて推定されています。 「池干しのおよそ1 年後の違法放流と仮定すると,調査で確認された稚魚が出現するには,全長38cm 程度を約5 尾または22cm 程度を約8 尾が放流されたと推定された.」 #外来種 https://t.co/ht5xcMIKDP
@magpie_sendai 論文これか。河北記事はほぼ抄録と同じだね。 https://t.co/lCBsZuGxvU

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