著者
大久保 賢一
出版者
一般社団法人 日本行動分析学会
雑誌
行動分析学研究 (ISSN:09138013)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.127-141, 2015-02-25 (Released:2017-06-28)
被引用文献数
2

本論文では、日本行動分析学会「体罰に反対する声明」を受け、学校場面における「体罰」に依存しない行動問題に対する適正手続きについて解説する。まず、わが国における児童生徒が示す行動問題に対する懲戒や出席停止、あるいは有形力の行使などの適正手続きについて紹介し、「体罰」と懲戒の線引きに関する課題を明らかにする。そして、タスクフォースが声明において何に反対し、何に反対しないのかということをより明確にする。さらに、声明において推奨されているポジティブな行動支援の一例として、米国において普及しつつあるSchool-wide Positive Behavior Support (SWPBS)について紹介し、行動問題に対する予防的で階層的、そしてシステムワイドな支援モデルについて紹介する。米国の「障害のある個人教育法」(individuals with Disabilities Education Act: IDEA)において定められている学校教育における懲戒ルールについて解説し、適切な支援を行うことを前提とした行動問題への適正手続きについて言及する。

言及状況

外部データベース (DOI)

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体罰による望ましくない副次的な効果についてはこちら https://t.co/fbvu0vZ44o 体罰に代わる「ポジティブな行動支援」についてはこちら https://t.co/41xx2hr0vr https://t.co/3Xaf7ekgwb どれも先の声明内で挙げられているもので、少し前のものなので、今はもっと研究が進んでいると思う。参考まで。
当該論文はこちら。 吉野(2015)https://t.co/pw1WJRaBhe 平澤(2015) https://t.co/0a92dnDWsS 大久保(2015) https://t.co/ueZ9SSLf78 https://t.co/E0xnSqWLPz https://t.co/0TsX9nvJki
@kmizuno16 自分の論文ですが、そういうことについて書いたことがあります。 https://t.co/P3Cp3ElxOB
大久保賢一. (2015). 児童生徒の行動問題に対する適正手続きとポジティブな行動支援. 行動分析学研究, 29(2), 127–141. https://t.co/ONJt3IDGhX
よしわかった。これは決してマウントを取るとかではなくて、恐らく我々の間には持っている知識の量に違いがあるので、議論が噛み合いにくいところがあると思うんです。自分で書いた論文なのですが、もしこの問題について興味を持ってくれるのであれば読んでみてください。https://t.co/kgPTxFOmCH https://t.co/eIenXdHjPh
読む J-STAGE Articles - 児童生徒の行動問題に対する適正手続きとポジティブな行動支援 https://t.co/q7EkXTBNtX
「殴られても抵抗できない」わけではないですよ。自分の論文を宣伝。 J-STAGE Articles - 児童生徒の行動問題に対する適正手続きとポジティブな行動支援 https://t.co/P3Cp3ElxOB
体罰による望ましくない副次的な効果についてはこちらを https://t.co/DJ8IivR93u 体罰に代わる「ポジティブな行動支援」についてはこちらを https://t.co/TaouyBpAnb https://t.co/3owThOEnW6 ご参考までに。
児童生徒の行動問題に対する適正手続きとポジティブな行動支援 https://t.co/gEKqAd3Ouo
さらに解説論文を書いているのですよおおお。 →大久保賢一(2015)児童生徒の行動問題に対する適正手続きとポジティブな行動支援 https://t.co/iV7wWJ2x4V

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