著者
土屋 政雄
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.107-116, 2015-05-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
12

質問票による測定指標についての尺度研究は、医療や心理学の分野をはじめ、認知・行動療法の研究においても広く行われてきた。しかし類似概念尺度の乱立や、尺度は開発されたものの科学的に明らかにすべき尺度特性が十分に検討されていないなどの問題がある。こうした現状を変えるため健康における測定の分野を中心にCOSMIN(COnsensus-based Standards for the selection of health Measurement INstruments)チェックリストがさまざまな領域の研究者らの合意に基づき作成された。本稿では、COSMINチェックリストの概要を紹介するとともに、これに準拠し尺度研究において失敗しない研究計画を立てるため、特に重要な四つの留意事項((1)例数設計、(2)再検査信頼性・測定誤差の評価、(3)仮説の設定、(4)反応性・解釈可能性の評価)の解説と、その具体的な記載事例を紹介することを目的とする。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (22 users, 31 posts, 54 favorites)

備忘録 COSMINでは反応性は妥当性とは別の尺度特性として考えられているが、反応性を明らかにする手続き自体は、縦断デザインになる点を除けば仮説検証と基準関連妥当性で説明されている方法と同様である。 https://t.co/hJO2XypRCZ
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
全然分からん! いやすごく大事、健康関連尺度の開発・評価に必要な項目を指針化したCOSMINについてで、めちゃくちゃ重要な事ばかり書いてある。 いいものを読んだ。 J-STAGE Articles - 尺度研究の必須事項(特集;「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン) https://t.co/v9JEZLY6uN
COSMINガイドラインは,尺度の開発や既存尺度の比較・評価をする際に何をどうおさえるかや,量的・質的な分析をする際の基準などをまとめたものです。詳しくは土屋先生の論文で解説されています。(1/3) https://t.co/1alCYUIMlR
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
【掲載論文】土屋 政雄, 尺度研究の必須事項(<特集>「行動療法研究」における研究報告に関するガイドライン), 行動療法研究, 2015, 41 巻, 2 号, p. 107-116 https://t.co/VRmTIxmdz3
尺度研究の必須事項 https://t.co/ReGkf3X1o8

収集済み URL リスト