著者
成川 祐一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.69-78, 2017-05-01 (Released:2017-05-01)
参考文献数
7

難しい漢字や言葉は使わない,常識ある大人なら誰でも読めるわかりやすい記事――。共同通信と全国の加盟新聞社向けの新聞記事の書き方の手引である『記者ハンドブック』は,やさしくわかりやすい文章のための用字用語集としてマスコミ以外でも幅広く使われている。1956年の初版から60年,義務教育の課程と重なる国の国語施策をベースに手直しを加え,言葉の意味や表記の変化には少し遅れてついていく姿勢で改訂を重ねてきた。本稿は戦後の書き言葉の大きな変化の中,記者ハンドブックの基礎ができるまでの過程を振り返るとともに,最近の事例として2010年(第12版)と2016年(第13版)の改訂を取り上げ,常用漢字表改定への対応やインターネットの横書きに対応した数字表記変更などを紹介する。

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記者ハンドブックの歴史やコンセプトはこの記事に詳しい。/ 正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち https://t.co/m7J4WQgEF0
参考:難しい漢字や言葉は使わない,常識ある大人なら誰でも読めるわかりやすい記事――。共同通信と全国の加盟新聞社向けの新聞記事の書き方の手引である『記者ハンドブック』は,やさしくわかりやすい文章のための用字用語集としてマスコミ以外でも幅広く使われている。 https://t.co/EPLjAA0v6a
https://t.co/jZkH4dfMog は改訂だけだ。表中で改訂新版と書かれている1973年の第3版の奥付は改定新版だったりする。
標準語が無い / 日本校正者クラブ公式ウェブサイト―校正あれこれ https://t.co/FIH8FyCLWK / 正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち https://t.co/6VBhHB9Bjl / テクニカルコミュニケーター協会>標準規格 外来語(カタカナ)表記ガイドライン https://t.co/KCzA707yxl
「数えられる数字は洋数字,慣用句・成句は漢数字」出典はこちら https://t.co/T4evds2QWN https://t.co/T2yIOnEW5c
いい論文だった。 正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち https://t.co/k2p8zaPJkE
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さきのさんの「翻訳の変遷」で紹介されたこれ、おもしろい!>「正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち」 (成川祐一/科学技術振興機構「情報管理」)https://t.co/f8xTTPgijr
共同通信社の方の論文記事。「正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち」 https://t.co/qi8sJsukcq
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「情報管理」2017年5月号 正しく伝わる日本語のために:共同通信社記者ハンドブックの成り立ち 日本で広く使われる用字用語集について、戦後の表記変化を受けての基礎作り、そして2010年、2016年の改訂の詳細を同社の成川祐一氏が解説 https://t.co/u3P1GL6cCg

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