著者
小栗 一将
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.27, no.5, pp.189-216, 2018-09-15 (Released:2018-09-05)
参考文献数
143

戦後間もない時代に中央気象台,続いて長崎海洋気象台に勤め,1960年に渡英した海洋学者,石黒鎮雄博士(1920-2007)は,2017年ノーベル文学賞を受賞した小説家,カズオ・イシグロ氏の父として紹介される機会が多い。しかし博士については,海洋の潮位や波高の研究に携わった研究者であったことと,人生の大半を英国で過ごしたこと以外,あまり知られていない。石黒博士は1940年代末から電子工学や物理学の知識を駆使し,波圧計をはじめとする様々な海洋観測機器を開発した。また,水理模型実験による潮流解析への画像解析技術の導入,電子回路モデルの開発とアナログコンピューティングによる長崎湾に発生する副振動の解析など,先進的な技術を用いて多くの成果を挙げた。1950年代末以降には,英国で,電子回路モデルを用いた潮位の解析装置を大規模なアナログコンピュータに発展させ,北海の高潮予測を可能にした。本総説では,博士の論文ならびに関連資料の調査によって明らかになった石黒鎮雄博士のユニークな研究と,その業績を詳しく紹介する。

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[人][科学] カズオ・イシグロの父、石黒鎮雄の研究業績について

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Most Japanese humanities professors post their names on Wikipedia by themselves or each other. Dr. Shizuo Ishiguro, however, is not in the entry despite his achievements. He is the father of the Nobel Prize writer Sir Kazuo Ishiguro. https://t.co/uMmbE4kRLZ #こてほん
【いま読んでほしい1冊】JAMSTEC「海と地球を語る。」(第2回『台風と闘った観測船』第3回『忘れられた巨人』小栗一将) - YouTube https://t.co/Was4eN764s 石黒鎮雄博士の業績 観測機器・実験装置の開発とアナログコンピューティングによる海洋現象解明のパイオニア https://t.co/eQsxNdnJ2c
副振動(あびき)といえばシズオ・イシグロ。 石黒鎮雄博士の業績 https://t.co/q66ho1pSoi 海洋学者Shizuo Ishiguro、日本出身地球物理学者の波 https://t.co/Y2A8XI0SUt 長崎地方気象台>あびきとは・・・ https://t.co/t9571cWidg https://t.co/tSV6sOdBWv
カズオ・イシグロのお父さん(石黒鎮雄)は陸軍の軍人だっとという話。数式の方は分からない。https://t.co/nGB6svz4Th https://t.co/lmvHO0YFyZ
力作。カズオ・イシグロさんの父上、石黒鎮雄博士の研究業績他を詳細に紹介。黎明期の潮汐流水理模型実験、海洋物理学研究の国際化、アナログコンピュータ、社会の中の科学研究者の役割他、興味深い話が満載。 / “石黒鎮雄博士の業績” https://t.co/KsGGNJfqGU

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編集者: あいさんさん
2019-11-27 15:50:07 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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