著者
児島 博紀
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.36-47, 2015 (Released:2016-05-19)
参考文献数
34

本稿は、J. ロールズによるメリトクラシーへの批判的視点を検討することで、機会の平等をめぐる議論に従来と異なる視点を提供することを試みる。機会の平等を論ずる際、しばしば自由と平等という理念的対立が強調され、ロールズは平等の側に位置づけられる。これに対し本稿は、平等主義の理論的困難をふまえつつ、むしろロールズの主張には自由の観点が見出せることを指摘し、最終的に平等な自由の再定義の必要性を主張する。

言及状況

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(メリトクラシーという社会体制が)“抑圧的なものへと転化する理由の一端は、それが才能における潜在的優劣を、教育制度を通して最大限顕在化させつつ人びとの生涯の見通しへと結びつけようとする点にあるように思われる” ロールズのメリトクラシー批判 https://t.co/9Avw8XE10x
「 ロールズのメリトクラシー批判 ― 機会の平等論の転換に向けて ― 児 島 博 紀」pdf https://t.co/OrtMjvyCNE
J-STAGE Articles - ロールズのメリトクラシー批判—機会の平等論の転換に向けて— https://t.co/RWcvNSYNNf
メリトクラシーについての説明はこの文献がわかりやすかった。 『ロールズのメリトクラシー批判』 教育学研究, Vol.82, No.1 (2015), PP. 36-47 児島 博紀 https://t.co/uBEpRrggyr
1 1 https://t.co/urBlbBvzxm
児島 博紀 (2015) _教育学研究_ 82(1):36-47 / “ロールズのメリトクラシー批判—機会の平等論の転換に向けて—” https://t.co/Hrf6L7HGcy

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