著者
大橋 力
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.466-472, 1990-04-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
25

「筑波病」は筑波研究学園都市における自殺症候群である.現代精神医学では,自殺はうつ病・分裂病に深くかかわるとされ,これらの精神病は脳内神経伝達物質の代謝活性異常を反映する病気であることが解明されている.実験動物へのある種の化学物質の投与でうつ病・分裂病症状が導かれ,同じく,ある種の情報の入力・遮断によってもほぼ同質の症状が発現される.これは,脳が物質的環境入力と同様に情報的環境入力の影響を受けることを示す.このことからみても,これまでの環境を物質・エネルギーという尺度でとらえる態度から,それらに情報を加えた総合的な視座で環境をとらえる態度に早急に切り換えねばならない.この観点から,著者らは情報環境学の体系化を進めている.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (5 users, 5 posts, 2 favorites)

『「筑波病」と情報環境』(国立放送教育開発センター 大橋力 / 1990年1月26日) https://t.co/W8jeBigKzR #筑波研究学園都市 における自殺症候群「#筑波病」の原因を、情報環境学の視点から研究した論文。 #民俗学 #コンパクトシティ
もう30年前の論文だがな https://t.co/LPQ4sXNiiV

収集済み URL リスト