hharunaga (@hharunaga)

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キケロー『国家について』の最終巻のエピソード「スキーピオーの夢」は、ダンテ『饗宴』の参照元の一つであるとともに、『神曲』天国篇のモデルの一つとも考えられるという。文:星野倫。 / “キケローの哲学的著作とダンテ ─『饗宴』のモデルをめぐって─” https://t.co/u5SvA9MHjw
要旨が日本語で読める。主著は『説得と修辞』(?)で、ギリシア哲学の「弁論術」(レトリック)から「説得(納得)」という言葉を取り出し、独自の対概念を作ったようだ。文:エンリコ・フォンガロ。 / “時間と無 : 文化間の対話におけるカルロ・ミケルシュテッターの思想” https://t.co/ynR7389BUm
ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』の主人公のモデルは『ゼーノの意識』の作家イタロ・ズヴェーヴォを核としたトリエステのユダヤ人だが、カトリック教会と大英帝国への隷属からの解放のモデルだったためという。文:辻昌宏。 / レオポルド・ブルームはなぜユダヤ系なのか? https://t.co/7te4mxBZsU
“彼はうまく移住者になりきれず,中途半端に旅行者でありつづける〔…〕。〔…〕想像の中で「アメリカ」の社会を再構築することで,カフカは移住者カール・ロスマンの居場所を周到になくしていった”。文:川島隆。 / “カフカ『失踪者』における「旅」のイメージ” https://t.co/7qC40uJiB8
クセノポンの描いたソクラテスは、「人生の終わりにさしかかっており、彼を待っているのは老いからくるさまざまな不都合と悲惨なことだけである。それで、今、死ぬことはこれらを避けることができる…」として裁判による死を受け入れたというが、ゴダールもそうだったのかな。 https://t.co/HgOq2eTcyT
“(開沼博によれば)「日本の変わらなさ」を支えているものは,「後出しじゃんけん」で「こんな悪いことがある,変えなければいけない」と騒いで…きた社会運動的なもの….しかし,本当だろうか”。文:小泉義之。 / “社会(科)学の啓蒙的な論調について” https://t.co/y6PIZIwjFs
“ブルーノの語る「狂気」とは、葛藤を動力にして探求しつづける人間に内在的な知性のありようであって、神的なものの降臨でもなければ理性の機能不全でもないことが浮き彫りに”(岡本源太) / “ジョルダーノ・ブルーノ著, 『英雄的狂気』, エウジェニオ・カノーネ編(論文・…” https://t.co/McJmOtaCIs

2 0 0 0 最後の手紙

「個人送信」によって、18~19世紀イタリアの詩人・小説家ウーゴ・フォスコロの書簡体小説『ヤコポ・オルティスの最後の手紙』の1942年の邦訳もオンラインで読めるようになっていた。 / “最後の手紙 - 国立国会図書館デジタルコレクション” https://t.co/mSl7yIUNh3
1884年にナポリでコレラが流行した際の首相の発言「ナポリの腹をえぐり出さなければならない〔はらわたを抜かなければならない〕」に対する作家マティルデ・セラーオのエッセイ(小説?)。訳:近藤直樹。 / “(翻訳)ナポリの腹 マティルデ・セラーオ|京都外国語大学機…” https://t.co/m3EPeIo1BD
「イタリアでは,モダニティの訳語“モデルニタ”が英“モダニズム”に対して用いられる。というのもイタリアで“モデルニズモ”というと,カトリック刷新運動あるいは神学刷新運動を指し示すからである」 / “土肥秀行「未来派の宣言文を読む」|立命館学術成果リポジトリ” https://t.co/FrZZ4Qohle
文:村瀬有司。ちなみに、この小説は直訳っぽいタイトル『生命(いのち)ある若者』で翻訳されているが、原題の"Ragazzi di vita"は「ごろつき、不良」といった意味の慣用句だという。 / “パゾリーニの『不良少年たち』 : 生と死と聖性について” https://t.co/qkOINwDFW3
ジョヴァンニ・ボテロ著。「マキアヴェッリの『君主論』を批判的に継承し、17世紀絶対主義国家のひいては近代主権国家の指導理念となった「国家理性(国家理由)」(ragion dello stato)理念を大成した書」。 / “原典翻訳・注解 G・ボッテーロ『国家理性論』序文並びに第一…” https://t.co/cdaAWpP5RF
「映画を批判しつつ映像作品を作り続けるもう一つの理由は、現代人が本を読まなくなったからである、とソレルスは言う。…そこで彼は、さまざまな映像作品の中でテクストを朗読するのである」。D・モランとの対談の翻訳。 / フィリップ・ソレルスにとっての場と映像|小山尚之 https://t.co/HuQEY87jpt
“《作品のなかに姿を消す》ことを理想とする、言いかえれば、作品によってのみ生きることを宣言した「没個性」の詩学は、(ジョヴァンニ・)ヴェルガの…すべてを集約するもの”(北川忠紀) / “ヴェルガの<成熟期における詩学と思想…” https://t.co/ZXdo7BPEQd
「ダンヌンツィオにとって,はじめカルドゥッチは言葉だけではなく新しい自由の指導者でもあったが,次第に束縛となる」。著:内田健一。 / “ダンヌンツィオの言語崇拝 : マンゾーニおよびカルドゥッチとの関係を通して|京都産業大学 学…” https://t.co/uHd6jl7kcY
“本論ではドゥルーズが「マゾヒズム」と呼ぶ概念が(スキゾフレニーではなく)自閉症に近く、「サディズム」と呼ぶ概念がスキゾフレニーに近いことを示す”。著:志紀島啓。 / “ドゥルーズと法/『マゾッホ紹介』を読む|神戸芸術工科大学学…” https://t.co/EZh1R2fRGy
長いw / CiNii 論文 - L・ピランデッロ作『作者を探す六人の登場人物』とF・フェリーニ作『8 1/2』とJ・ゴダール作『気狂いピエロ』と寺山修司作『田園に死す』及び『書を捨てよ、町へ出よう』に於ける実験演劇・映画メソッド https://t.co/Nk3oQa1mVe
これらの誤訳は文庫本では修正されたのかな?と探してみたら、まだ文庫化されていないのね…。谷口勇 著。 / “CiNii 論文 -  問題作『バラの名前』の問題訳『薔薇の名前』の問題点 : 「動ジナイ」訳者ははたして「賢明ナ」のか?” https://t.co/E7fGFa3NrI
“「アンパンマン」は、フランケンシュタインの創造した怪物のように、様々な材源が繋ぎ合わされて生み出された作品となった” / “KURENAI: <論文>やなせたかしの童話における『フランケシュタイン』の受容” https://t.co/cvGqg9aFl2
イタリアの思想を特徴づけるパラダイムは、「敵対と内在との連関」「歴史の秩序と直線的な時間のあいだの断絶」「共同(非人称)」だという。 / KURENAI:<講演>ロベルト・エスポジト:イタリア哲学の回帰--その起源とアクチュアリティ https://t.co/QxWmihZQCY
“本論は…『夢解釈』の冒頭にかかげられた銘, 「天上の神々を説き伏せられぬのなら, 冥界を動かさん」から出発して, …フロイト思想に新たな光を投げかける試みである”(上尾真道) / フロイトの冥界めぐり --『夢解釈』の銘の読解-- https://t.co/mcUCzhaDQR
クローチェは「英雄気取りの倫理観と政治的・愛国的叙情詩調」のない(時期の)ダヌンツィオだけを評価したという。文:國司航佑。 / “CiNii 論文 -  ベネデット・クローチェのダヌンツィオ批評 : 評価はなぜ変化したのか” https://t.co/2T8D5X9Tmb
「終わりはあるもののいつ終わるかわからない開かれのなか、死の瞬間はつねに可能であり、その意味で切迫している」。文・吉松覚。 / [論文]〈私の死〉の瞬間、あるいは生の短さについて --晩年のデリダにおける死の切迫にかんする一考察-- https://t.co/pX7tLoCAqY
「バウエルの美学は,19世紀以前の古典的な美学規範に基づいており,演劇の舞台装置や美術を映画に適応させるというそれ自体新奇でアヴァンギャルドな試みを実現」 / 映画と視覚芸術:帝政期ロシア映画における空間の画家エヴゲーニイ・バウエル https://t.co/A5hXun9Idp
「分裂症的コギトとは、統覚がうまく構造化されていないというまさにそのことによって、通常は不可視なものにとどまる次元を可視化するもの」(渡辺洋平) / <論文>ドゥルーズとガタリにおける分裂症の問題圏 —分裂症的コギトに関する考察から— http://t.co/4eLfkvv9rZ
“ズーム・ショットが…「奥行き」という概念を,平面上の外面描写において無効にするだけでなく,主人公の内面描写においても無効にしてしまう” /約束された奥行きへの異議 --ロバート・アルトマン監督『ギャンブラー』におけるズーム・イン-- http://t.co/U4g1OLf2sm
「ソルフェージュ」の語源は「ソからファまでの音階」の意味とのこと。ある時期までは「ソ=Γ(ガンマ)=G」が音階の起点だったようだ。藤村昌昭。 / “CiNii 論文 - ドレミの誕生 : "GAMMUT"と"SOLFA"に隠された鍵” http://t.co/zhbx1t9aR6
2015年2月、『親密さ』『なみのおと』上映後。司会:ミツヨ・ワダ・マルシアーノ。 / “Kyoto University Research Information Repository: 濱口竜介監督 フィルム・ワークショップ” http://t.co/ZGfbWdT5lw
「図書館に関する法とは,国家が図書館をどう見ているか,その図書館思想を鏡に映したもの」「しかし残念ながら日本の図書館法はその思想を持たない」 /CiNii論文 - イタリアの図書館法:日本の図書館法との相違(<特集>海外の図書館法…) http://t.co/1UVoVr6D47
まず1925(大正14)年の創刊1号、2号が公開。1号には宮﨑市定の原稿などもあるけど、広告が面白い。岩波書店はさもありなんだが、「帝國大學御用」の洋服屋とか。 / “京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI): 京都帝國大學新聞” http://t.co/TPQtyZk64z
“アリストファネス喜劇は,ジェンダー区分の揺らぎを演出することで,「男らしさ」が男性の身体に固有のものではなく社会的な構築物であることを示している” / 栗原麻子:<論説>民主制下アテナイにおける「おんな男」と「男のなかの男たる女」 http://t.co/PcSkxD14GG
「(ガリレイは)タッソの方がより美しく思われるが、アリオストの方が好きだと言うのであった。そして前者はことばを、後者は事物を語っていると付け加えた」(ヴィヴィアーニ)。小林満。 / ガリレオの文体に対する評価の変遷:「明晰性」を中心に http://t.co/JSvxZykOng
篠原資明「建築の哲学: カッコ嬢との対話」、旦部辰徳「大正期文学における私秘的空間への<眼差し>の二相: 稲垣足穂と佐藤春夫、二人の<家>小説の比較を中心に」ほか。 / “京都大学人間・環境学研究科『あいだ/生成』第4号” http://t.co/whtinEzsNy
マンゾーニの小説『いいなづけ』で、「著者の一人称複数」は客観性を演出し、「共感の一人称複数」は読者を巻き込む。霜田洋祐。 / “CiNii 論文 - 「我々」とは何か : I PROMESSI SPOSIの語り手の一人称について” http://t.co/8t2dBVO564
“ベケットとジョイスに共通する「隠喩・擬人化批判」がヴィーコの「幼児」や「子供」の形象に媒介されていることを解明した”(木内久美子) / KAKEN - ベケット文学による「自伝的エクリチュール」の系譜学:「幼児期」の形象と言語の起源 http://t.co/MNsPv6HVeX
ダンテ『神曲』とジョイスから導き出した煉獄のモデルが、“旅をする二人組の「生」と空間の支配概念である「死」のせめぎ合いとして設定されている” / 菊池慶子 - ベケット『メルシエとカミエ』における「空間」 : 二つの煉獄をめぐって http://t.co/NwYkrmW2Bp
“「外の芸術論」で問題となった「外」とは、主体の外部であったのに対して、「外の美学」で問題となる「外」とは、主体を別様に変形させようとする外部である”。武田宙也・博士論文要旨。 / “ミシェル・フーコーの美学 --生と芸術のあいだで” http://t.co/mmJgDTLirJ
篠原資明・著。「かわいい」とは、「着せられる」という根源的受動性(衣服内存在)を基調として、「着る」-「着せる」-「飾る」 の系列を過剰なまでに増幅させるもの。 / “Kyoto University: <論文>「かわいい」の構造” http://t.co/eeTW2NJ5wY
“メランコリーによって獲得しようとしたような、あらゆる変化「を超えた」永遠などはありえない。獲得できるのは、変化「を通した」永遠…”(岡本源太) / CiNii論文 - アクタイオンの韻文:ジョルダーノ・ブルーノとペトラルカ主義の伝統 http://t.co/fT6M9e4h4p

2 0 0 0 OA 角とマント

文・増田裕美子。西洋では寝とられ亭主は角が生えるという言い方があるが、これは怒りで生えるという意味なんだろうか…。また、「夫に青いマントを着せる」という言い方もあるそうだ。 / “UT Repository: 角とマント” http://t.co/1VUIKuho
1990年勧告と2007年勧告の違いのまとめなど。 / “CiNii 論文 -  日常診療に役立てるためのICRP2007年新勧告の活用法 III : 放射線防護の新しい考え方(学術交流委員会報告,<特集>診断支援技術論文特集号)” http://t.co/AYPntYXh
カルヴィーノが『狂えるオルランド』から受けた影響は、「ばらばらに分裂し、混乱した無秩序な状態にあるものをひとつの統一された構造物に、秩序ある状態に導こうという試み」か。脇功氏。 / “CiNii 論文 - アリオストとカルヴィーノ” http://t.co/lSmirNei
ロバが話し始め、アカデミーへの入会と教授への任命を要求する。岡本源太・訳。 / “Kyoto University Research Information Repository: 【翻訳】ジョルダーノ・ブルーノ「キュレネの驢馬」” http://t.co/L14vbOMg
“「英語のストックが資本と同義語である」という事実、を確認しておくことは決して無駄ではないだろう”。“マルクスはドイツ語の'Stock'つまり「棒」の含意を仄めかしている” / “技術と生産 ―ハイデガーからマルクスへ 森一郎(PDF)” http://t.co/MmfFsQCr
“「英語のストックが資本と同義語である」という事実、を確認しておくことは決して無駄ではないだろう”。“マルクスはドイツ語の'Stock'つまり「棒」の含意を仄めかしている” / “技術と生産 ―ハイデガーからマルクスへ 森一郎(PDF)” http://t.co/MmfFsQCr
花本知子 東京外国語大学 博士学位論文。審査結果は http://t.co/vcrraune / “JAIRO | 夢幻的な論理 : アントニオ・タブッキの物語宇宙” http://t.co/lBWSZkVz
ベルトルッチ製作ということで見た映画『愛の勝利』は、結局いまいちよく分からなかったが、こういう論点を参考に見直したら発見があるのかも。 / “マリヴォー『贋の侍女』と『愛の勝利』――眼差しのドラマツルギーにみる人間像 奥香織(PDF)” http://t.co/wjOcRcXc

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