著者
山本 勝 武井 達哉 萩原 啓 堺 俊克 村上 由紀夫 後沢 瑞芳 山本 敏裕 村上 裕彦 三浦 治 平川 正明 中野 美尚 岡坂 謙介 浅見 佳司 金子 喜代三 佐々木 貴英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.594, pp.41-44, 2004-01-17
被引用文献数
3

陰極材料に炭素系材料であるグラファイトナノファイバー(GNF)を用いた電界放射ディスプレイ(FED)を検討している。今回、ガラスフリットを用いた窒素雰囲気中での封着プロセスによりパネル化し、動画像を表示して良好に動作することを確認した。また電子放出特性の測定も行い、次世代に向けた大画面・高精細・薄型ディスプレイとしての実現性を示した。
著者
坂本 千城 渡辺 武夫 坂本 洋子 宮本 治子 山岡 寿美子 三浦 治子 松村 一主功 松井 利充 中尾 実信 藤田 拓男
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.20, no.6, pp.485-490, 1983-11-30 (Released:2009-11-24)
参考文献数
11

閉経期後又は老年性骨粗鬆症の原因は複雑であり, 現代までに, 内分泌的, 栄養的, 物理的, 遺伝的等の諸因子が考えられたが, 免疫学的因子は未だ検討されていない. しかしながら, 骨粗鬆症が, 多くの膠原病や自己免疫疾患と同様に, 女性に多いこと, 又免疫異常の起り易い老年に多いこと, 自己免疫疾患として有名な慢性関節リウマチで, 関節周囲に骨粗鬆症様の変化が見られること, 更に骨粗鬆症では, 骨の吸収と形成してアンバランスが見られるが, 骨の吸収の主体である破骨細胞は, マクロファージ起源であるともいわれ, リンフォカインの一種であるOAFによって, その活性が刺激される等の現象は, 骨粗鬆症の原因の一つに, 免疫異常があることを, 疑わせるのに充分である.加齢とともに細胞免疫の一つの指標であるツベルクリン反応は陰性のものが多くなり, ことに骨粗鬆症を示すものでは, 示さないものよりも同年齢でも陰性者の率が高く, 又ツベルクリン陰性者は陽性者に比べて, 橈骨の鉱質合量が低下している. 末梢総リンパ球数及びTリンパ球数には, 骨粗鬆症患者と骨粗鬆症を有しないものの間に差はないが, OKT4/OKT8 (ヘルパー/サプレッサー) 比は, 骨粗鬆症患者では骨粗鬆症を有しないものに比べて, 高値を示す. 0.5μg/日の1α(OH)ビタミンD3を投与すると, 骨粗鬆症患者におけるツベルクリン反応は陽転するものが多く, 又, OKT4/OKT8比は低下する. これらの所見から, 骨粗鬆症にはある種の免疫異常, ことに細胞性免疫の低下が存在すると思われるが, その病態生理学的意義は, 今後の検討を要する.
著者
矢野 雅文 三浦 治己
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.306-311, 1999-09-25 (Released:2000-04-12)
参考文献数
9
被引用文献数
1

It is assumed that positional information within a developing organism is represented by a morphogen gradient. However, it is not yet understood how positional information is organized in a size invariant manner. To achieve such size invariance, it is necessary for an organism to organize the polarity of positional information in advance. We focus on tactic behavior of the Physarum plasmodium and propose a model that describes the organization of size invariant positional information, in which the direction of the phase wave represents the polarity. We would like to point out that self-referential dynamics exist in our model, and their implementation is discussed. Our mode may be applied to other developmental systems.