著者
三輪 宏太郎 植田 一博
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.114-118, 2010 (Released:2011-04-26)
参考文献数
7

個別銘柄レベルにおいて,出来高の上昇は株式リターンの持続を予測すると言われている.この出来高と株価変動の持続性(株価モメンタム)の関係は,株価の新規情報の折り込みの遅れが要因とされてきた.本研究では,この関係が投資家の株価トレンド追随行為によっても引き起こされる可能性が高いことを実データ検証,モデルシミュレーションの両面から示す.
著者
三輪 宏
出版者
東京海洋大学水圏環境教育学研究室
雑誌
水圏環境教育研究誌 (ISSN:21882851)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.35-44, 2012-09-15

日本の釣り人口は2009年のレジャー白書によると2008年で1120万人といわれている。その釣り人が使うオモリは鉛製であり大量の鉛製オモリが釣りの現場で使用され,失われているものも多い。しかし,失われた鉛製オモリの多くは回収される事なく海底に放置されている。レクリエーションである釣りによって水圏中に多量に放置された鉛製オモリは,生態系に影響を与える可能性が高い。鉛の毒性は非常に強く,鉛の摂取による急性鉛中毒は脳疾患となって現れ,また,非常に微量でも連続して摂取すると中枢神経などに慢性中毒をおこす事が明らかとなっている。そのため,大気中や土壌における鉛の排出や移動に関しては世界的に厳しい規制が定められている。しかしながら,我が国においてはこうした毒性の強い鉛に対する認識が不足しており,鉛の知識や理解を含めた水圏環境リテラシーを高めるための水圏環境教育プログラムの開発が急がれる。
著者
三輪 宏太郎 植田 一博
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学
巻号頁・発行日
vol.9, pp.76-80, 2017

<p>本研究では,時間外取引を行う投資家が少ない状況下でも,どのような取引時間延長が有効となりうるか分析を行った.特に,プレマーケットセッション,アフターマーケットセッションの導入及び,どの程度の長さのセッションの導入が有効となるか,人工市場モデルによるシミュレーション分析を行った.結果,上記の状況下では,多くの場合,取引時間延長により,価格効率性及び価格安定性が低下することがわかった.しかも,導入される時間外取引時間帯が長く,アフターマーケットセッションを導入した場合,この傾向は顕著であった.一方で,短期間のプレマーケットセッションであれば,時間外取引の参加者が少なくても,価格効率性や価格安定性を改善しうることがわかった.</p>