著者
中村 嘉志 瀬川 典久 丸山 一貴
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.407-416, 2016-10-15

学術会議において参加者にインターネット接続サービスを提供することは必須の要件となりつつある.しかし中小規模の会議の運営は,人的および資金的に余裕があるとは言えないため,ネットワークインフラストラクチャの設計と敷設,運用,撤去をネットワーク技術者という観点においてアマチュアである運営委員が行わなければならないことがしばしばである.しかしそれを実践することは必ずしも容易ではない.本稿は,参加者数200人規模,接続機器数400台規模で,ホテルなど一般の宿泊施設を利用して2泊3日の合宿形式で毎年一回開催されるIT系学術ワークショップ,通称WISSでの5年間の運用経験を基に,会議用の一時的なネットワークインフラストラクチャの構築と運用がなぜ容易ではないのかの背景と理由を学術会議運営の側面から示し,問題点を明らかにした上でその解決法の1つとしてソフトウェアルータを用いた方法論と実践結果について述べる.
著者
佐藤 和哉 平井 重行 丸山 一貴 寺田 実
雑誌
研究報告 音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2011-MUS-89, no.14, pp.1-6, 2011-02-04

プログラム動作を理解させるための,実行時における関数呼び出しの構造を音楽的な表現手法を導入して可聴化するシステムを提案する.ここでは,音楽のリズム表現を導入することで,可聴化した結果がエンタテインメントとして楽しみながら,かつプログラム動作の理解を支援できるようにすることを目指している.今回は,関数呼び出し構造に対し,異なる観点でリズムパターンの適用ができるようにし,その効果や利点を確認できるようにした.
著者
佐藤 和哉 平井 重行 丸山 一貴 寺田 実
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告 音楽情報科学(MUS) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.14, pp.1-6, 2011-02-04
被引用文献数
1

プログラム動作を理解させるための,実行時における関数呼び出しの構造を音楽的な表現手法を導入して可聴化するシステムを提案する.ここでは,音楽のリズム表現を導入することで,可聴化した結果がエンタテインメントとして楽しみながら,かつプログラム動作の理解を支援できるようにすることを目指している.今回は,関数呼び出し構造に対し,異なる観点でリズムパターンの適用ができるようにし,その効果や利点を確認できるようにした.We propose a program sonification system focused on the nesting structure of function calls at the runtime. In this paper, we apply several sonification methods to various programs, and compare their results. We use musical expression, especially rhythm patterns for the sonification. This enables the user to enjoy listening to the sound as an entertainment in addition to understanding the processing flow of the program.
著者
田中 英人 丸山 一貴 寺田 実
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.18, pp.1-8, 2010-10-22

膨大な文書の管理を行なうにあたって,文書中の特徴的なキーワードを自動で抽出したものをタグとして付加することで文書整理の効率化を図る手法が考えられる.しかし,メモのような短い文書には含まれる単語数が少ないため,満足なキーワードが抽出されにくい.本研究では,文書中に存在しない語を Web から取得してキーワード候補に含めることで,短い文書に対するキーワードづけを実現し,より適切なタグ候補の提示を行なう手法を提案する.To manage a huge amount of documents, adding a keyword which is extracted from the document as a tag may be efficient. But a short document like a memo is hard to extract a keyword, because the number of words in the document is limited. In this paper, we realize the keyword extraction from short documents by using web information, and propose the method that shows more appropriate tag candidate.
著者
高須賀 清隆 丸山 一貴 寺田 実
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.65, pp.115-120, 2007-07-02
被引用文献数
2

近年、情報爆発に伴い、多量な情報の中から情報を取り出すシステムの研究が盛んに行われている。その中で Web ページ推薦の分野ではユーザのブックマークを利用したシステムが多く、ブックマークされないような Web ページを推薦できないという問題があった。そこで本研究では、ユーザたちの閲覧履歴そのものを利用することで全 Web ページを対象に推薦可能とするシステムを構築し、その評価を行う。Because the number of web pages becomes very huge, and still increasing, many people have difficulty to reach pages they want. Although social bookmarking and search engines are helpful, users still have to find pages by themselves. Our goal is to recommend web pages which are supposed to be interesting for a user, without any extra actions of users. We developed a recommendation system that works based on URLs and the users. Our system has four features: (1) collaborative filtering based on URL only, (2) similarity between users using TF-IDF, (3) use of the real activity in our university, (4) and automatic evaluation using word extraction.