著者
内野 峻輔 佐藤 太一 中村 裕幸 五十嵐 洋
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
IIP情報・知能・精密機器部門講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.G-4-2, 2016

<p>In this study, we constructed a driving simulator and attempted to assist the driver in parallel parking by presenting auditory stimuli. For this purpose, we developed an acoustic information system that has the driver turn the steering wheel on the basis of sound-pressure differences in white noise output from left and right speakers. This system provides acoustic feedback to the driver based on deviation from the target value for steering wheel operation. First, we conducted an experiment to identify the manner in which people react to acoustic information given in this way and establish appropriate control parameters. Next, we investigated how acoustic information could affect driving characteristics in parallel parking. Furthermore, based on the parallel parking experimental results, we investigated and fixed the appropriate control parameters for each operating value of steering wheel. Even if we use the fixed control parameters, the acoustic information system is effective in providing driving support.</p>
著者
岡田 誠 五十嵐 洋一郎
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.54, no.10, pp.1040-1045, 2013-09-15

日本の認知症高齢者の推計人数は,2012年の段階で462万人,前期認知障害の高齢者数を含めれば862万人にのぼる.認知症を取り巻く社会的課題は日本の社会にとって大きなインパクトを持つ.一方,認知症を含め,現代社会の課題は相互に複雑に絡み合い,状況や全体像も曖昧である.誰がその課題に対して新たな力をもたらすステークホルダかも明確ではない.本稿では,企業の視点から,社会的課題自体をさまざまな組織を結びつけるバウンダリー・オブジェクトとして機能させる意味とアプローチについて,認知症プロジェクトを例として紹介する.
著者
五十嵐 洋介 福井 和広
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J94-D, no.7, pp.1125-1134, 2011-07-01

時系列画像において抽出・追跡された特徴点集合の座標情報から因子分解法によって得られる形状空間は,特徴点集合の三次元的な幾何関係を表現しており,視点や対象物の動きに対して不変である.本論文ではこの形状空間の特性に着目し,形状空間同士の構造的な類似度に基づく物体認識のフレームワークを提案する.形状空間は特徴点数を次元とするベクトル空間中の三次元部分空間として得られるので,二つの形状空間の構造的な類似度は両者のなす正準角によって測ることができる.しかしながら,この類似度が意味をもって定義されるためには,二つの特徴点集合同士で特徴点が対応づけられている必要がある.この問題に対して,形状空間に付随して得られる直交射影行列を並べ換えることで対応付けを行う方法を提案する.提案する物体認識のフレームワーク及び対応付け法の有効性は,合成データを用いた性能評価,及びホクロなどの微小特徴に基づく顔認識実験により確認する.
著者
五十嵐 洋介 白石 善明 森井 昌克 澤邊 正彦 今 敏則 向井 祐之 小松 尚久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OFS, オフィスシステム
巻号頁・発行日
vol.97, no.66, pp.13-17, 1997-05-23

電子メールの普及にともない,現存の郵便システムへの応用が実現可能となりつつある.本稿では,電子認証技術を郵便に応用し,オンラインで郵便の受け付けを行う新しい郵便システムについて考察する.本郵便システムでは,電子メールと現存の郵便との融合がはかられ,電子メールによって伝達すべき内容と相手先住所を郵便局(本システムのサーバ局)へ送り,郵便局では,差出人と郵便局側で,相互認証を行い,相手先に対しては伝達すべき内容をハードコピーし,郵便物として送り届けるシステムである.特に本稿では電子媒体に記された内容と印刷された紙媒体の上での内容の同一性について議論する.