著者
井上 尚美 西崎 雅仁
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2010年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.1, 2010 (Released:2010-11-15)

長引く不況と少子高齢化に伴って、外食産業におけるファミリーレストランの位置づけや市場規模は変化している。特に家族連れを対象としたファミリーレストランの経営は苦しい状況が続いている。そういった環境の中、客数・客単価がどのように変化し、店舗数と営業利益率との相関を研究することでポジショニングが明らかになる。 外食産業全体での低価格化、マーケットへの新規参入など伸びている業態・衰えている業態を明らかにすることで、今後のファミリーレストランの方向性を解明する。
著者
井上 尚美 西崎 雅仁
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.1, 2010

長引く不況と少子高齢化に伴って、外食産業におけるファミリーレストランの位置づけや市場規模は変化している。特に家族連れを対象としたファミリーレストランの経営は苦しい状況が続いている。そういった環境の中、客数・客単価がどのように変化し、店舗数と営業利益率との相関を研究することでポジショニングが明らかになる。<BR><BR> 外食産業全体での低価格化、マーケットへの新規参入など伸びている業態・衰えている業態を明らかにすることで、今後のファミリーレストランの方向性を解明する。
著者
猪目 安里 井上 尚美 吉留 厚子
出版者
一般社団法人 日本助産学会
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.81-91, 2020 (Released:2020-06-30)
参考文献数
25
被引用文献数
1

目 的分娩施設のない離島に住む母親の妊娠期・産褥期のセルフケア行動の実態を明らかにし,セルフケア行動の特徴に合わせた保健指導を考える資料とする。対象と方法分娩施設のない離島に住む分娩後1年以内の母親9名を対象に,インタビューガイドに基づき,半構造的面接法を用いてフォーカス・グループ・インタビューを行った。結 果分娩施設のない離島に住む母親は,妊娠期は【経験者やインターネットから情報収集】を行い,【家族の協力を得ながら自分の体と胎児の為のセルフケア】を行っていた。また,《妊娠に伴う体調の変化に応じて自ら病院を受診》,《自分で出血を観察しながらの対処行動》という【早めの対処行動と症状の観察】と,《島の昔からの文化にならった食事を摂る》の【島に伝承された食文化にもとづいたセルフケア】という特徴があった。産褥期は【産後の回復に向けたセルフケア】を行っていた。《体調の変化に応じて早期の常備薬の内服,病院受診》,《乳房トラブルに対して情報源にアプローチし,対応》する【異常症状に対して行動・対応】,《産後の針仕事と水仕事はしてはいけない》,《母乳をたくさん出すために魚汁を必ず飲む》という【島の昔からの文化にならったセルフケア】に特徴があった。結 論分娩施設のない離島に住む母親は,分娩施設がなく,産科医・小児科医が常駐ではない環境にあるからこそ異常に移行しないようにしなければならないという強い思いから,異常症状を自身の感覚を通して敏感に察知し,自ら判断・行動していた。分娩施設のない離島における妊産婦が安心・安全に妊娠期・産褥期を過ごすためには,島に伝承されているセルフケア行動も取り入れつつ,母親が身体の変化に敏感になり,感覚を通して変化を察知できるように,医療従事者は正しい情報を与え,担保していくような関わりが必要かもしれない。
著者
下敷領 須美子 宇都 弘美 佐々木 くみ子 井上 尚美 嶋田 紀膺子 藤野 敏則
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.171-179, 2006-04
被引用文献数
3 2

奄美群島は,南方文化の影響を受けつつ独自の文化的背景をもち,合計特殊出生率・第3子以上の出生割合が高率であるという特徴を有している。本稿の研究目的は奄美群島の子育て環境の地域特性について明らかにすることである。まず,母子保健事業と保育施策について実績値の分析を行い,さらに奄美群島全市町村の母子保健担当保健師と母親を対象に,子育て支援の実態と課題について聞き取り調査を実施した。その結果,以下の結論を得た。(1)母子保健事業の実態としては,28週以後の妊娠届出率が高いなどの課題をもつが母子保健推進員が整備活用されている。(2)保育所が整備され,待機児童は実質的に0である。(3)保育師からみた子育て環境の地域特性は,家族・親族近隣からの豊富な子育て支援,大らかな子育て観,「子は宝」という価値観などがあげられた。(4)母親からの聞き取り調査からも,子育てに関して地縁・血縁による支援を受けていることが明らかになり,その背景には受け手側も支援者になる支え合いが存在していた。(5)子育て中の一番の支援者は夫であったが,複数の支援者から臨機応変に支援を受けており,多くの母親が楽しみながら子育てをしていた。
著者
瀬戸嶋 政勝 小林 靖幸 田中 宏明 栗林 善昭 井上 尚美
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.229-233, 1988-10-25 (Released:2010-02-25)
参考文献数
6

Since ankylosing spondylitis (A. S.) tends to be milder and less progressive in women that in men, there are great difficulties in early diagnosing A. S. in female patients. We report a case of A. S. in a woman. A 22-year-old woman with a 6-year history of A. S. was admitted to our hospital in Mar., 1987. The initial sign was gait disturbance due to severe left hip joint pain. Laboratory findings included an almost normal complete blood count, blood chemistry and urinalysis. The ESR at that time was 51mm/h, CRP was 2 puls, rheumatoid factor was negative and HLA B-27 antigen was detected.The plain roentgenogram revealed a narrowing of the joint space and an ankylosing change in the bilateral hip and sacroiliac joints. Routine X-ray examination of the spine showed an almost normal view. An open biopsy of the hip joint showed histopathologically nonspecific chronic inflammatory findings. A Tc-99m scintigram on Feb. 9, 1982 showed an increased activity area in the bilateral hips and sternoclavicular joints, in the sacroiliac joints especially in the iliac sides, and in a part of the cervical spine. This activity began in the early stage of A. S. However, a plain roentgenogram of these joints at that time showed normal findings.If history, clinical and laboratory findings lead to a suspicion of A. S., and there is little significant change by roentgenographic studies, the whole body scintigraphy is useful for the early diagnosis of A. S. in female patients.