著者
佐橋 謙 吉田 靖 田中 芳男
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.40, no.10, pp.769-776, 1993-10-31
被引用文献数
1

表題の現象について,計約50箇所の岡山県下の気象官署および公害監視網の資料により解析した.その結果,当時岡山県下には,2回の突風が観測された地域,強風は1回だけでそのとき風向変化は伴っていない地域,1回の強風だが風向変化が伴った地域,の3種類の領域があったことがわかった.また,強風であるにもかかわらず僅か2〜3km離れた地点で,まったく違う時間変化を示す例がいくつか見いだされた.
著者
佐橋 謙
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.p321-328, 1985-07
被引用文献数
1
著者
塚本 修 佐橋 謙 王 介民
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.925-935, 1995-10-25
被引用文献数
8

周囲を砂漠に囲まれた張掖(Zhangye)オアシスで放射量と乱流フラックスの観測を行ない、地表面熱収支と蒸発散量の季節変化を明らかにした。ここはHEIFEの基本観測点の一つで、オアシスを代表するものである。オアシスは砂漠に比べて植生が豊かなため上向きの短波・長波放射量が小さく結果的に純放射量が大きくなる。また、地表面での熱フラックスは潜熱フラックスが支配的で平均的なボーエン比は0.2程度である。放射フラックスと顕熱潜熱フラックスから地表面熱収支を評価すると地中熱フラックスを考慮しても年間を通じて大きな残差項があり、今後、水平方向の移流を考慮した熱収支を考える必要がある。渦相関法による水蒸気フラックスの値から季節毎に行われた強化観測期間(IOP)期間中の日蒸発散量は3.4mm(8月),1.7mm(10月),0.2mm(12月),2.8mm(5月),3.9mm(6月)という結果が得られた。一方、IOP以外の期間についても蒸発散量を評価するために、2年間の連続した鉛直プロファイルのデータを用いての推定を試みた。安定度の効果と零面変位の変化を導入することによって、渦相関法による値とほぼ一致する結果を得ることができた。これをもとにして張掖オアシスにおける通年の蒸発散量を評価した結果、535mmという値が得られた。これは気象台で蒸発計を用いて得られている年間蒸発量の約4分の1になる。
著者
佐橋 謙
出版者
近畿医療福祉大学
雑誌
近畿福祉大学紀要 (ISSN:13461672)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-12, 2004-06-15

Generally speaking, literacy education is required in developing countries because of poverty, war andlack of understanding for literacy etc. Afghanistan is one of the typical countries under such circumstances.The author visited the country to inspect the actual literacy education for a week in August 2003. In thispaper, the history and the social situation now are given very briefly, first. Then, the practical situation ofthe literacy education run by an NGO in Afghanistan is described. As Afghanistan is the multiracial andMoslem country, several issues that appear under those environments are discussed.