著者
佐藤 未知 松江 里佳 橋本 悠希 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.295-301, 2014-06-30 (Released:2017-02-01)
被引用文献数
3

When a head is equipped with a hanger made of wire sideways, and its temporal region is sandwiched by the hanger, the head rotates unexpectedly. We named the phenomenon "Hanger Reflex", and we have studied this phenomenon to understand its mechanism and to show the possibility of utilizing the phenomenon as a human interface or for rehabilitation. In this paper, we evaluated that the necessary conditions of the Hanger Reflex are compressions to temporofromtal region of the head and its counter position. We also developed an interface that can induce head rotation by Hanger Reflex, without giving pain to the user.
著者
中井 優理子 岡崎 龍太 蜂須拓 佐藤 未知 梶本 裕之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.50-54, 2014-09-12

ぬいぐるみに人とのインタラクション機能を付与する従来の提案の多くは,ぬいぐるみに音声や手足および眼球の動き,呼吸や心拍に伴う動き等を付与するものであったが,不完全に実現されたインタラクションはかえってぬいぐるみに対する没入感を損なう危険があった.今回我々はぬいぐるみに生き物感を付与する最小限の構成として,目の表面の涙のゆらぎを表現する手法を提案する.涙のゆらぎは鏡面反射によって拡大して知覚されるため,微小な動きで人に知覚させることが出来,また感情表現を行える可能性がある.今回は水中の気泡と振動子を用いるだけの簡易な手法で目のゆらぎを実装し,その効果を検証した.
著者
横山 牧 蜂須 拓 佐藤 未知 福嶋 政期 梶本 裕之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.483, pp.93-98, 2013-03-13

タッチパネルを搭載した携帯端末が近年急激に普及しているが,このタッチパネルは触覚フィードバックが欠けているためにテキスト入力が難しいという問題を抱えている.この問題に対して,本研究ではキーの境界線に段差がついたシートと視触覚クロスモーダル現象を用いることで,タッチパネルに触覚フィードバックを簡便に付加する手法を提案する.本稿では提案手法により付加される触覚フィードバックがテキスト入力パフォーマンスに与える効果を検証した実験,そして視触覚クロスモーダル現象によってヒトの知覚量がどの程度変化するかを検証した実験について述べる.