著者
佐藤 未知 松江 里佳 橋本 悠希 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.295-301, 2014-06-30 (Released:2017-02-01)
被引用文献数
1 or 0

When a head is equipped with a hanger made of wire sideways, and its temporal region is sandwiched by the hanger, the head rotates unexpectedly. We named the phenomenon "Hanger Reflex", and we have studied this phenomenon to understand its mechanism and to show the possibility of utilizing the phenomenon as a human interface or for rehabilitation. In this paper, we evaluated that the necessary conditions of the Hanger Reflex are compressions to temporofromtal region of the head and its counter position. We also developed an interface that can induce head rotation by Hanger Reflex, without giving pain to the user.
著者
渡辺 亮 梶本 裕之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.393-394, 2015-09-18

我々は皮膚表面に温度変化を提示することで上下方向の移動感や触力覚を生じる錯覚現象を発見し,その性質を研究 してきた.本現象では温度上昇時に上方向の移動感や膨張感を,温度下降時に下方向の移動感や吸引感を生じる.我々 はこの錯覚現象を利用し,直立した人間の左右それぞれの足裏に逆方向の移動感を提示することで段差や地面の傾き を表現できると考えた.本稿では足裏に温度変化を提示する装置を開発し,刺激温度の変化が生起する感覚や姿勢に どのように影響するのか検証した.
著者
大石 恵利佳 高下 昌裕 Khurelbaatar Sugarragchaa 梶本 裕之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.95-99, 2015-09-18

視聴覚コンテンツの臨場感を高めることを目的として,身体の広範囲へ触力覚を提示する手法は数多く提案されているが,提示領域の狭さ,着脱の手間などの課題がある.我々はこの問題に対して,着用している衣服自体を牽引することにより衣服ずれを生じさせ,広範囲かつ簡易に触力覚を提示可能とする手法を提案する.本報告ではシステム構成および予備的な実験結果について述べる.
著者
今 悠気 中村 拓人 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.565-573, 2016 (Released:2017-02-01)

Application of the Hanger Reflex to walking navigation was investigated. The Hanger Reflex is a phenomenon that produces an illusory force and involuntary rotation of the body parts by skin deformation. It was first applied at the head by using a wire hanger, but is now known to work on many body parts such as the waist, wrist, and ankle. In the experiment combining Hanger Reflex devices at the head, waist, and ankle, we confirmed that the waist-type Hanger Reflex is the most effective, and that combined Hanger Reflex imparted limited influence on the results.
著者
櫻木 怜 池野 早紀子 岡崎 龍太 梶本 裕之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.133-136, 2014-09-12

近年視聴覚コンテンツの臨場感向上を目的とした全身触覚提示デバイスが数多く提案されている.こうしたデバイ スは共通して体格差による着脱の制限や煩雑さの問題を持つ.そこで本研究は身体に装着する振動子の数を可能な限 り減らし,かつ広範囲に振動を提示するため,ユーザの骨を介して身体広範に振動を提示することを試みる.本稿で は,身体広範囲に振動を伝達可能な骨部位の選定を行い,結果として選定された鎖骨に適した振動提示デバイスを製 作した.
著者
岡崎 龍太 栗林 英範 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.335-343, 2016 (Released:2016-09-09)

Listening music with mobile devices is now a part of our daily life. With the aim of generating vibration-based feedback to enrich musical listening experiences with mobile devices, we have applied a frequency shifting method, which was proposed previously in the literature for mixer manipulation or cross-modal relationship between tactile and auditory stimuli. Experimental results showed that the proposed method significantly increased the listener's evaluation of sound consisting of high-frequency components.
著者
梶本 裕之
巻号頁・発行日
2009 (Released:2009-04-01)

本研究は情動を引き起こす触覚体験の単位要素の同定および情動を引き起こす触覚体験に必要な触覚ディスプレイの設計論構築を行った.応用事例として,音響スピーカを用いた触覚提示装置,鉛筆削りを模した触覚提示装置,笑い増幅器,音響コンテンツに合わせた耳触覚,歯磨き振動変調による心地よさ増幅,立毛による驚き感覚の増幅,擬似心拍の提示による親近感の増幅を行い,さらに触聴覚間の和音の存在を明らかにした
著者
梶本 裕之 川上 直樹 前田 太郎 舘 [ススム]
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.120-128, 2001-01-01
被引用文献数
55 or 0

経皮電流刺激により皮膚感覚を提示する触覚ディスプレイを提案する.過去の多くの皮膚感覚ディスプレイでは言語報告によって表される種々の感覚(圧覚, 振動覚, 手触り等)を表現するTop-downの設計法がとられてきたが, それらの感覚は各種感覚受容器の活動を組み合せた結果であるため, こうして設計されたディスプレイはある限られた感覚を提示するにとどまっていた.これに対して我々の方針は, 感覚神経をその種類別に刺激するというものである.種類別刺激が可能であれば, それらを組み合せることであらゆる感覚を生成することができるだろう.これらの刺激を, 視覚との類似性から「触原色」と呼ぶことにする.刺激手段として皮膚表面からの電気刺激を用いる.電気刺激自体の歴史は古いが上記のような原色作成の試みはなく, 多くが単なる特殊感覚のad-hocな生成に終わっている.本論文では受容器選択的刺激のための二つの方法を提案する.一つはアレー状電極を用い, 各電極の重み付け変化で刺激深度を変化させる手法である.もう一つはこれまでの経皮電気刺激が陰極電流を刺激として用いていたのに対し, 陽極電流を使うことで神経軸索の方向に選択的な刺激を行う手法である.
著者
南澤 孝太 深町 聡一郎 梶本 裕之 川上 直樹 舘 〓
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.15-23, 2008
被引用文献数
17 or 9

We propose a wearable haptic display to present the sensation of weight and inertial force of virtual objects, which is based on our novel insight that the deformation on fingerpads makes a reliable sensation of weight even when the proprioceptive sensations on wrist and arm are absent. The goal of this project is to meet the increasing demand for realistic haptic feedback with a simple haptic display that delivers realistic existence of virtual objects in entertainment, augmented reality or telexistence systems.
著者
岡崎 龍太 櫻木 怜 Vibol Yem 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.645-655, 2016 (Released:2017-02-01)

There are numerous proposals of tactile displays that aim to improve music listening experiences. However, these devices commonly have problems, such as the heavy weight and large size of the device due to numerous actuators, which lead to long setup time and user confinement to the system. To address these issues, we proposed to present vibration via user's collarbone. In this paper, we first investigated whether presenting vibration to the collarbone really contributes vibration transmission to wider areas of a user's body. Then, we performed a psychophysical experiment to evaluate subjective vibration effect with actual music listening experience. Results suggest that presenting vibration through the collarbone induces vibration transmission to wider area, and contributes user's subjective music listening experience.
著者
梶本 裕之
巻号頁・発行日
2004-05-13

報告番号: 乙16018 ; 学位授与年月日: 2004-05-13 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(情報理工学) ; 学位記番号: 第16018号 ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科システム情報学専攻
著者
中井 優理子 岡崎 龍太 蜂須拓 佐藤 未知 梶本 裕之
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.50-54, 2014-09-12

ぬいぐるみに人とのインタラクション機能を付与する従来の提案の多くは,ぬいぐるみに音声や手足および眼球の動き,呼吸や心拍に伴う動き等を付与するものであったが,不完全に実現されたインタラクションはかえってぬいぐるみに対する没入感を損なう危険があった.今回我々はぬいぐるみに生き物感を付与する最小限の構成として,目の表面の涙のゆらぎを表現する手法を提案する.涙のゆらぎは鏡面反射によって拡大して知覚されるため,微小な動きで人に知覚させることが出来,また感情表現を行える可能性がある.今回は水中の気泡と振動子を用いるだけの簡易な手法で目のゆらぎを実装し,その効果を検証した.
著者
野嶋 琢也 梶本 裕之
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.217-225, 2008
参考文献数
16
被引用文献数
2 or 0

The head up display (HUD) is becoming increasingly common in the aerospace field because it has many benefits such as enabling operations in poor visibility and improving flight safety. The HUD is a kind of augmented reality display that enables a pilot to observe the scene outside the cockpit while simultaneously viewing an artificial image of flight information. However, the HUD is too expensive and heavy for light airplanes. In this paper, we propose a new method to compose a simple HUD using Retro-reflective Projection Technology and a propeller. In this report, we also describe the developed system and preliminary experimental results.
著者
梶本 裕之
巻号頁・発行日
2004-05-13 (Released:2012-03-01)

報告番号: 乙16018 ; 学位授与年月日: 2004-05-13 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(情報理工学) ; 学位記番号: 第16018号 ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科システム情報学専攻
著者
梶本 裕之 川上 直樹 前田 太郎 舘 暲
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌D-II (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.120-128, 2001-01

経皮電流刺激により皮膚感覚を提示する触覚ディスプレイを提案する。過去の多くの皮膚感覚ディスプレイでは言語報告によって表される種々の感覚(圧覚、振動覚、手触り等)を表現するTop-downの設計法がとられてきたが、それらの感覚は各種感覚受容器の活動を組み合わせた結果であるため、こうして設計されたディスプレイはある限られた感覚を提示するにとどまっていた。これに対して我々の方針は、感覚神経をその種類別に刺激するというものである。種類別刺激が可能であれば、それらを組み合わせることであらゆる感覚を生成することができるだろう。これらの刺激を、視覚との類似性から「触原色」と呼ぶことにする。刺激手段として皮膚表面からの電気刺激を用いる。電気刺激自体の歴史は古いが上記のような原色作成の試みはなく、多くが単なる特殊感覚のad-hocな生成に終わっている。本論文では受容器選択的刺激のための二つの方法を提案する。一つはアレー状電極を用い、各電極の重み付け変化で刺激深度を変化させる手法である。もう一つはこれまでの経皮電気刺激が陰極電流を刺激として用いていたのに対し、陽極電流を使うことで神経軸索の方向に選択的な刺激を行う手法である。
著者
福嶋 政期 梶本 裕之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. [音楽情報科学]
巻号頁・発行日
vol.2008, no.50, pp.A7-A8, 2008-05-21

2008年4月5日から10日の6日間、ACMSIGCHIが主催する国際会議CHI2008(Conference on Human Factor in Computing Systems)が開催された。CHIはHuman-Computer Interactionに関する最高峰の国際会議である。今年は、ルネサンス発祥の地として名高いイタリアのフィレンツェで開催された。フィレンツェは、町の至る所に美術館、教会、石像等があり、また、屋根は赤褐色で統一されており、町全体が一つの美術館のようであった。会場は、「バッソ要塞」(図1)と呼ばれる五角形の大建築物であった。今年の参加登者数は約2300人であった。会議内容の統計は以下通りである。全採択数は582件(全投稿数1969,採択率29.56%)、論文発表は157件(投稿件数714件,採択率22%)、ショートトーク61件(投稿件数341件、採択率18%)であった。なお、全投稿件数はこれまでで最多であった。6日間のうち初めの2日間はプリカンファレンス(Workshops, Doctoral Consortium等)であり、残り4日間がテクニカルプログラムであった。会議初日にはIrene McAra-McWilliam氏によるOpening Plenary、また、最終日には、Bill Boxton氏によるClosing Plenaryが行われた。会議は、毎日朝にその日のセッションの発表者が30秒で自分の発表の広告を行うCHI Madnessというイベントが行われた。その後はPapers/Notes, Case studies、Panel等に加え、デモ展示、企業展示、ポスター発表なども平行して行われた。筆者にとって初めての国際学会であったこともあり、休み時間の間は常にプログラムと睨みあっていた。また、3日目の夜はMicrosoft, Google等のHospitality Events(図2)が行われた。イベント会場内は多くの人で溢れかえっていた。個人的な話で恐縮であるが著者はMicrosoftのイベントでの抽選でZune(80GB)を頂いてしまった。今年は、ベストペーパー7件、ベストノート3件が選ばれた(プログラムの24ページに記載されている。http://www.chi2008.org/program.html) 。