著者
加茂 憲一 金子 聰 吉村 公雄
出版者
厚生統計協会
雑誌
厚生の指標 (ISSN:04526104)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.21-26, 2005-06
著者
加茂 憲一
出版者
札幌医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では,がん罹患・死亡データから特に全国規模のデータに着目し,それを解析するための手法の開発を行った.ロジスティック回帰モデルとモデル選択規準量を用いて,全国罹患数推計に関して,登録の完全性を補正する方法を構築し, 現在の報告値が20〜30%ほどの過小評価である可能性を指摘した.また,生命表の考え方を用いて,がん罹患・死亡生涯リスク確率を推定し,男性の2人に1人が,女性の3人に1人ががんに罹患するという結果を得た.
著者
加茂 憲一 福井 敬祐 坂本 亘 伊藤 ゆり
出版者
日本計量生物学会
雑誌
計量生物学 (ISSN:09184430)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.93-115, 2021 (Released:2021-05-11)
参考文献数
52

In this paper, we implement a micro-simulation (MS) model for colorectal cancer and report the process of the MS model applying to Japanese data. As an advantage of MS, it is possible to evaluate the effects of interventional cancer control program based on various scenario setting. Although there are many advanced MS projects in policy making in other countries, they are still on the way of developing in Japan. Then, we have tried to construct a colorectal cancer MS model in Japan. The purpose of this paper is to describe the process of colorectal cancer MS in Japan as a useful manual for future reference, and to introduce an on-going research project and future possibility of research extensions.
著者
吉本 敦 庄司 功 尾張 敏章 加茂 憲一 二宮 嘉行 木島 真志 庄司 功 加茂 憲一 尾張 敏章 柳原 宏和 二宮 嘉行 佐々木 ノピア 木島 真志
出版者
統計数理研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

1992年の生物多様性条約採択以降、生態系保全政策のグローバルな影響への関心が高まっている。このような保全政策はある地域の政策が他の地域の生産活動に及ぼす影響を考慮しながら、地域レベルの生態系サービス(多次元的な財)の生産調整を行う必要がある。その結果、地域的あるいは国際的に効果的・効率的かつ実行可能な保全政策を展開することが可能となる。本研究では、トルコ、韓国、日本を中心に、森林資源から供与される多次元的な財の中で、特に生息地供与機能、侵略的外来種防止機能、美的景観供与機能を特定するモデルを開発し、森林資源・生態系管理に対する時空間最適化モデルの構築により、それら機能を定量的に明らかにした。