著者
池上 博司 藤澤 智巳 楽木 宏実 熊原 雄一 荻原 俊男
出版者
日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.365-368, 1997-05-25
参考文献数
8
被引用文献数
3
著者
森 靖博 笠井 唯克 岩島 広明 藤本 雅子 江原 雄一 桑島 広太郎 水谷 豪 池田 昌弘 毛利 謙三 安田 順一 田邊 俊一郎 広瀬 尚志 住友 伸一郎 玄 景華 高井 良招 兼松 宣武
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.7-10, 2006-06-25

平成13年10月1日より平成16年12月31日までの3年3ヶ月間の朝日大学歯学部附属病院での歯科救急外来における患者受診状況について報告する.1.調査期間中の受診患者総数は4,729人であり,一日あたり平均3.98人であった.2.受診患者数は年々わずかながら増加傾向を認めた.3.性差別受診患者数は男性がやや多かった.4.時間帯別受診患者数では,平日は21時台,土曜日は13時台,日曜および祝日は9時台がそれぞれ最も多かった.また各日0時以降の受診患者数は減少する傾向を認めた.5.年代別受診患者数は20歳代が最も多く,次いで30歳代,10歳未満の順に多く,比較的に若い年代の受診が多かった.6.曜日別受診患者数では日曜日が最も多く,次いで土曜日が多く,土,日曜日に集中する傾向がみられた.7.疾患別の受診患者数では,歯周組織疾患が最も多かった.
著者
毛利 謙三 桑島 広太郎 森 靖博 江原 雄一 田中 四郎 笠井 唯克 兼松 宣武
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.233-240, 2004-11-20
被引用文献数
8

1991年4月から2004年3月までに朝日大学歯学部口腔病態医療学講座口腔外科学分野(歯科外科学)を受診し,顎矯正手術を施行した148症例について分析し,下記の所見を得た.1.男女比は1:1.77で女性が多かった.2.基本術式として下顎枝矢状骨切り術(SSRO)と下顎枝垂直骨切り術(IVRO)が行われていた.3. 1999年からは,SSROよりもIVROが選択される割合のほうが多くなっていた.4. IVRO施行後に吸収糸を用いて近位骨片と遠位骨片とを結紮固定する方法は,術後の近位骨片の顎関節前方脱臼の予防にきわめて有用であった.5.ミニプレート固定を行ったSSRO単独手術症例の平均手術時間は,4時間43分で,平均出血量は375.8mlであった.6. IVRO単独手術症例の平均手術時間は,平均3時間38分で,平均出血量は181.3mlであった.7.超音波骨メス(SONOPET^<[○!R]>)を用いて,Le Fort I型骨切り術を行った結果,安全に手術を行うことができた.
著者
田原 雄一郎 Monroy Carlota Rodas Antonieta MEJIA Mildred PICHILLA Reginaldo MAURICIO Heberto PEREZ Miguel
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.331-336, 1998
被引用文献数
1 1

1995年緒方及びSamayoaはグアテマラのカリブ海に面した港町, Puerto Barrios及びSanto Tomas de Castillaでヒトスジシマカの生息を確認した。2年間経過後の1997年, 雨季と乾季に再び同じ地域で本種の分布拡大を調査した。今回, 同市内で調査地域を拡大したにもかかわらず, 生息は1995年と同じ地域からのみ確認できた。グアテマラ市へ至る国道沿線, グアテマラとメキシコ, ホンジュラス, エルサルバドルの国境地域, 太平洋岸の港町などでも調査したが新規な発見はなかった。本種は同一地域にあっては都市部の比較的小さな水域, 例えば, 古タイヤ, 空き缶に発生した。雨季には古タイヤと捨てられた空き缶, プラスチックに溜まった水たまりに多く見られた。ヒトスジシマカとネッタイシマカの採集比率を比較したところ, 乾季は後者が, 雨季は前者が多かった。
著者
田原 雄一郎
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.247-251, 1975
被引用文献数
1 1

岐阜県大垣市中心部を流れる水門川水系のユスリカ調査ならびにその薬剤防除に関する一連の実験を行なった。水門川水系は水質汚濁防止法が施行される以前は, 高度に汚染され, ユスリカ幼虫の生息をゆるさなかったが, 同法が1971年施行されるに伴い, 沿線工場の排水が浄化され, 水質も急激に改善され, 1973年よりユスリカ幼虫の発生を見るに至った。同河川のユスリカ幼虫の生息密度は20(cm)^2×2cm(土壌の深さ)当り高い地点で126&acd;186匹に達した。ユスリカ幼虫に対するtemephos水和剤の効果は遅効的であるが確実であった。0.8ppm, 60分間薬液浸漬で, 48時間後死虫率は74%であったが, 生存個体の全部は苦悶状態を呈した。水門川新大橋上からtemephos水和剤を1ppm, 60分間継続投入した場合, 9日後には散布地点から50mおよび1,500m下流の地点でユスリカ幼虫は全く発見できなかった。temephos水和剤のドジョウに対する毒性は極めて軽微であり, ユスリカ防除に使用する濃度では全く影響ないことを知った。なお, 本論文投稿直後, 井上・三原(1975)はモデル水路を利用した実験で, セスジユスリカ終令幼虫に対して, temephosが最も有効であり, 1ppm 10分間投入で, 羽化阻止効果が認められたと報告した。そして, 実際の河川では, さらに投入時間を延長する必要をうたっているが, 今回の一連の試験結果は井上・三原の推論を支持するものである。本実験の実施にあたり大垣市環境部衛生課, 環境課ならびに畜産課の各位, 同市かめや薬品橋本紀男氏および三共(株)名古屋支店大橋武定, 日比野弘和の両氏には多大のご援助をいただいた。又, 有益な助言と校閲を賜わった鹿児島大学医学部, 佐藤淳夫教授, 三共(株)池田安之助博士に深謝する。