著者
鈴木 優喜子 原田 祐輔 下田 信明 望月 秀樹
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.251-255, 2020 (Released:2020-04-20)
参考文献数
23

〔目的〕視空間認知障害に対する介入研究の介入デザイン,対象疾患,介入方法と効果,評価指標について分析することを目的とした.〔方法〕国内文献データベースを用いて検索した.〔結果〕適格基準を満たした文献は14編であった.準ランダム化比較試験(RCT)が1編,非RCTが2編,前後比較研究が11編であった.対象疾患は脳卒中が14編であった.介入方法は9種類あり,それらのうち8種類の介入で視空間認知障害に有意な改善を示した.〔結語〕視空間認知障害に対するRCTによる研究や脳卒中の半側空間無視以外を対象とした視空間認知障害についての研究が不足していることが示された.
著者
紅林 佑介 原田 祐輔 井上 善久
出版者
日本保健福祉学会
雑誌
日本保健福祉学会誌 (ISSN:13408194)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.1-8, 2016-03-20 (Released:2017-09-25)
参考文献数
20

目的:精神科看護師の職業性ストレスと看護実践能力との関連性を明らかにし、精神科看護師の看護実践能力の向上を促進する支援策について考察することとした。方法:精神科病院に勤務する看護職者56 名を対象に、属性項目の調査、職業性ストレス簡易調査票を用いた職業性ストレスの調査、看護問題対応行動自己評価尺度(OPSN)を用いた看護実践能力の調査を行った。結果:平均年齢は44.6±12.2歳、精神科経験年数は13.7±7.3年であった。OPSNの5つの下位尺度全ての平均点は18 点以上だった。重回帰分析を行ったところ、OPSN に関連した変数は「仕事や生活の満足感」と「抑うつ感」および「心理的な仕事の負担(質)」であった。考察:経験の豊富な精神科看護師の看護実践能力の向上は、経験年数ではなく、仕事や生活に満足感を抱き、些細な場面でも援助内容を内省することと関連すると考えられた。精神科看護師の看護実践能力を向上させるためには、仕事への満足感を感じやすくし、援助の内省という苦痛の伴う作業へのサポートを通じて抑うつを軽減すること、治療的かかわりをする上で重要なサインを優先して教育するなどの支援策が必要であると考えられる。
著者
原田 祐輔 長谷川 利夫
出版者
日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.324-336, 2014-08-15

要旨:仕事のストレス要因とストレス反応の関連性を明らかにすることはストレス対処に寄与すると言われているが,作業療法分野において,働く領域ごとにストレス要因やストレス反応を比較した研究は見られない.本研究では,訪問リハビリテーションに従事する作業療法士(以下,訪問OTR)・病院に勤務する作業療法士(以下,病院OTR)を対象とした仕事のストレス要因,ストレス反応に関する実態調査を行った.結果として,訪問OTRは,病院OTRと比較するとストレスは低く,メンタルヘルスは良好であるということが示唆された.また,両群共にストレス反応に最も影響するストレス要因として「やりがい・適性」が抽出された.