1 0 0 0 松下村塾

著者
古川薫 [著]
出版者
講談社
巻号頁・発行日
2014
著者
古川 薫 吉崎 修
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子論文集 (ISSN:03862186)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.291-298, 1978-05-25 (Released:2010-02-26)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

ε-カプロラクタムの単純な加圧重合によるナイロン6の連続製造法において, 初期組成と重合条件による反応生成物の特性との定量的相関を見いだすため本研究を行った. 粘度安定剤としては酢酸又はブチルアミン, あるいはこれらの両者を0.05モル比以下で用い, 水分量0.3モル比以下とともに密閉容器中でラクタムを重合した. 十分平衡に達した生成物の物性を分析した. 粘度安定剤とポリマー末端基との間に等反応性を仮定して主反応の平衡定数を求めた. この定数は上の組成の範囲では組成による変化はほとんど見られなかった. 平衡での直鎖状分子数ST, 数平均重合度P, および残存ラクタム量xが平衡定数と初期組成を用いて理論的に導かれた. 得られた理論値は実測値によく一致し, 粘度安定剤と分子末端基の等反応性を仮定した平衡反応の取扱いが妥当であることが示された.
著者
長弘 千恵 小笹 美子 仲野 宏子 橋本 文子 森脇 智秋 古川 薫 外間 知香子
出版者
徳島文理大学
雑誌
徳島文理大学研究紀要 (ISSN:02869829)
巻号頁・発行日
vol.95, pp.63-70, 2018

<p>子ども虐待の相談件数は2016 年度12 万件と年々増加し<b>,</b>虐待による死亡数も改善しない状況である。行政保健師は<b>,</b>地域内の全妊婦に関わり妊娠届時から長期的視野に立って早期発見・早期対応することが可能な職種である。妊娠届出と母子健康手帳の交付は子育て支援のスタートであり<b>,</b>これらに携わる保健師の支援について今までの研究で明らかになった活動内容を活用して支援の方向性を検討することを目的で文献検討を行った。方法は<b>,</b>保健師が行った妊婦に対する子ども虐待予防や早期対応に関わる子育て支援についてデータベースを用いて検索し<b>,</b>妊娠届出からの支援活動に関する21 文献を検討した。結果は<b>,</b>妊娠届出の時点で要支援家庭であるか否かのふるい分けが可能であり<b>,</b>妊婦の背景を踏まえた早期対応で虐待予防が可能であることが示唆された。今後の課題として<b>,</b>妊娠届出時の情報内容と情報活用法と多機関多職種との細かな連携の必要が示唆された。</p>
著者
古川薫著
出版者
創元社
巻号頁・発行日
1974
著者
原田 路可 古川 薫 笹井 知子 鈴記 洋子
出版者
日本新生児看護学会
雑誌
日本新生児看護学会誌 (ISSN:13439111)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.34-40, 2004-02

本研究の目的は,在胎28週末満で出生した超早産児の体位とストレス反応の関連について探索することである.保育器内のマットレス上にシーツを平面に敷き児を寝かせた状態(平面位)とシーツの周囲のローリングと抱き込み枕により,児の周囲を囲み正中位指向の軽度屈曲姿勢とした状態(ポジショニング)を,超早産児6事例に対し各事例1回ずつ行った.2分毎20分間,Alsの早産児行動評価より自律神経系,運動系,状態系の各項目のストレス微候を観察した.観察により得られたストレス徴候の出現に関してwilcoxonの符号つき順位和検定を用いて平面位とポジショニング間で比較検討を行った.自律神経系,運動系,状態系の各項目において,平面位にあったストレス徴候がポジショニングにより減少し有意差が認められた.これらにより,超早産児のストレスを緩和するためのケアとしてポジショニングは効果があると示唆された.We studied the relationship between positioning and stress signs in extremely premature neonates. Six subjects were first laid down on a flat mattress (no positioning) and then in fured position (positioning). In positioning, their bodies were surrounded by sheets and a pillow and were placed in fixed midline position. During each period, the neonates were observed for 20 min with a 2-min interval, and the occurrence of stress signs in autonomic, motor, and state organizational systems, as listed in Assessment of Preterm Infant's Behavior (Als, 1982), was counted. The numbers of stress signs found during two different positions were compared using the Wilcoxon paired rank sum test. The numbers of stress signs observed in fured position were significantly smaller than those observed in flat position in all three systems. These results indicated that positioning was useful for relieving stress in extremely premature neonates.