著者
中條 雅彦 牛 凱軍 門間 陽樹 小林 順敏 関 磊 佐藤 美加 郭 輝 大友 篤 崔 宇飛 只浦 寛子 斎藤 辰典 永富 良一
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.383-389, 2014-08-01 (Released:2014-07-26)
参考文献数
40

Coffee administration has been shown to increase maximum voluntary contraction and muscular endurance. However, no study has addressed the association between daily consumption of coffee with muscular function. This cross sectional study aimed to investigate the association between frequency of coffee consumption (CC) in daily life and muscle strength among a population of working adult men. This cross sectional study included men (n = 516, mean age: 47.1) who participated in an annual health examination conducted in Sendai. The monthly frequency of coffee consumed was reported by a brief-type self-administered dietary history questionnaire. Leg extension power (LEP) was measured as an index of muscle strength. Subjects were divided into tertile levels according to CC. Analysis of covariance was used to examine the relation between the tertile levels of CC and LEP. After adjustment for potential confounders (including all lifestyle factors), the adjusted means (95% confidence interval) of LEP across the tertiles of CC were 17.4 (16.6 - 18.1) for the lowest tertile, 17.9 (17.4 - 18.5) for the mid tertile, and 18.9 (18.3 - 19.5) for the highest tertile (p for trend = 0.007). Higher frequency of monthly coffee consumption was associated with higher muscle strength.
著者
手塚 浩子 中島 ちあき 只浦 寛子
出版者
一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
雑誌
日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 (ISSN:1884233X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.1-9, 2020 (Released:2020-06-30)
参考文献数
22

10%ポビドンヨード(以下PVP-1)による接触皮膚炎(contact dermatitis 以下CD)は多く研究されてきたが、どのような患者に多く発生しているかを調査した研究は少ない。診療記録からPVP-1 によるCD が発生しやすい患者の特徴が分かれば、簡易スクリーニングに貢献できる可能性がある。本研究はPVP-1 によるCD の発生群と未発生群を比較し、患者側のリスクファクターを調査することを目的とした。地域医療支援病院1 施設において約2 年間に手術を受けた6,583 名のなかで腹部のCD 発生が多いことに着目し、PVP-1 を使用して腹部を消毒した患者355 名を本研究の対象とした。39 名(11%)にPVP-1 によるCD を認めた。CD 発生ありなし群の影響をみるため、4 つの説明変数にて分析を行った結果、アルコールによる発赤の既往あり(オッズ比5.94[95%信頼区間1.52-23.09], p < 0.05)と若年齢(オッズ比0.97[95%信頼区間0.95-0.99], p < 0.05)に関連していた。手術前の問診からリスクファクターがある患者に対して十分な予防対策をするとともに、PVP-1 を使用せざるをえない場合にはCD 発生のリスクを十分に説明し、患者に同意を得る必要があり、使用後についても十分観察し注意すべきである。
著者
手塚 浩子 中島 ちあき 只浦 寛子
出版者
一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
雑誌
日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 (ISSN:1884233X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.1-9, 2020

10%ポビドンヨード(以下PVP-1)による接触皮膚炎(contact dermatitis 以下CD)は多く研究されてきたが、どのような患者に多く発生しているかを調査した研究は少ない。診療記録からPVP-1 によるCD が発生しやすい患者の特徴が分かれば、簡易スクリーニングに貢献できる可能性がある。本研究はPVP-1 によるCD の発生群と未発生群を比較し、患者側のリスクファクターを調査することを目的とした。地域医療支援病院1 施設において約2 年間に手術を受けた6,583 名のなかで腹部のCD 発生が多いことに着目し、PVP-1 を使用して腹部を消毒した患者355 名を本研究の対象とした。39 名(11%)にPVP-1 によるCD を認めた。CD 発生ありなし群の影響をみるため、4 つの説明変数にて分析を行った結果、アルコールによる発赤の既往あり(オッズ比5.94[95%信頼区間1.52-23.09], p < 0.05)と若年齢(オッズ比0.97[95%信頼区間0.95-0.99], p < 0.05)に関連していた。手術前の問診からリスクファクターがある患者に対して十分な予防対策をするとともに、PVP-1 を使用せざるをえない場合にはCD 発生のリスクを十分に説明し、患者に同意を得る必要があり、使用後についても十分観察し注意すべきである。