著者
中島 勝住 中西 宏次 四方 利明 尾崎 公子 李 月順 ウスビ サコ
出版者
京都精華大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

市町村合併に伴い各地で進行している学校統廃合は、特に過疎傾向にある地域社会にとっては、さらなる過疎を進めることになる。一例を挙げればそれは、その地域に雇用が存在したとしても、児童を持つ家族世帯の流入・定着を阻害する要因になるからである。また、小規模、少人数ながら、あるいはそうであるが故に可能であった、その地域に根ざした特色ある教育が失われることを意味する。学校と持続可能な地域の関係を再考すべきときであろう。